サウジアラビアで目にした日本語 衝撃的な光景に「えっ!?」「どういうことなの…」
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買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
株式会社HykeComicに勤務し、日本と中東を行き来しながら働く、作家の鷹鳥屋明(@Shams_Qamar_JP)さんの投稿が話題を呼んでいます。
鷹鳥屋さんがTwitterに投稿したのは、中東に位置するサウジアラビア王国で撮影した写真。
首都のリヤドで特徴的な名前の飲食店を目にした鷹鳥屋さんは、陳列されている食べ物を手に取らずにはいられませんでした。
なぜならば、そのパッケージは、日本語が分かる人であれば誰もがツッコミを入れたくなるものだったのです…!
日本人が思い浮かべるカツサンドは、その名の通り『カツがサンドされたサンドイッチ』でしょう。
しかし、鷹鳥屋さんが目にしたのは『カツサンド』と大きく表記された、カツ以外の物が挟まっている、さまざまなサンドイッチだったのです!
イギリスでは『日本風のカレー=カツカレー』という印象になっているようで、カツが入っていない従来のカレーも『カツカレー』と呼ばれています。
今回のケースは、なんとこの店が『カツサンド』という名称。そのため、すべてのサンドイッチに大きく『カツカサンド』と書かれているのです。
…とはいえ、やはり日本人から見ると、「カツが入っていないのにカツサンド?」と疑問を持ってしまいますね。
気になった鷹鳥屋さんは早速、フルーツが挟まった『カツサンド』を購入。
日本円にしておよそ600円の『カツサンド』を口にしてみると、ショートケーキをパンに挟んだような、濃厚な味わいだったのだとか!
ちなみに、パッケージの底面には「おいしい本格的な日本のカツサンド」と日本語でつづられていたそうです。
日本人からすると衝撃的な光景はまたたく間に拡散され、多くの人からツッコミや困惑する声が上がりました。
・イギリス同様に『カツ=日本風の』という意味合いになっているのだろうか…。
・「えっ!?カツはどこ!?」って思ったし、自分の目がおかしくなったのかと思った。
・ど、どういうことなの…。店名って分かっていても、脳が混乱する。
『カツの入っていないカツサンド』の真相は…
鷹鳥屋さんによると、『カツサンド』の大株主のうちの3人は日本が好きで、これまでたびたび来日していたといいます。
そんな中、「日本の食文化で、まだサウジアラビアに広まっていないものを浸透させよう!」と思い立ち、手軽でおいしいカツサンドを選んだのだとか。
しかし、イスラム教では豚肉を食べることはタブー。『カツサンド』創業者たちは日本人から見ると誤解が生じるのを理解した上で、『カツレツ』としての『カツ』として店名を名付けたそうです。
なお、鷹鳥屋さんが手に取ったフルーツサンドは、同月に発売したばかりの新商品だったため、パッケージ上部に商品名が表記されていなかったのだとか。
本来は、卵サンドやツナサンドのように、サンドされている具材の名称が上部に表記されているといいます。
出典:katsusando_sa
同店が販売するサンドイッチについて、『カツサンド』はこのようにアピールしました。
提供するサンドイッチはホットとクールに分かれており、ホットは和牛、ブラックアンガス牛がメイン。クールはエビや卵、ツナなどがあります。
和牛を使った『Gyu-Katsu(牛カツ)』は特においしく、自信のあるひと品です。本当は日本産の牛肉を使いたいのですが、現在はオーストリア産のものを使用しています。
日本大使も口にした逸品を、ぜひ日本の人にも食べていただきたいです。
豊かなバリエーションや味わい、食べ心地のよさから国内外で高い人気を誇る、日本のサンドイッチ。
きっと『カツサンド』の店舗から、サウジアラビア中にその魅力がどんどん広まっていくことでしょう!
「もっとサウジアラビアについて知りたい!」という人は…
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[文・構成/grape編集部]