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迫田孝也は『西郷どん』『集団左遷』で活躍 主演作に郷土愛を爆発

By - grape編集部  公開:  更新:

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ドラマ「限界団地」制作発表に参加した迫田孝也

大河ドラマなどの出演で知られている俳優、迫田孝也(さこだたかや)さん。端正なマスクでファンの多い人物でもあります。

そんな迫田孝也さんについて、方言指導や出演作品を中心に紹介します。

迫田孝也は三谷幸喜の作品で活躍する俳優

迫田孝也さんは、1977年4月6日生まれで鹿児島県出身。バレーボールや水泳、器械体操を特技としていて、スタイリッシュな体型が特徴的です。

広島大学教育学部を卒業後、三谷幸喜さんの作品である映画『12人の優しい日本人』を観て、役者を目指し上京。劇団『STRAYDOG』に8年ほど在籍して、舞台を中心にドラマ出演も数多くこなしています。

2006年に映画『ザ・マジックアワー』のオーディションで、三谷幸喜(みたにこうき)さんと出会い、その後は舞台『酒と涙とジキルとハイド』などさまざまな三谷幸喜作品に出演。

2013年に公開された映画『清須会議』も三谷幸喜作品で、迫田孝也さんは蜂屋頼隆の役を演じています。映画『清須会議』は1582年に実際にあった清洲会議をもとにしたストーリー。迫田孝也さんが演じた蜂屋頼隆は、もとは織田信長の家臣として活躍した人物です。

迫田孝也さんは大河ドラマ『真田丸』(NHK)に出演し、知名度が上がりブレイクします。大河ドラマ『真田丸』では、真田家の家臣、矢沢三十郎頼幸役を担当。脚本は三谷幸喜さんが担当しています。

撮影現場ではムードメーカーとしてほかの俳優陣をなごます一方、感情がしっかりと視聴者に伝わる演技力があります。大河ドラマ『真田丸』の出演にあたり、三谷幸喜さんから「矢沢三十郎頼幸のイメージを壊すな」とプレッシャーをかけられたのだとか。

しかし、迫田孝也さんはこれまでの恩返しがしたいという気持ちで、精いっぱい演じ切りました。

迫田孝也は『西郷どん』にも出演

迫田孝也さんは大河ドラマ『真田丸』以外にも、大河ドラマへの出演経験があります。2018年の大河ドラマ『西郷どん』(NHK)には、江藤新平役で出演。

『Sponichi Annex』のインタビューに応じた迫田孝也さん。鹿児島県出身の迫田孝也さんは、当初、薩摩藩士役を想定していたとか。しかし、配役が江藤新平という佐賀藩士ということで驚いたそうです。

江藤新平を演じるにあたり、どのような人物であったかを調べたところ、性格が似ているように思えてきたとのこと。また、当初は「佐賀の乱を起こした人物」程度の認識だったものの、調べるにつれて現在の司法や教育にも一石を投じたすごい人物であることを理解します。

迫田孝也さんはさまざまなことを吸収し、佐賀の人々の想いを背負っている気持ちで熱演しました。

迫田孝也、『西郷どん』では方言指導も!

迫田孝也さんは大河ドラマ『西郷どん』で、演者たちに方言指導も行っています。

方言指導は共演者で、同じく鹿児島県出身の田上晃吉(たのうえこうきち)さんとともに担当。独特な方言である薩摩ことばを的確に指導しました。

迫田孝也さんによると、佐賀と薩摩ことばの違いはアクセントになる部分が一音ずれていくところなのだとか。また、薩摩ことばの指導から役者として現場に行くときには、ことば指導として現場に入る間隔をずらすなど、工夫をしたそうです。

役者としてのクランクイン前日は緊張から眠れなかったと振り返っています。

迫田孝也の初主演ドラマは『龍馬が託した男』

迫田孝也さんはデビューから数多くの作品に出演しており、2019年6月に放送されたドラマ『前田正名ー龍馬が託した男ー』(BSフジ)で、初主演を務めました。

『前田正名ー龍馬が託した男ー』は、鹿児島テレビの開局50周年特別番組として製作されたもの。迫田孝也さんは、明治維新を陰ながら支えた人物・前田正名役を演じています。

迫田孝也さんにとって、念願の薩摩藩士を演じることができ、嬉しさも格別だったのでしょう。「前田正名の銅像が立つくらい有名になってほしい」という願いを演技でも表しているそうです。

ちなみに、ドラマ『前田正名ー龍馬が託した男ー』には、同じく鹿児島の離島を舞台にした人気ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)のスタッフが再集結。鹿児島の人々を中心に、注目されたドラマとなっています。

迫田孝也は近年では『集団左遷』に出演

迫田孝也さんの近年の出演作品には、ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)があります。2019年4月21日から6月23日まで放送されたドラマで、主演を福山雅治(ふくやままさはる)さんが務めました。

ストーリーは主人公の片岡洋が三友銀行・蒲田支店の支店長に昇格するところから始まります。

しかし、赴任先である蒲田支店は、すでに廃店が決定していました。さらに、「頑張るな」と念を押される始末。

ところが、片岡はそれに対抗するかのようにノルマ達成を目指していく展開です。

迫田孝也さんが演じるのは、横溝厚男。もともと、大昭和銀行に入行して三友銀行との合併後に蒲田支店に配属されます。法人営業2課の課長を務め、お調子者の人物を演じました。

天然パーマの外見も視聴者の印象に残ったことでしょう。ときどき反抗的な態度を見せたり、本部へのよいしょを全力でしたりと、特徴的な役どころです。

迫田孝也の現在・これから

迫田孝也さんは、三谷幸喜さんの作品である舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』に出演。世田谷パブリックシアターで2019年9月1日から29日まで公演されました。

また、2019年9月13日から公開された映画『記憶にございません!』には、野々宮万作役として出演。こちらも三谷幸喜さんの作品です。

今後も迫田孝也さんは舞台や映画、ドラマなどさまざまな分野で活躍していくでしょう。

迫田孝也 プロフィール

生年月日:1977年4月6日
出身地:鹿児島県
血液型:O型
身長:170.5㎝
所属事務所:ホリプロ

広島大学教育学部卒業後、役者を目指して上京。劇団『STRAYDOG』に入団し、舞台を中心として活躍する。2006年、映画『ザ・マジックアワー』のオーディションで三谷幸喜と出会う。以降、舞台『酒と涙とジキルとハイド』など三谷幸喜作品に数多く出演。大河ドラマ『真田丸』(NHK)、大河ドラマ『西郷どん』(NHK)など、注目された大河ドラマにも登場。大河ドラマ『西郷どん』(NHK)では、役者としてだけではなく方言の指導も務めている。2019年2月5日に放送されたドラマ『龍馬が託した男』(BSフジ)で初主演。念願の薩摩藩士を演じる。特技はバレーボール、水泳、器械体操。保有資格には中学校保健体育教員免許がある。


[文・構成/grape編集部]

出典
ホリプロ清須会議@Yaddeyo「前田正名―龍馬が託した男―」予告ロングバージョン@shudansasen_tbs映画『記憶にございません!』予告

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