我が子を亡くした母犬に、母親のいない子猫を近づけると… 奇跡が起きた
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アメリカ・アリゾナ州にある動物保護施設『サンシャイン・ドッグ・レスキュー』がガソリンスタンドに住み着いていた野良犬を保護しました。
『ジョージア』と名付けられたメス犬はガリガリに痩せていて健康状態が悪く、妊娠していたといいます。
施設のスタッフはジョージアの出産に備えて万全の準備をしていました。
しかし子犬たちは予定よりもかなり早く産まれてしまい、残念ながら生まれてすぐに亡くなってしまったのです。
我が子を亡くした母犬に母親を亡くした子猫を近づけると
ジョージアは出産後、亡くなった我が子をずっと探し続け、すっかり元気をなくしてしまったのだそう。スタッフはそんな彼女の姿を見て心を痛めていたといいます。
そんな時、同じタイミングで母親のいない3匹の子猫が保護されます。
そこでスタッフはジョージアのそばに子猫たちを置いてみることにします。
すると子猫たちは母親のようにジョージアを求め始め、ジョージアもそんな子猫たちをすんなりと受け入れたのです。
種を超えてお互いを求め合う犬と猫の『親子』の姿はまさに奇跡そのもの。
『サンシャイン・ドッグ・レスキュー』のFacebookに投稿されているジョージアの写真や動画からは、子猫のおかげで我が子を失った悲しみが癒され、母親としての喜びを感じている様子が伝わってきます。
また子猫たちもジョージアのことを本当のお母さんだと思っているのでしょう。
実はジョージアは出産の際に体に腫瘍が見つかりました。その治療が始まると数週間は子猫たちと会えなくなるため、ジョージアが精神的に落ち込んでしまわないように、スタッフは少しずつジョージアと子猫たちを離ればなれにすることにしたのだとか。
するとジョージアは子猫たちのいるケージの前で「開けて!」というように待っていたのです。
すっかり我が子を愛する母親そのものですね。
治療を終えたジョージアと子猫たちはついに別々の生活を送ることになります。
ジョージアはまた孤独になるわけではありません。
子猫たちに別れを告げた彼女を待っていたのは、里親のトーラー・ジェイコブズさん。
2020年9月、ジョージアは『マイロ』という新しい名前をもらい、トーラーさんと一緒に暮らし始めています。
野良犬として暮らした後で子犬たちを失い、子猫との出会いによって悲しみを癒し、やっと自らの家族を手に入れたマイロ。
今までたくさん苦労したぶん、これからはトーラーさんから愛情をたっぷり受けて幸せに暮らしてほしいですね。
[文・構成/grape編集部]