「安心できる瞬間なんて…」 安倍首相、辞任理由への批判にモデルが苦言
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- 出典
- @Mjtaka1108
安倍晋三首相が辞任の意向を正式に表明した、2020年8月28日。
会見中、安倍首相は辞任理由として潰瘍性大腸炎の再発をあげており、これに対し、一部の有権者からは「病気を理由に逃げた」「大事なところで身体を壊す」などと批判の声が上がっていました。
一方で、「病気を批判理由にすべきではない」と、辞任表明に理解を示す声も。
そんな中、女優でモデルの高橋メアリージュンさんが、自身が潰瘍性大腸炎を患っていた時の経験を語り、反響を呼んでいます。
高橋メアリージュン「100%安心できる瞬間なんてなかった」
高橋さんは、2014年に潰瘍性大腸炎を患っていることを告白しています。
2019年には「公表後から何の症状も出ていない」と報告しているものの、以前は「100%安心できる瞬間なんてなかった」と振り返ります。
安倍首相の健康状態の悪化を批判理由にしている人たちに対し、複雑な思いを抱いているのは、高橋さんだけではありませんでした。
高橋さんの投稿には、同じように潰瘍性大腸炎を患っている人からのコメントも目立ちます。
・その病気について詳しく知りもしない人がネガティヴな発言を発信することで、同じ病気を持っている人が自尊心を失うこと、傷付くこともあると、知ってほしい。
・きちんと発信してくれてありがとうございます。ニュースやSNSでの憶測話を見ると、ショックを受けます。
・私も軽度ですが診断されました。正直、将来が不安ですが、有名な人たちで同じ病気の人がいるんだと思うと勇気づけられます。
病気を批判理由にしている人は、決して潰瘍性大腸炎に苦しんでいる人までも批判したいわけではないかもしれません。
しかし、高橋さんの思いは、病気を批判理由にした声があふれている状況に、一石を投じたのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]