『ピエール瀧薬物事件』に触れた伊集院光 その内容にネットから「素晴らしい」の声
公開: 更新:
快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。
ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。
- 出典
- 伊集院光とらじおと
grape [グレイプ] entertainment
2019年3月12日、テクノバンド『電気グルーヴ』のメンバーであり、タレントとしても活躍していたピエール瀧容疑者が、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。
コカインは少量でも人体に危険な薬物とされ、一度摂取してしまうと激しい中毒症状に襲われるといいます。
ひと時の多幸感を得る代償は幻覚や妄想、そして地獄のような禁断症状…コカインの恐ろしさは、世界各国で問題視されています。
『ピエール瀧の薬物事件』に触れた伊集院光の言葉に、称賛の声
同月13日に放送されたラジオ『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)で、パーソナリティの伊集院光さんが今回の事件に触れました。
番組冒頭、「朝から気持ちのいい話ではないですが」と、真面目な声色で切り出した伊集院さん。
本題に移る前に、薬物問題についてこのように前置きしました。
長い間ピエールさんと交流を深め、仕事ぶりを見るうちに尊敬や憧れ、嫉妬などのいろいろな感情を抱いていたという伊集院さん。
今回の騒動を知り、『宝くじを当てたような人生』を歩んでいたピエールさんに対して「なんで薬物なんてものが必要だったんだ」と思ったことを明かします。
そして、ラジオを聴いている多くの人に呼びかけるように、伊集院さんはこういいました。
「リスナーの中には薬物で苦しんでいる人や、誰かの薬物をやめさせたい人がいるかもしれない」と考えた伊集院さんは、ピエールさんの件だけでなく、薬物問題全体についてコメントしました。
そして、「メディアで今回の件を報道する際、薬物依存で苦しんでいる人への配慮や助言が必要なのではないか」と持論を展開しました。
伊集院さんの発言に対し、ネット上からは称賛の声が相次いでいます。
・こういうこと、ほかのニュースでも報道してほしいな。
・ご自身も複雑な気持ちだろうに、ちゃんと配慮のできる人で素晴らしい。
・「捕まった」って報道だけじゃなく、依存症で苦しむ人のケアにも踏み込んでほしいよね。
・依存症は病気だから、しかるべき場所に相談するのが大切。伊集院さんの考えは素敵だと思う。
薬物依存に身も心もむしばまれ、誰にも相談できず苦しんでいる人はどこかにいるでしょう。
各都道府県が行っている薬物問題の相談サービスは、ウェブサイトに「相談することで警察に通報されることはありません」「相談に関する秘密は守ります」と書かれています。
薬物に限らず、依存症は一般的に努力だけでは治らないとされています。本人と周囲の人がしっかりと理解し、しかるべき治療を受けなければなりません。
伊集院さんのメッセージがラジオやネットを通して、苦しんでいる人の耳に届くことによって、救われる命があるはずです。
[文・構成/grape編集部]