近畿大学制作の『マスクカバー』がネットで大反響 「笑った」「かなり攻めてる」
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「中身は小学生」といわれたハスキーの1枚 「器用だな」「笑いが止まらん」普段は、シベリアンハスキーらしくワイルドでクールな表情を見せるという、アイリスちゃん。しかし、飼い主(@irislady_husky)さんは、驚きの場所に座る姿を見て…?
・笑った!シュールすぎる。
・早速作った。家族で楽しめました。
・これなら絶対にソーシャルディスタンス(社会的距離)が取れるね。
2020年5月1日に、近畿大学の公式Twitterが投稿したあるマスクカバーが話題になっています。
新型コロナウイルス感染症による外出自粛で、家にいる時間が増えている現状を受け、近畿大学はオリジナルのマスクカバーを考案。現物を写した1枚とともに、作り方を公開しました。
「ちょっと難易度が高めですが、ゴールデンウィークにレッツチャレンジ!」という言葉を添えて、投稿されたマスクカバーがこちらです。
ギョギョッ…!!
なんと、近畿大学が手がけたのは、マグロのマスクカバーでした。リアルなビジュアルに目がくぎ付けになりますね。
さらに、近畿大学は制作事例を続けて投稿。実際に制作し、使ってみた幼稚園児や小学生の写真がこちらです。
中には風呂場で着用し、完全なるマグロになりきる猛者も…!
ちなみに、作り方の例ではA3サイズのペーパークラフトとして紹介されていますが、実際はA4サイズの紙を使用しても十分に制作可能とのことです。
近畿大学はどういった経緯で、このようなインパクトのあるマスクカバーの制作を思い至ったのでしょうか。
広報室の担当者にお話をうかがってみました。
近畿大学広報室の担当者を直撃!
――マスクカバーを作った理由は?
外出自粛が続き、マスク不足が暗い話題としてニュースで取り上げられる中、前向きに手作りマスクを楽しむ方も増え始めたように感じます。
本来、体調不良でもなければ使用せずに過ごせる、少しネガティブな印象の『マスク』というアイテムを、人々が使用せざるを得ない今、これをご覧いただくことで「アホやな〜」と笑っていただき、マスクをつけることを少しでも楽しんでいただけたらと思い制作しました。
家庭内でストレスを溜めているであろうお子さん達は、作るだけでなく、ごっこ遊びなどでさらに世界を広げられ、それを家族で笑っていただいていることなどがとても嬉しいです。
――なぜほかの魚ではなく、マグロに?
本学は、1970年にクロマグロの完全養殖に向け研究に着手しました。32年の歳月を要し、2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功しました。
実現に32年もの歳月を要したのは、クロマグロがデリケートな魚であり、生態もよく知られていなかったためです。
本学研究所が生産する完全養殖クロマグロは、『近大マグロ』として流通が拡がり、陰では(?)「マグロ大学」とまで呼ばれるような本学のアイコンとなっており、今回のマスクカバー制作に至りました。
『マグロマスクカバー』の制作には、外出自粛により気分が落ち込みがちな今こそ「多くの人に笑ってもらい、家族で楽しんでもらいたい」という想いがつまっていました。
これなら工作するところから楽しめそうですね。おうち時間を使ってマスクカバーを作り、マグロになりきってみてはいかがでしょうか!
[文・構成/grape編集部]