上司が新人社員に「1回教えたよね?」が話題 「気持ちも分かる」「それはダメだよ」 By - grape編集部 公開:2024-10-28 更新:2024-10-28 上司会社会社員教育時事 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 新しく入社した社員が必要なスキルを学び、スムースに業務をこなせるようにするための『新人教育』。 新人社員は、職場の業務に慣れて、組織の一員として、仕事に取り組むことが求められます。 一方で、新人を教育する上司は、知恵を伝授するだけではなく、新人がしっかりと成長できるようにサポートし、意欲を向上させる必要があるでしょう。 教育を担当する上司が、新人社員にいった言葉とは? 2024年10月、Xに投稿されたエピソードが議論を呼びました。 投稿者がつづったのは、上司が新人社員を教育していた時のこと。上司は新人社員に対して、こんな言葉を発したといいます。 「1回、教えたよね?」 ※写真はイメージ 新人社員は、手順通りに業務をこなせなかったのか、上司が「以前にも同じことを教えたよね?」といういい方で指導していたそうです。 その様子を見ていた投稿者は、上司のいい方に嫌悪感を覚え、「1回ですべてを覚えられるわけがない」「こういう人は、他人の指導に向いていない『新人潰し』だ」と思ったとか。 新人社員を教育する時、どういういい回しがいい? 新人社員の教育において、言葉の選び方は非常に重要です。 新人社員のモチベーションが下がらないように、適切な言葉で指導することで、積極的に学ぶ姿勢を引き出すことができるでしょう。 今回のエピソードを受けて、ネット上ではさまざまな意見が上がっています。 【上司の発言に肯定的な意見】 ・いわれたことを返事だけして、また1からやり方を聞いてきたり、教えたことを1つも覚えていなかったりすると、「1回、教えたよね?」といいたくなる。覚えようという気持ちが感じられるかどうかだな。 ・最近は、1回どころか5回いっても分からない人がいる。そういう人に、何回も同じことを説明するのは、精神的にキツイものがある。 ・覚えようという努力を感じない人もいるよね。そういう人には、こちらからはっきりと不快感を示して、プレッシャーをかけないと、いつまでも変わらないと思う。 【上司の発言に否定的な意見】 ・教育も仕事なので、覚えが悪いからといって、そのいい方はダメだよ。教育は共を育むことなので、教える側にも気付きなどがある。何度か教えても分からないなら、教え方を変えて、向き合うことが大切。 ・私が新人に指導する時には、「分からないことは都度質問しろ」というけどな。大切なのは、新人がしっかりと仕事を覚えることで、それは職場の戦力アップ、ひいては自分が仕事をしやすくなる環境に繋がる。 ・新人にわざわざいうことではないよね。そもそもその発言に生産性はない。私なら前回の説明と角度を変えて、もう一度教える。腑に落ちて響く説明って、人によっていろいろあるからね。 入社したばかりの人は、多くの新しい情報を短期間で学ぶ必要があります。覚えることが多すぎて、頭の中で整理しきれず、忘れてしまうことは珍しくありません。 そのような状況で、「1回教えたよね?」といういわれ方をすると、不快に思う人もいるでしょう。 しかし、新人社員には、決められた期間で、仕事を覚えてもらわないといけないため、焦りを感じながら教育している上司が多いのも、また事実です。 とはいえ、新人社員にプレッシャーをかけるいい方は、新人社員の焦りを悪化させる可能性があるため、いい方を変えるのがいいかもしれません。 例えば、「ここ、少し難しかったかな?もう一度確認しておこうね」といういい方なら、相手に安心感を与えつつ、再確認を促すことができるでしょう。また、メモを取るなどの具体的な対策を提案するのも手といえます。 ※写真はイメージ 先述したように、新人教育の目的は、新人社員が業務に必要なスキルを身に付け、組織の一員として、問題なく業務を進められる人材に育てること。 早く仕事を覚えてもらうための教育と、配慮したいい回しのバランスは難しいですが、新人社員が安心して働ける雰囲気を作ることが大切でしょう。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 Share Post LINE はてな コメント
新しく入社した社員が必要なスキルを学び、スムースに業務をこなせるようにするための『新人教育』。
新人社員は、職場の業務に慣れて、組織の一員として、仕事に取り組むことが求められます。
一方で、新人を教育する上司は、知恵を伝授するだけではなく、新人がしっかりと成長できるようにサポートし、意欲を向上させる必要があるでしょう。
教育を担当する上司が、新人社員にいった言葉とは?
