従業員に特別賞与の支給を決めたスーパー そのボーナスの名前にグッとくる
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- 出典
- Kroger
2020年3月以降、アメリカでは新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を食い止めるため、多くの人たちが在宅ワークをしています。
しかし一方では感染者と接触するリスクがありながら、職場で働いている人たちもいます。
同月31日、アメリカの大手スーパーマーケット『クローガー(Kroger)』は、自社の従業員に特別賞与を支払うことを決定。
賞与の名前はその名も『ヒーロー・ボーナス』です。
市民の生活を支えるために最前線で働く『ヒーローたち』
世界が直面しているウイルスとの闘いの中で、最前線で働く人たちといえば医療従事者や救急隊員、警察官らが頭に浮かぶのではないでしょうか。
しかし人々の生活を支えるために営業を続けているスーパーの従業員もまた、フロントライン(最前線)で働いているのです。
スーパーは無症状や症状の軽い感染者が来店する可能性があります。
従業員は常に、そのような感染者と接触するリスクがあるのです。
そこで『クローガー』は食品売り場、サプライチェーン、製造部門、薬局、そしてコールセンターで時間給で働くスタッフに対し、3月29日から4月18日まで時給を2ドル(約215円)アップすることに決めたのです。
動画の中で『クローガー』のシニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ピープル・オフィサーのティム・マッサ氏は全従業員に向けて、「ヒーローでいてくれてありがとう」と締めくくっています。
実はこのヒーロー・ボーナスが支給される前の3月21日に、クローガーはすでに従業員に『感謝ボーナス(Appreciation Bonus)』と名付けた特別賞与を贈ることを発表していました。
金額はフルタイムスタッフに300ドル(約3万2千円)、パートタイムスタッフに150ドル(約1万6千円)が支払われたということです。
コロナウイルスの影響で外出自粛を余儀なくされた人たちが普段より多くの買い物をするようになり、食料品や日用品を扱う店は多忙を極めています。
そのためアメリカでは『クローガー』と同じように従業員に特別手当を支給したり、時給をアップする会社も増えています。
感染者の治療にあたる医療従事者が人々の命を救うヒーローなら、市民の生活に欠かせない食品や日用品を販売するスーパーの従業員もヒーローといえるでしょう。
今日もさまざまな場所で誰かのために働いてくれている『ヒーローたち』に、心から感謝の気持ちを送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]