「共感できる部分が多すぎて泣いた」 青木さやかの『憎かった母親の話』に反響
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- 出典
- ノンストップ!
お笑いタレントから女優へと活動の幅を広げ、シングルマザーとして子育てにも奮闘している青木さやかさん。
『婦人公論』の特集で明かした母親との確執の話を、2020年4月3日放送の情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)でも語り反響が上がっています。
教師の母親に褒められたことがなかった青木さやか
金曜日恒例のコーナー『NONSTOP!サミット』で、「実母が憎い」と感じている視聴者の声を取り上げた番組。
ゲストとして招かれた青木さんは、小学校の校長まで勤め上げた母親から感じていた圧迫感と心境の変化について語りました。
厳格で価値観が凝り固まった母親のルールに縛られ、褒められたこともなかったという青木さん。「公務員になるべき」という母親に反発し、「母親が一番なってほしくないだろう職業に就こう」と決意してお笑い界に飛び込みました。
やがて娘さんを出産した青木さんは、母親とのわだかまりが消えることを期待していたのですが…。
青木さんは、「時期がくれば母親のことを受け入れられる」と思っていました。
しかし、生まれたばかりの娘さんを抱く母親の姿を見て怒りがこみ上げ、わだかまりが消えないことにショックを受けてしまいます。
苦しむ心を救ってくれた言葉
世間の『親を大事にすべき』という考えをどうしても受け入れられず悩んでいた青木さん。すると、『NPO法人TWFの会(動物愛護団体)』の創立者である武司さんが、次のような言葉をかけてくれたそうです。
青木さんはこの『自分のために親孝行をする』という考え方に背中を押され、少しずつ行動を起こすようになったとのこと。また、青木さんの中には突然亡くなった父親との別れに後悔があり、「母親との別れは違うものにしたい」という想いがあったのです。
母親が病気で入院し、先が長くないと分かってから、青木さんは『母親に1回会うごとに1つだけいいことをする』という課題を設けました。
事前に話す話題や母親の手をさするなどの行動を決め、病室では努めて明るい雰囲気を保ったそうです。しばらくすると、青木さんは母親と自然に会話ができるように。
病室で一緒に笑顔の写真を撮影できるようになった頃、母親は息を引き取ります。
以前は、母親としての対応を期待しながら裏切られ、「母親というより教師じゃん!」「母親というより女じゃん!」という気持ちになることが多かったと語る青木さん。しかし、やれることをやり切った今は、『母親といえど人間なんだ』ということがスッと理解できたといいます。
母親が最後に残した手紙はまだ開封できないものの、考え方を変えたおかげで少しずつ受け入れられるようになったのでした。
青木さんの心境の変化に反響
番組放送後、青木さんの苦しみに共感する人が続出。ネット上には、同じような境遇の人たちからさまざまな声が上がっています。
・青木さんに共感できる部分が多すぎて泣いた。
・私もいつか、青木さんと同じように思える日がくるのかな…。
・十分に愛された経験のない人に、親を愛することを強いるのは残酷なこと。
・親が子供に期待しすぎることがあれば、子供が親に期待しすぎることもあるから、親子関係は難しい。
・両親との仲が良好だった人は理解できないかもしれない。でも、こんな人もいると知ってほしい。
家庭の形は千差万別。本人にしか分からない苦しみもあるため、決して『よくあること』と切り捨てられるものではありません。
青木さんが明かした家族の話が、家族の関係性に苦しむ人たちに届き、前を向く原動力となることを祈ります。
[文・構成/grape編集部]