電気グルーヴの音源回収に広まる波紋 坂本龍一の持論が賛同を集める
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- 出典
- @skmt09
grape [グレイプ] entertainment
世間に衝撃を与えた、バンド『電気グルーヴ』のピエール瀧さんの逮捕劇。
ミュージシャン以外に俳優としても活躍していたピエール瀧さん。麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことで、過去のDVDやCD、公開前の映画やドラマなど、各方面への影響が不安視されていました。
ファンの不安は的中し、電気グルーヴが所属する音楽事務所『ソニー・ミュージックレーベルズ』がコメントを発表。電気グルーヴのCDおよび映像作品の販売、音源配信の自粛を明かしました。
ピエール瀧逮捕による『電気グルーヴ』の発表に賛否 「やりすぎ」「しかるべき対応」
実際に、2019年3月16日時点では、音楽配信サービス『Apple Music』や『Spotify』では電気グルーヴの曲が聴けない状態となっています。
坂本龍一「音楽に罪はない」
ソニー・ミュージックレーベルズの対応が「やりすぎ」「然るべき対応」と賛否両論を呼ぶ中、ミュージシャンの坂本龍一さんは『自粛』のありかたに疑問の声を上げました。
坂本さんのように「音楽とアーティストは切り離して扱うべき」といった考えを持つ人は多く、世間からも同様の声が上がっています。
・「なかったこと」にして、批判を回避しようとするのは違うとおもいます。
・生まれてくる子どもに、罪はありません。音楽もそうです。
・音楽を聴かない「不謹慎狩り」への配慮のように思える。本当に彼の音楽を愛しているファンへの配慮は、置き去り。
一方で、「間接的に被害を受けている人がいる」として、自粛のありかたに理解を示す人がいるのも事実。
「音楽に罪はない」「聴きたくない人は、聴かなければいい」のひと言では片付けられないのが、いまの日本の現状ではないでしょうか。
日本では、芸能人が罪を犯した場合、本人だけでなく、本人が出演している作品までも「制裁」を受けるケースが大半です。
そのたびに同様の論争が起こるからこそ、私たちはいま一度、自粛の意味や必要性について考え直すべきなのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]