2024年10月、Xに投稿されたエピソードが議論を呼びました。
投稿者がつづったのは、上司が新人社員を教育していた時のこと。上司は新人社員に対して、こんな言葉を発したといいます。
「1回、教えたよね?」
※写真はイメージ
新人社員は、手順通りに業務をこなせなかったのか、上司が「以前にも同じことを教えたよね?」といういい方で指導していたそうです。
その様子を見ていた投稿者は、上司のいい方に嫌悪感を覚え、「1回ですべてを覚えられるわけがない」「こういう人は、他人の指導に向いていない『新人潰し』だ」と思ったとか。
新人社員を教育する時、どういういい回しがいい?
新人社員の教育において、言葉の選び方は非常に重要です。
新人社員のモチベーションが下がらないように、適切な言葉で指導することで、積極的に学ぶ姿勢を引き出すことができるでしょう。
今回のエピソードを受けて、ネット上ではさまざまな意見が上がっています。
【上司の発言に肯定的な意見】
・いわれたことを返事だけして、また1からやり方を聞いてきたり、教えたことを1つも覚えていなかったりすると、「1回、教えたよね?」といいたくなる。覚えようという気持ちが感じられるかどうかだな。
・最近は、1回どころか5回いっても分からない人がいる。そういう人に、何回も同じことを説明するのは、精神的にキツイものがある。
・覚えようという努力を感じない人もいるよね。そういう人には、こちらからはっきりと不快感を示して、プレッシャーをかけないと、いつまでも変わらないと思う。
【上司の発言に否定的な意見】
・教育も仕事なので、覚えが悪いからといって、そのいい方はダメだよ。教育は共を育むことなので、教える側にも気付きなどがある。何度か教えても分からないなら、教え方を変えて、向き合うことが大切。
・私が新人に指導する時には、「分からないことは都度質問しろ」というけどな。大切なのは、新人がしっかりと仕事を覚えることで、それは職場の戦力アップ、ひいては自分が仕事をしやすくなる環境に繋がる。
・新人にわざわざいうことではないよね。そもそもその発言に生産性はない。私なら前回の説明と角度を変えて、もう一度教える。腑に落ちて響く説明って、人によっていろいろあるからね。
入社したばかりの人は、多くの新しい情報を短期間で学ぶ必要があります。覚えることが多すぎて、頭の中で整理しきれず、忘れてしまうことは珍しくありません。
そのような状況で、「1回教えたよね?」といういわれ方をすると、不快に思う人もいるでしょう。
しかし、新人社員には、決められた期間で、仕事を覚えてもらわないといけないため、焦りを感じながら教育している上司が多いのも、また事実です。
とはいえ、新人社員にプレッシャーをかけるいい方は、新人社員の焦りを悪化させる可能性があるため、いい方を変えるのがいいかもしれません。
例えば、「ここ、少し難しかったかな?もう一度確認しておこうね」といういい方なら、相手に安心感を与えつつ、再確認を促すことができるでしょう。また、メモを取るなどの具体的な対策を提案するのも手といえます。
※写真はイメージ
先述したように、新人教育の目的は、新人社員が業務に必要なスキルを身に付け、組織の一員として、問題なく業務を進められる人材に育てること。
早く仕事を覚えてもらうための教育と、配慮したいい回しのバランスは難しいですが、新人社員が安心して働ける雰囲気を作ることが大切でしょう。
[文・構成/grape編集部]