今年のお餅は新たなブランド米で ごはん党のアナウンサー押阪忍が選んだお気に入りは
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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独り言』にお付き合いください。
新ブランド米でお正月 アナウンサー押阪忍の『美しいことば』
忘年会や、クリスマスパーティー真っ只中ですねぇ。気忙しい年の瀬、そしてまもなく、松飾りのお正月を迎えます。皆さんはお正月で楽しみにしている食べ物は何でしょう?やはり豪華で色とりどりの『おせち』でしょうか。
私の場合は『ごはん党』なのでおいしい『お餅』が食べたいのです。おいしいお米でつき上げられた「柔らかく伸びのあるお餅」は、もうお正月そのものです。
ところで、そのお米ですが、今年は新しい名前のブランド米が、続々と誕生しました。新潟県の『新之助』、山形県の『つや姫』、青森県の『青天の霹靂』、北海道の『ゆめぴりか』などなど…。山形の『つや姫』と、青森の『青天の霹靂』は、取り寄せて食べてみましたが、微妙に味の違いは あるものの甘味があっておいしかったです。
これまでの新潟の『こしひかり』、秋田の『あきたこまち』、宮城の『ささにしき』はつとに有名ですが、それらを上回るおいしいお米が誕生しつつあるようです。
お正月の食卓には『おせち料理』はかかせませんが、その豪華なご馳走のとどめは、やはり『お雑煮』ではないでしょうか。来年はそのお雑煮の『お餅』にこだわってみようと思っています。
私の故郷は岡山県津山市。その近くの赤磐市で、私の知人の農家が『きぬむすめ』という新しいお米を作ったのです。試しに、早速取り寄せて食べてみましたが「甘くてもっちり」。すぐ惚れました。炊き上がり、湯気の中に見る純白の色・艶は、上品でふっくらとした、まさにお姫さまのお顔でした。
<2017年12月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。1965年には民放テレビ初のフリーアナウンサーとなる。以降テレビやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典なども行う。2017年現在、アナウンサー生活59年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。