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新元号『令和』を迎える前に 残された平成の日々を大切に

By - 押阪 忍  公開:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

新元号『令和』と『10連休』

新元号『令和』が決まり ガラリと世の中が変わった訳ではありませんが、新しい時代を迎えるにワクワク感は、日増しに色濃くなって参りました。手元に届く書類や通知状の年月日に、つい『令和元年4月〇日』と書いてみたくなりますね。30年お世話になった『平成さん』に怒られるかもしれませんが…。

ところで、世界各国は 西暦を使っている訳ですが、その西暦と併用して『元号』を使っているのは日本だけです。年月日に『元号』を併用するのは、日本の歴史や伝統文化を理解し親しむために、私は大賛成です。

『令和』は 従来の中国の古典からではなく、国書 万葉集から出典されたということで、今 万葉集ブームになっているそうですね。”温故知新 ” 古きをたずね 新しきを知る、という文言がありますが、新時代を迎えるに当たり、そういう心の準備を今回持たせてくれたことを喜んでおります。

しかし思えば、平成時代はあとわずか、戦争の惨禍を体験している昭和初期人間の私は「平成時代は 戦争が一度も無かった !」ということが 一番大きな幸せ だったように思います。新元号『令和』にも、平和の願いが込められている訳ですが、残された平成の日々を 感謝の念を持って送りたいものです。

そして、まもなく迎える 国民がかつて経験したことのない『10連休 !』 この10連休というのは、今上天皇のご退位と 皇太子様の新天皇のご即位があればこその10日間です。例年のゴールデンウィークとは 意味合いが違うのです。このことは 日本最大の慶事ですから、国民こぞって祝賀の気持ちをもちながら、31年の『平成』を送り 新時代の『令和』を迎える10日間に致しましょう。先ずは「平成最後のこの4月の日々を」大切に過ごしたいと思います。

<2019年4月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2019年現在、アナウンサー生活61年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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