「現在と昔で顔が違う」 レネー・ゼルウィガーが噂に対してコメント
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映画に携わる人であれば誰もが憧れてやまない、アメリカの映画賞の最高峰の1つ『アカデミー賞』の授賞。
授賞はもちろん、ノミネートされるだけでも十分名誉な『アカデミー賞』で、かつて『常連』と呼ばれた女優がいました。
それが、日本では『ブリジット・ジョーンズの日記』などで知られる女優のレネー・ゼルウィガー。
アカデミー賞だけでなく、ゴールデン・グローブ賞など、主要映画賞の賞レースで必ずといっていいほどノミネートされていたレネー・ゼルウィガーですが、それも2000年代前半まで。
2006年公開の映画『ミス・ポター』でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされたのを最後に、しばらくは賞レースから遠ざかっていました。
そんなレネー・ゼルウィガーが、2019年、久々に賞レースにカムバック!
しかも、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の両方で主演女優賞を授賞するという華々しい復活劇は世界中を驚かせました。
賞レースの常連女優の栄光と挫折、そして復活までを画像とともに振り返ります。
『ベティ・サイズモア』
『第58回 ゴールデン・グローブ賞』受賞時のレネー・ゼルウィガー
レネー・ゼルウィガーが初めて主要映画賞を受賞した作品が、2000年公開の映画『ベティ・サイズモア』でした。
夫が殺される現場を目撃したことで、夢と現実の区別がつかなくなっていく女性を演じたレネー・ゼルウィガー。
同作でレネー・ゼルウィガーは、2001年に行われた『第58回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞に輝いています。
『ブリジット・ジョーンズの日記』
『第74回 アカデミー賞』受賞式に参加した際のレネー・ゼルウィガー
『第74回 アカデミー賞』の主演女優賞に加え『第59回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にレネー・ゼルウィガーがノミネートされた映画『ブリジット・ジョーンズの日記』。
恋に悩む主人公をレネー・ゼルウィガーが等身大で演じた同作は日本でも大ヒットし、彼女の当たり役の1つとして知られています。
『シカゴ』
『第60回 ゴールデン・グローブ賞』でのレネー・ゼルウィガー。リチャード・ギアも主演男優賞を授賞するなど、この年の賞レースの話題を独占した
歌にダンス、綿密に作りこまれたストーリーに加え、豪華俳優陣の圧巻の演技があってこその映画『シカゴ』。
ミュージカル作品とはまた違った魅力を放ち、その年の賞レースの話題を独占しました。
レネー・ゼルウィガーは、2003年に行われた『第60回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞を授賞したほか、『第75回 アカデミー賞』で主演女優賞にノミネートされました。
『コールド マウンテン』
『第76回 アカデミー賞』受賞時のレネー・ゼルウィガー
南北戦争を背景に、愛する人が暮らす故郷を目指して旅を続ける脱走兵の愛の物語である『コールド マウンテン』。
主人公の脱走兵をジュード・ロウが、彼の帰りを待ちわびる女性、エイダ・モンローをニコール・キッドマンが演じています。
レネー・ゼルウィガーは、ニコール・キッドマン演じるエイダ・モンローを支える女性、ルビー・シューズ。
これまでさまざまな映画賞を授賞してきた実力派のレネー・ゼルウィガーですが、とりわけ『コールド マウンテン』での演技は「ほかの作品とは一線を画す」との声も上がっていたほど。
『第61回 ゴールデン・グローブ賞』、『第76回 アカデミー賞』の助演女優賞を授賞しています。
『ミス・ポター』
『第64回 ゴールデン・グローブ賞』に出席した際のレネー・ゼルウィガー
『ピーターラビット』の生みの親、ビアトリクス・ポターの半生を描いた『ミス・ポター』。
ビアトリクス・ポターが、身分の差を乗り越え愛を育むも、悲劇に見舞われる…というヒューマンドラマをレネー・ゼルウィガーが表情豊かに演じています。
同作で、レネー・ゼルウィガーは『第64回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞にノミネートされるなど、ここでも高い評価を得ますが、残念ながら授賞を逃しています。
『ジュディ 虹の彼方に』
『第77回 ゴールデン・グローブ賞』受賞時のレネー・ゼルウィガー
『ミス・ポター』を最後に、しばらくの間賞レースから遠ざかっていたレネー・ゼルウィガーは、2010年に突如として休業を宣言します。
休業期間中は、ほとんど表舞台にも姿をあらわさずにいたレネー・ゼルウィガーですが、2016年、彼女のヒット作にして当たり役『ブリジット・ジョーンズの日記』の第3弾とともにスクリーンにカムバック。
2019年には、47歳で亡くなったミュージカル女優、ジュディ・ガーランドの伝記映画『ジュディ 虹の彼方に』で主演を務め、『第92回 アカデミー賞』、『第77回 ゴールデン・グローブ賞』で主演女優賞を授賞し、キャリアの完全復活をアピールしました。
レネー・ゼルウィガー、「顔が変わった」の指摘を完全否定
2010年から6年間、休業期間に入っていたレネー・ゼルウィガーですが、その間も世間の関心を集め続けていました。
2014年には、久々にイベントに出席したレネー・ゼルウィガーの顔が「激変している」として話題に。
休業に入る前と雰囲気が大きく異なった姿に、一部では整形を疑う声が出たほどでした。
最初は無言をつらぬていたレネー・ゼルウィガーですが、世間の心無い声は、彼女の心を傷付けていたのでしょう。
2016年に、レネー・ゼルウィガーは整形疑惑を否定。さらに、人の容姿を憶測でおもしろおかしく書き立てるメディアへの問題提起をつづったエッセイを『ハフポスト』に寄稿しています。
レネー・ゼルウィガーの現在と今後
6年間の休業期間を振り返り、日本のメディアに対し「まったく違う見方ができるようになり、健全になった」と語っていたレネー・ゼルウィガー。
これまで出演作は映画が中心でしたが、2019年にはネット配信ドラマ『WHAT / IF 選択の連鎖』で主演を務めるなど、活躍の舞台を広げています。
心身ともに生まれ変わったレネー・ゼルウィガーの快進撃は、まだ始まったばかりなのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]