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この猛暑で思うこと…東京オリンピックの『熱中症対策』は?

By - 押阪 忍  公開:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

この猛暑で思うこと…

暑い熱い炎熱の夏です。この猛暑日の中で来年は、東京オリンピックが開催されるのですね。世界中の人達がこの燃える太陽の国、日本にやって来る。選手や家族や応援団が…。

昨年の夏、既に書きましたが、熱中症や交通渋滞など、早目早目の対策が急務だと思います。国立競技場や、各競技会場、選手村など、建築物は順調に完成しつつあるようですが、要は『猛暑対策』です。

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消防庁による昨年8月の或る1日の熱中症の死亡者は、全国で65人。1週間で1万人近くが『熱中症』で搬送されています。子供や高齢者が多いのですが、私の知人の若者も救急車のお世話になりました。

東京五輪、パラリンピックは、全世界が日本を注視し、選手の活躍に声援を送る! 冷房の効いている会場はラッキーですが、ソフトボールやビーチバレーやマラソンなど、屋外のスポーツの選手や観客の対策はどうなっているのでしょうか?

交通渋滞解消のための、高速道路進入禁止などのシミュレーションは、先日行われましたが、各道路で大渋滞を引き起しました。私も定期検診のため、病院に向いましたが、普段は50分で到着するところ、この日は3時間かかりました。早い話、猛暑の中で、2時間 停まっていた訳です。

話が脱線しましたが『熱中症対策』はどう進んでいるのでしょうか? 私は生意気にも昨年この欄で提言しました。「五輪会場の前には、救急車を常時数台待機させる。そして搬送専用病院や救急施設を会場付近に設ける」、などです。猛暑に慣れない外国選手や観客は、必ず倒れるでしょう、そして、応援の日本人も…。

「東京オリンピックでは、観客や選手にも『熱中症』が続出したが、その対応は迅速で、大事には至らず日本の『おもてなし』が感じられ好感が持てた。東京オリンピックは成功した…」と オリンピックが終わったあとに各国メディアや選手、観客から言って貰いたいと、期待をしているのですが…。

<2019年8月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2019年現在、アナウンサー生活61年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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