病気の父の手をとり、笑顔で踊る花嫁 父と娘の最後のダンスに涙があふれる
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欧米の結婚式でよく見られる『花嫁と父親のダンス』は、とても微笑ましいものです。
ある結婚式で披露された親子のダンスが、多くの人の涙を誘っています。
2018年12月29日、アメリカに住むメアリーさんとジェームズさんは結婚式を挙げました。プロのダンス・インストラクターをしているメアリーさんは、披露宴で父親のジムさんとダンスを踊ることにします。
海外メディア『FOX NEWS』によると、ジムさんは2017年に脳腫瘍の一種である膠芽腫(こうがしゅ)と診断され、闘病生活を続けていました。結婚式が行われた時期は、ホスピスで療養中だったということです。
式の当日、ジムさんは車いすに乗って出席。そしてメアリーさんは最愛の父親の手をとって、ダンスフロアに立ったのです。
笑顔で踊る娘を見つめながら何度も手で涙をぬぐうジムさん。周りで見守るゲストたちもみんな、涙を流しています。
当日の写真撮影をしていたフォトグラファー『Blue Room Photography』がFacebookに投稿したこのビデオは65万回近く視聴され、数々のメディアでも紹介されました。またコメントもたくさん寄せられています。
・なんて美しいの!大泣きしちゃったわ。彼が娘を見つめる目にたくさんの愛があふれてる。
・いままで見た父と娘のダンスの中で一番素敵。
・大失敗した。このビデオを職場で見てしまって、みんなに僕が涙もろいってことを知られてしまった。素晴らしいよ。
メアリーさんが『FOX NEWS』に語ったところによると、式の当日にジムさんはとても気分がよく、力がみなぎるような感じだったのだそう。そこで彼女は父親と一緒にダンスをすることに決めたといいます。
メアリーさんが幼いころから2人はいつも一緒に踊っていたのだとか。それだけに当日のダンスは彼女にとって「とても自然で簡単だった」ということです。
そんな父と娘だからこそ、練習をしていなくてもあんなに息ピッタリのダンスができたのですね。
『Blue Room Photography』のFacebookによると、ジムさんは2019年1月10日に天国へと旅立ったということです。
結婚式というのは新郎新婦はもちろん、家族にとっても特別なイベントです。メアリーさんの結婚式で彼女と一緒に踊ったことは、ジムさんにとってこの上ない幸せだったのではないでしょうか。
そしてメアリーさんの心にはこれからもずっと、お父さんとダンスをした素敵な思い出が残ることでしょう。
家族への愛と優しさにあふれたメアリーさんの結婚生活が、末永く幸せなものとなりますように祈ります。
[文・構成/grape編集部]