「彼女から手を離せ!」 男に首を絞められていた女性警官を救ったのは?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
あらゆる相手に立ち向かえるように厳しい訓練を受けている警察官たち。しかしそんな警察官も、時には命の危険にさらされることがあります。
アメリカ・ワシントン州のキング郡で保安官をしているエリオットさんは、勤務を終えて深夜1時頃に自宅に帰る途中、交通事故の現場に遭遇しました。
事故は複数の車が巻き込まれていたため、エリオットさんは車内にいた人たちの無事を確認したところ、被害者の1人が「あの男性が原因で事故が起きたんです」と1台の車を指したのだそう。
すると事故の原因となった車を運転していた男がその場を立ち去ろうとしていたのです。男は酒に酔っていたといいます。
女性警官が容疑者に首を絞められていると…!
エリオットさんは「止まりなさい」と声をかけますが、男が逃げようとしたため、彼女は走って追いかけます。そして男の身体をつかみ「ここから離れてはいけません。身柄を拘束します」といいました。
すると男は突然腕を振り上げ、エリオットさんに襲いかかろうとします。2人はもみ合いになりましたが、彼女はなんとか男を地面に押さえつけ、無線で助けを呼びました。
しかし次の瞬間、男はエリオットさんの首に腕を回してヘッドロックをして、彼女の首を絞め始めたのです。
エリオットさんがその体勢から逃れることができず苦しんでいたところ、どこからか大きな声が!
「彼女から手を離せ!」
その直後、5人の青年が男に飛びかかり、そのまま地面に押さえつけて、エリオットさんは加害者に手錠をかけることができました!
エリオットさんはすり傷やアザなど軽傷を負っただけで済んだということです。
彼女を助けた青年たちは全員10代で、たまたま通りかかっただけでした。
男を逮捕した直後に撮られた写真には、抱き合って喜ぶエリオットさんと青年たちの姿がうつっています。
キング郡保安官事務所はFacebookで、青年たちへの感謝をつづっています。
またその2週間後、キング郡保安官事務所は5人の勇気ある行動を称えて、並外れたことを成し遂げた市民に贈られる『Medal of Heroism(英雄勲章)』を授与しました。
エリオットさんの首を絞めた男が武器を持っている可能性もありました。しかし青年たちはちゅうちょすることなくエリオットさんを助けに行ったのです。
その勇気ある行動はなかなかできることではないでしょう。
5人の『ヒーロー』たちにはこの素晴らしい勲章を一生誇りに思って生きていってほしいですね。
[文・構成/grape編集部]