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裁判官「3つのことを問いたい」 ピエール瀧への説諭に感動

By - grape編集部  公開:  更新:

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2019年3月12日、麻薬取締法違反の疑いで逮捕された、テクノバンド『電気グルーヴ』のメンバーでタレントでもあるピエール瀧さん。同年6月18日に判決公判が開かれ、小野裕信裁判官によって懲役1年6か月、執行猶予3年がいい渡されました。

判決をいい渡した後、小野裁判官はピエール瀧さんに5分以上の説諭。その時の言葉が、ネット上で話題になっています。

人生について問う小野裕信裁判官

判決をいい渡し、執行猶予などの説明をした小野裁判官。産経新聞によれば、その後「引っかかったことがあります」というと、ピエール瀧さんに証拠品の中にあった1枚の写真を示したそうです。

写真の貼り紙には、『人生』の2文字が書かれていました。

『電気グルーヴ』のインディーズ時代のバンド名は『人生(ZIN-SAY!)』。ピエール瀧さんが逮捕された後には、『電気グルーヴ』の石野卓球さんがTwitterに「ZIN-SAY!は電気グルーヴ、電気グルーヴは人生」というコメントを投稿しています。

石野さんのコメントは、「ピエール瀧さん宛のメッセージではないか」とネット上でウワサにもなりました。『電気グルーヴ』の2人にとって、『人生』という言葉は関りが深いようです。

小野裁判官は、貼り紙に書かれた『人生』の文字を示しながら、ピエール瀧さんに3つの問いをしました。

小野裁判官は「3つのことを問いたい」と瀧被告を見据え、「人生をどうしたいのか。人生の持つ意味とは何か。『人生』と書いてくれた人の気持ちに答えられているか」と語りかけた。

 その上で「あなたが芸能界に復帰できるのか、復帰できても何年先になるのかは分かりません。でもいつか薬物のドーピングがなくても、芝居がいいとか、これまでより活躍していると、社会の人から見てもらえる日がくることを切に祈っています」と述べた。

産経新聞 ーより引用

人生をどうしたいのか。人生の持つ意味とは何か。『人生』と書いてくれた人の気持ちに答えられているか

貼り紙の文字はピエール瀧さんが書いたものではなく、ほかの誰かが書いてくれたもののようです。

芸能界復帰を望んでいるピエール瀧さんに向けて、小野裁判官は続けてこのようにも語りました。

小野裁判官は「謝罪やカウンセリングの中で迷ったり悩んだり孤独になることがあるんじゃないかと思います。そのときは『人生』と書いた人の気持ちに答えられているかを、胸に手を当てて考えてほしい。それがあなたがいるべき場所を見失わない上での大切なことじゃないでしょうか」と締めくくった。

産経新聞 ーより引用

ピエール瀧さんの更生を後押しするような、小野裁判官の粋な説諭に多くの人が感動しました。

・最高の説諭だった。

・深い言葉。今回のことをキッカケに、真剣に人生について考えてほしいね。

・「実はファンの1人なのでは」と疑ってしまうほど、小野裁判官の説諭には愛がつまっていたわ。

ピエール瀧さんは、退廷後に弁護士を通じてコメントを発表。再犯しないことを誓っています。

「こんな自分でありながらも、励ましや応援の言葉を表明してくださった多くの皆さまには心より感謝しております。本当にありがとうございました。二度とこのようなことを起こさないよう戒めてまいります」

産経新聞 ーより引用

相棒の石野さんはもちろん、多くのファンからも支えられているピエール瀧さん。

ピエール瀧さんが復帰し、活躍する時をたくさんの人が心待ちにしています。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経新聞@TakkyuIshino

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