電気グルーヴの音源回収に広まる波紋 坂本龍一の持論が賛同を集める By - grape編集部 公開:2019-03-16 更新:2019-03-16 ピエール瀧坂本龍一 Share Post LINE はてな コメント 世間に衝撃を与えた、バンド『電気グルーヴ』のピエール瀧さんの逮捕劇。 ミュージシャン以外に俳優としても活躍していたピエール瀧さん。麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことで、過去のDVDやCD、公開前の映画やドラマなど、各方面への影響が不安視されていました。 ファンの不安は的中し、電気グルーヴが所属する音楽事務所『ソニー・ミュージックレーベルズ』がコメントを発表。電気グルーヴのCDおよび映像作品の販売、音源配信の自粛を明かしました。 ピエール瀧逮捕による『電気グルーヴ』の発表に賛否 「やりすぎ」「しかるべき対応」 実際に、2019年3月16日時点では、音楽配信サービス『Apple Music』や『Spotify』では電気グルーヴの曲が聴けない状態となっています。 坂本龍一「音楽に罪はない」 ソニー・ミュージックレーベルズの対応が「やりすぎ」「然るべき対応」と賛否両論を呼ぶ中、ミュージシャンの坂本龍一さんは『自粛』のありかたに疑問の声を上げました。 「電気グルーヴのCDおよび映像商品の出荷停止、在庫回収、配信停止」なんのための自粛ですか?電グルの音楽が売られていて困る人がいますか?ドラッグを使用した人間の作った音楽は聴きたくないという人は、ただ聴かなければいいんだけなんだから。音楽に罪はない。— skmtcommmons (@skmt09) March 14, 2019 坂本さんのように「音楽とアーティストは切り離して扱うべき」といった考えを持つ人は多く、世間からも同様の声が上がっています。 ・「なかったこと」にして、批判を回避しようとするのは違うとおもいます。 ・生まれてくる子どもに、罪はありません。音楽もそうです。 ・音楽を聴かない「不謹慎狩り」への配慮のように思える。本当に彼の音楽を愛しているファンへの配慮は、置き去り。 一方で、「間接的に被害を受けている人がいる」として、自粛のありかたに理解を示す人がいるのも事実。 「音楽に罪はない」「聴きたくない人は、聴かなければいい」のひと言では片付けられないのが、いまの日本の現状ではないでしょうか。 日本では、芸能人が罪を犯した場合、本人だけでなく、本人が出演している作品までも「制裁」を受けるケースが大半です。 そのたびに同様の論争が起こるからこそ、私たちはいま一度、自粛の意味や必要性について考え直すべきなのかもしれません。 [文・構成/grape編集部] 森口博子、タクシーに乗って行き先を告げたら運転手が…?タクシー運転手の対応に反響が上がりました。タクシーに乗車して、目的地を告げると…? GACKT「キミは誰かから嫌われてない」 続く言葉に「腑に落ちた」「心が軽くなった」の声GACKTさんが、心のバランスを崩しそうな人へ送った言葉は?ネット上で反響が上がっています。 出典 @skmt09 Share Post LINE はてな コメント
世間に衝撃を与えた、バンド『電気グルーヴ』のピエール瀧さんの逮捕劇。
ミュージシャン以外に俳優としても活躍していたピエール瀧さん。麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことで、過去のDVDやCD、公開前の映画やドラマなど、各方面への影響が不安視されていました。
ファンの不安は的中し、電気グルーヴが所属する音楽事務所『ソニー・ミュージックレーベルズ』がコメントを発表。電気グルーヴのCDおよび映像作品の販売、音源配信の自粛を明かしました。
ピエール瀧逮捕による『電気グルーヴ』の発表に賛否 「やりすぎ」「しかるべき対応」
実際に、2019年3月16日時点では、音楽配信サービス『Apple Music』や『Spotify』では電気グルーヴの曲が聴けない状態となっています。
坂本龍一「音楽に罪はない」
ソニー・ミュージックレーベルズの対応が「やりすぎ」「然るべき対応」と賛否両論を呼ぶ中、ミュージシャンの坂本龍一さんは『自粛』のありかたに疑問の声を上げました。
坂本さんのように「音楽とアーティストは切り離して扱うべき」といった考えを持つ人は多く、世間からも同様の声が上がっています。
・「なかったこと」にして、批判を回避しようとするのは違うとおもいます。
・生まれてくる子どもに、罪はありません。音楽もそうです。
・音楽を聴かない「不謹慎狩り」への配慮のように思える。本当に彼の音楽を愛しているファンへの配慮は、置き去り。
一方で、「間接的に被害を受けている人がいる」として、自粛のありかたに理解を示す人がいるのも事実。
「音楽に罪はない」「聴きたくない人は、聴かなければいい」のひと言では片付けられないのが、いまの日本の現状ではないでしょうか。
日本では、芸能人が罪を犯した場合、本人だけでなく、本人が出演している作品までも「制裁」を受けるケースが大半です。
そのたびに同様の論争が起こるからこそ、私たちはいま一度、自粛の意味や必要性について考え直すべきなのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]