『ピエール瀧薬物事件』に触れた伊集院光 その内容にネットから「素晴らしい」の声 By - grape編集部 公開:2019-03-14 更新:2019-03-14 ピエール瀧伊集院光 Share Post LINE はてな コメント 2019年3月12日、テクノバンド『電気グルーヴ』のメンバーであり、タレントとしても活躍していたピエール瀧容疑者が、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。 コカインは少量でも人体に危険な薬物とされ、一度摂取してしまうと激しい中毒症状に襲われるといいます。 ひと時の多幸感を得る代償は幻覚や妄想、そして地獄のような禁断症状…コカインの恐ろしさは、世界各国で問題視されています。 『ピエール瀧の薬物事件』に触れた伊集院光の言葉に、称賛の声 同月13日に放送されたラジオ『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)で、パーソナリティの伊集院光さんが今回の事件に触れました。 番組冒頭、「朝から気持ちのいい話ではないですが」と、真面目な声色で切り出した伊集院さん。 本題に移る前に、薬物問題についてこのように前置きしました。 これまた難しいのはね、薬物。薬物犯罪の話ってね、メディアでする時って大勢の人が聴いてるんで。 もちろん、その「薬物って大変なことなんだよ」っていう話もしなきゃなんないんだけど、いま立ち直ろうとしている人とか、いま立ち直らせようとしてる人も聴いてるから。そういう人を失望させるのも、まあよくないから。 伊集院光とらじおと ーより引用 長い間ピエールさんと交流を深め、仕事ぶりを見るうちに尊敬や憧れ、嫉妬などのいろいろな感情を抱いていたという伊集院さん。 今回の騒動を知り、『宝くじを当てたような人生』を歩んでいたピエールさんに対して「なんで薬物なんてものが必要だったんだ」と思ったことを明かします。 そして、ラジオを聴いている多くの人に呼びかけるように、伊集院さんはこういいました。 朝からこのピエール瀧のニュースずっと出て(流れて)ますけど。 ニュース番組で「あっ抜けてるな」って思うのは、もしいま(薬物を)やめようとしている人は、ネットで『薬物 相談 守秘』で引く(検索する)と、わりとキチンとした相談の窓口があります。で、まあそういうところに相談してみてはどうですか? それと、せっかく当たった宝くじみたいな…まぁ宝くじまでいかなくてもこう日常とかをわりとダメにしてしまうことなので。くれぐれも…って、「そんなのお前にいわれなくても」って話だと思いますが。 伊集院光とらじおと ーより引用 「リスナーの中には薬物で苦しんでいる人や、誰かの薬物をやめさせたい人がいるかもしれない」と考えた伊集院さんは、ピエールさんの件だけでなく、薬物問題全体についてコメントしました。 そして、「メディアで今回の件を報道する際、薬物依存で苦しんでいる人への配慮や助言が必要なのではないか」と持論を展開しました。 伊集院さんの発言に対し、ネット上からは称賛の声が相次いでいます。 ・こういうこと、ほかのニュースでも報道してほしいな。 ・ご自身も複雑な気持ちだろうに、ちゃんと配慮のできる人で素晴らしい。 ・「捕まった」って報道だけじゃなく、依存症で苦しむ人のケアにも踏み込んでほしいよね。 ・依存症は病気だから、しかるべき場所に相談するのが大切。伊集院さんの考えは素敵だと思う。 薬物依存に身も心もむしばまれ、誰にも相談できず苦しんでいる人はどこかにいるでしょう。 各都道府県が行っている薬物問題の相談サービスは、ウェブサイトに「相談することで警察に通報されることはありません」「相談に関する秘密は守ります」と書かれています。 薬物に限らず、依存症は一般的に努力だけでは治らないとされています。本人と周囲の人がしっかりと理解し、しかるべき治療を受けなければなりません。 伊集院さんのメッセージがラジオやネットを通して、苦しんでいる人の耳に届くことによって、救われる命があるはずです。 [文・構成/grape編集部] 出典 伊集院光とらじおと Share Post LINE はてな コメント
2019年3月12日、テクノバンド『電気グルーヴ』のメンバーであり、タレントとしても活躍していたピエール瀧容疑者が、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。
コカインは少量でも人体に危険な薬物とされ、一度摂取してしまうと激しい中毒症状に襲われるといいます。
ひと時の多幸感を得る代償は幻覚や妄想、そして地獄のような禁断症状…コカインの恐ろしさは、世界各国で問題視されています。
『ピエール瀧の薬物事件』に触れた伊集院光の言葉に、称賛の声
同月13日に放送されたラジオ『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)で、パーソナリティの伊集院光さんが今回の事件に触れました。
番組冒頭、「朝から気持ちのいい話ではないですが」と、真面目な声色で切り出した伊集院さん。
本題に移る前に、薬物問題についてこのように前置きしました。
長い間ピエールさんと交流を深め、仕事ぶりを見るうちに尊敬や憧れ、嫉妬などのいろいろな感情を抱いていたという伊集院さん。
今回の騒動を知り、『宝くじを当てたような人生』を歩んでいたピエールさんに対して「なんで薬物なんてものが必要だったんだ」と思ったことを明かします。
そして、ラジオを聴いている多くの人に呼びかけるように、伊集院さんはこういいました。
「リスナーの中には薬物で苦しんでいる人や、誰かの薬物をやめさせたい人がいるかもしれない」と考えた伊集院さんは、ピエールさんの件だけでなく、薬物問題全体についてコメントしました。
そして、「メディアで今回の件を報道する際、薬物依存で苦しんでいる人への配慮や助言が必要なのではないか」と持論を展開しました。
伊集院さんの発言に対し、ネット上からは称賛の声が相次いでいます。
・こういうこと、ほかのニュースでも報道してほしいな。
・ご自身も複雑な気持ちだろうに、ちゃんと配慮のできる人で素晴らしい。
・「捕まった」って報道だけじゃなく、依存症で苦しむ人のケアにも踏み込んでほしいよね。
・依存症は病気だから、しかるべき場所に相談するのが大切。伊集院さんの考えは素敵だと思う。
薬物依存に身も心もむしばまれ、誰にも相談できず苦しんでいる人はどこかにいるでしょう。
各都道府県が行っている薬物問題の相談サービスは、ウェブサイトに「相談することで警察に通報されることはありません」「相談に関する秘密は守ります」と書かれています。
薬物に限らず、依存症は一般的に努力だけでは治らないとされています。本人と周囲の人がしっかりと理解し、しかるべき治療を受けなければなりません。
伊集院さんのメッセージがラジオやネットを通して、苦しんでいる人の耳に届くことによって、救われる命があるはずです。
[文・構成/grape編集部]