元気を失くした94歳のおじいさん 1匹の猫が、人生を大きく変えた
公開: 更新:
大掃除後に出したコタツ 中を覗くと?「滝のような涙が出た」「一生見ていたい」寒くなってきた日、部屋にこたつを導入。その結果、心も温まる最高の展開に!
『15万人』が爆笑! パンストを愛猫が… 「申し訳ないけど、声出して笑った」2024年11月現在、Xでは『途方に暮れている猫』の写真が流行中です。ソファやカーテンなどの布製品に爪が引っかかり、助けを求める猫の様子を、飼い主たちが公開しています。
grape [グレイプ] trend
日本とロンドンを拠点に活動している、写真家のデュポン洸子(あきこ)さん。彼女には、94歳の祖父がいます。
第二次世界大戦が終戦してから、64年間家族のために働いてきたおじいさん。いつも元気で、とても明るい性格の持ち主でした。
しかし2009年のある日、おじいさんは身体を壊し、入院してしまいます。
生活が一変してしまった、おじいさん。穏やかだったはずの性格は頑固になり、徐々に笑顔が消えていきました。
94歳の人生を変えた、1匹の猫
そんな中、アキコさんは『きなこ』と名付けられた1匹の猫を飼い始めました。
きなこは、気付けばおじいさんに懐いていました。
いつも一緒にいるようになった、おじいさんときなこ。アキコさんは、そんな1人と1匹の姿を撮影するようになりました。
いつしかそれらの写真の枚数は増え、アキコさんは『きなことじいじ』という作品として、ウェブサイトに掲載します。
きなこのおかげで、元の明るい性格を取り戻したおじいさん。
毎日一緒に食事をして、遊んで、昼寝をする…そんな生活が、おじいさんに『生きる喜び』をもたらしたのでしょう。
アキコさんは、こういいます。「2人は、強い友情で結ばれています」…と。この絆は、永遠に切れることはないでしょう。
Akiko DuPont
[文・構成/grape編集部]