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大杉漣さんの『愛され人生』に「泣ける」の声 苦労をかけた妻への言葉は

By - grape編集部  公開:  更新:

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俳優として活躍した大杉漣さん(享年66)。

66歳の若さで亡くなられるまで数多くの作品に出演し、『名バイプレイヤー』 として多くの人に愛されました。

そんな大杉漣さんの活躍や人柄、亡くなった時に分かった『愛され人生』など、さまざまな情報をご紹介します。

大杉漣ってどんな人?

大杉漣 プロフィール

生年月日:1951年9月27日

出身地:徳島県小松島市

血液型:B型

身長:178cm

大杉漣さんは1973年に、ある雑誌に掲載されていた演出家の太田省吾さんの記事を読んだことがきっかけで、俳優を目指すようになります。

その記事に書かれた太田省吾さんの言葉一つひとつに心を打たれた大杉漣さんは、太田省吾さん率いる劇団『転形劇場』の劇団員募集の広告に応募。大学を中退し、『転形劇場』の研修生となりました。

同年には、劇作家の別役実(べつやくみのる)さんによる作品『門』で、舞台デビュー。翌年には、正式に『転形劇場』のメンバーの一員となり、本格的に舞台俳優としての道を歩き始めます。

1980年には、なんとピンク映画『緊縛いけにえ』で映画デビュー。その演技力が高く評価され、『転形劇場』が解散する1988年まで、数多くのピンク映画に出演し活躍しました。

劇団解散後はVシネマを中心に出演し、生計を立てていたといいます。

40代に突入した大杉漣さんは、自分をステップアップさせるため、1993年に北野武さんの映画『ソナチネ』のオーディションを受けると、見事合格。

同作品でヤクザ役を演じると、その確かな演技力がより多くの人に評価され、一躍注目を集めます。

それ以降、北野武さんの作品だけではなく、映画監督の三池崇史さんや崔洋一(さいよういち)さんなど、多くの映画監督からのオファーも増え、ドラマへの出演も徐々に増加。

大杉漣さんは映画やドラマには欠かせない『名バイプレイヤー』として知られるようになっていきました。

大杉漣さん 1999年

ピーク時にはなんと、年間20本以上もの作品に出演。サラリーマンやヤクザ、ホームレスなど、幅広い役柄を演じ、『300の顔を持つ男』と呼ばれることも。

2017年には、バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)内のコーナー『グルメチキンレース・ゴチになります!』で、地上波バラエティ番組で初めてレギュラーを務め、番組を大いに盛り上げました。

そんな大杉漣さんですが、2018年2月21日に急性心不全により、多くの人に見守られながら生涯の幕を下ろしました。

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大杉漣さんの訃報に日本中が唖然 その後に分かった『愛され人生』とは

2018年2月20日、ドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(テレビ東京系)の撮影に参加していた大杉漣さん。

撮影終了後、共演していた俳優の松重豊さんや光石研さん、田口トモロヲさんと共に食事をした後、ホテルの自室に戻ります。

日付が変わったころ、ドラマの共演者たちが参加していたグループLINEに、大杉漣さんから腹痛を訴えるメッセージが。異変に気付き、松重豊さんやスタッフが大杉漣さんをタクシーに乗せ、病院へと連れていきました。

しかし、病院に運ばれた時には、大杉漣さんはすでに重体。治療が続けられましたが、容体はどんどん悪化し、同月21日、大杉漣さんは家族や共演者らに看取られながら、帰らぬ人となったのです。

あまりにも突然の死に、かつて大杉漣さんと共演した人たちからは、悲しみの声が相次ぎました。

2018年2月24日に放送された情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ系)では、北野武さんは涙をぬぐいながら、大杉漣さんの急死の報せを聞いた時のことを語っています。

ちょっと、木曜日だったかな、マネージャーが「大杉漣さんがお亡くなりになりました」って、俺にいうのよ。

「お亡くなりになりました」は分かるのよ。死んだっていうことだよね、って。「誰が?」って。「いや、大杉漣さんです」っていうから。

俺、大杉漣さんはこれほど知ってるのに、真っ白で、分かんないのよ。「誰それ、大杉漣って」っていってるわけ。

新・情報7daysニュースキャスター ーより引用

あまりにも突然すぎる死に、北野武さんはパニックになり、最初はその事実を受け入れることができなかったそう。

「相棒がいなくなったような寂しさがある」と述べ、良き相棒として、大杉漣さんのことを心から信頼していたことが伝わってきます。

2018年3月15日に放送された『ぐるぐるナインティナイン』内のコーナー『グルメチキンレース・ゴチになります!』では、大杉漣さんがレギュラーメンバーやスタッフから愛され、慕われていたことが分かるシーンがありました。

司会の羽鳥慎一アナウンサーが、コーナーの冒頭、こう切り出します。

今回は漣さんがいらっしゃいません。

ただ、漣さんもね、「元気にやってくれ」と思っていると思いますので、楽しくやりましょう!

ぐるぐるナインティナイン ーより引用

その言葉に、さびしそうな表情でうなずくレギュラーメンバーの腕には、『黄色い腕章』が。

普段の放送では、それぞれが自分のイメージカラーの腕章をつけていたのですが、この日は大杉漣さんのイメージカラーだった黄色の腕章を着用していたのです。

ほかにも、スタジオのセットには黄色い花、渡辺直美さんの髪型には黄色いエクステが使われているなど、共演者やスタッフが大杉漣さんのことを心から慕っていたことが分かります。

大杉漣 多くの人から愛されたその人柄とは?

大杉漣さんは生前、その優しい人柄から、多くの人に愛されていました。

大杉漣さん 2002年

出演予定だった2018年3月2日放送の紀行番組『アナザースカイ』(日本テレビ系)で、大杉漣さんの優しい人柄がうかがえる場面が。

大杉漣さんは、番組内で放送されたVTRの中で、長年連れ添った妻についてこのように語ります。

いまこうやってどうにかなっているんでしょうけど、うちの家人も「こうして、あぁして」っていう人じゃないんで、大変だったと思うんですよ。

僕の子供まで2人も産んでくださったりして。

経済的なことを考えても僕はギャンブルとかよくやってましたし。すみません。

アナザースカイ ーより引用

「僕の子供まで2人も産んでくださったりして」という言葉に、大杉漣さんの人柄が表れていますね。また、どんな時も自分の味方をしてくれた妻を心から愛し、感謝していたことが伝わってきます。

番組の視聴者からは「泣ける」「大杉漣さんて、本当に素敵な人だったんだなぁ」との声が寄せられていました。

『名バイプレイヤー』としての活躍はもちろん、その人柄でも愛された大杉漣さん。その姿は、これからも多くの人の心に残り続けることでしょう。

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[文・構成/grape編集部]

出典
アナザースカイ大杉隼平photographer新・情報7daysニュースキャスターぐるぐるナインティナイン

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