新幹線内で「パパちがう!パパいや!」と泣く娘 すると警察官が現れ? By - grape編集部 公開:2019-08-19 更新:2019-08-19 夫婦親子 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ イラストエッセイストの犬山紙子さんが、『娘と一緒に帰省した夫の身に降りかかった出来事』をウェブサイト上で公開。男性が子育てをする大変さについてつづり、反響が上がっています。 新幹線で通報された夫 お盆のため、『イヤイヤ期』を迎えている2歳半の娘さんを連れて実家に向かった夫。親子で休みを満喫した後日、東京行きの新幹線に乗車しました。 一度は眠りについた娘さんですが、その後目を覚ますなり、『イヤイヤ』を発動! 大きな声で泣き始め、どんな方法でなだめられても落ち着く気配を見せません。 後ろの席の中年男性に「うるさい!デッキに行け!」と怒鳴られた夫は、混雑しているデッキに移動。「パパちがう!パパいや!」と泣き止まない娘さんのことを、ずっとあやしていたそうです。 すると、上野駅で3人の警察官が乗車。夫のもとへ向かってきて、次のようにいいました。 「重大な誘拐事件の可能性がある」 ※写真はイメージ 「通報があった限り、警察は仕事だからこうやって調査しなきゃいけない。通報した人も、『子どもに万が一のことがあったら大変』と思って通報したんだろう」と、夫は冷静に事態を把握。 すぐに自分の身分証と、娘さんの保険証を出し、警察の確認に協力しました。 この時、警察からの確認の電話は犬山さんにもかかってきたそうです。 子育て中の男性にかかるプレッシャー 夫の身に降りかかった出来事について、犬山さんはウェブサイト上で次のようにつづっています。 通報した人のことは娘を守ろうとしてくれたので、むしろ感謝の気持ちです。大人は子どもを守る義務があるので、このノートを見て通報やめようって思う人がいたら嫌だなと思います。 通報を受けた側に初めて回りましたが、それでもおかしいな?と思ったら万が一を考えて通報することが大切という認識は変わりません。 虐待かも?と思ったら189に電話も積極的にしていきたい。 犬山紙子 ーより引用 通報の大切さを理解している犬山さん。一方で、男性による子育ての大変さも感じたようです。 でも男女で通報される、されないのこの差は何だろう。加害者のイメージもあるでしょう。 しかし男性が1人で小さな子どもを連れて新幹線に乗ったり、育児をしている事がまだまだ珍しい事だからというのもあるよね、と思うのです。 夫がすぐにああ誘拐だと思われたって思ったというのは、男性が育児をする中そういうプレッシャーがかかってる証だなと思ったのです。 男女共に育児をしていくのは大切なことです。その中で男性側にもこういうプレッシャーがあることは心に刻んでおこうと思うのです。 (ちなみに女性も女性で、誘拐だと通報されにくいけれど公共の場で軽んじられて嫌がらせを受けるということも沢山ある) 犬山紙子 ーより引用 犬山さんのコメントに、さまざまな感想が寄せられました。 ・一生懸命に子育てをしているお父さんたちが、不必要に嫌な思いをしないといいな。 ・通報は分かる。でも、「出ていけ!」って怒鳴るおじさんは許せないぞ。 ・『イヤイヤ期』のどうしようもなさは分かります!私も通報されました! ・冷静に対応したお父さん、偉い!よく頑張りましたね! 犬山さんは、「トラウマにならないよう、傷付いているはずの夫をカバーするつもり」とのこと。 誘拐などの犯罪を見逃さないため、不審だと思われる大人を多くの人が注視しています。しかし見極めが難しいため、珍しく見える『父親と子ども』をどうしても警戒してしまうのでしょう。 「男性だから怪しい」という判断基準がなくなることが理想的ですが、なかなか現実は変わりません。 せめて、子育て中の男性が感じているプレッシャーを理解しておきたい…そう思わされる投稿ですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 犬山紙子 Share Post LINE はてな コメント
イラストエッセイストの犬山紙子さんが、『娘と一緒に帰省した夫の身に降りかかった出来事』をウェブサイト上で公開。男性が子育てをする大変さについてつづり、反響が上がっています。
新幹線で通報された夫
お盆のため、『イヤイヤ期』を迎えている2歳半の娘さんを連れて実家に向かった夫。親子で休みを満喫した後日、東京行きの新幹線に乗車しました。
一度は眠りについた娘さんですが、その後目を覚ますなり、『イヤイヤ』を発動!
大きな声で泣き始め、どんな方法でなだめられても落ち着く気配を見せません。
後ろの席の中年男性に「うるさい!デッキに行け!」と怒鳴られた夫は、混雑しているデッキに移動。「パパちがう!パパいや!」と泣き止まない娘さんのことを、ずっとあやしていたそうです。
すると、上野駅で3人の警察官が乗車。夫のもとへ向かってきて、次のようにいいました。
「重大な誘拐事件の可能性がある」
※写真はイメージ
「通報があった限り、警察は仕事だからこうやって調査しなきゃいけない。通報した人も、『子どもに万が一のことがあったら大変』と思って通報したんだろう」と、夫は冷静に事態を把握。
すぐに自分の身分証と、娘さんの保険証を出し、警察の確認に協力しました。
この時、警察からの確認の電話は犬山さんにもかかってきたそうです。
子育て中の男性にかかるプレッシャー
夫の身に降りかかった出来事について、犬山さんはウェブサイト上で次のようにつづっています。
通報の大切さを理解している犬山さん。一方で、男性による子育ての大変さも感じたようです。
犬山さんのコメントに、さまざまな感想が寄せられました。
・一生懸命に子育てをしているお父さんたちが、不必要に嫌な思いをしないといいな。
・通報は分かる。でも、「出ていけ!」って怒鳴るおじさんは許せないぞ。
・『イヤイヤ期』のどうしようもなさは分かります!私も通報されました!
・冷静に対応したお父さん、偉い!よく頑張りましたね!
犬山さんは、「トラウマにならないよう、傷付いているはずの夫をカバーするつもり」とのこと。
誘拐などの犯罪を見逃さないため、不審だと思われる大人を多くの人が注視しています。しかし見極めが難しいため、珍しく見える『父親と子ども』をどうしても警戒してしまうのでしょう。
「男性だから怪しい」という判断基準がなくなることが理想的ですが、なかなか現実は変わりません。
せめて、子育て中の男性が感じているプレッシャーを理解しておきたい…そう思わされる投稿ですね。
[文・構成/grape編集部]