駅アナウンス「痴漢をされたくないお客様は…」 大空幸星の意見に共感の声 By - grape編集部 公開:2022-09-11 更新:2022-09-11 JR性犯罪痴漢電車駅員 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 日本で長年問題視されている、満員電車。通勤時間になると、都市部の路線の混雑率が100%をゆうに超えるのは珍しくありません。 満員電車は押しつぶされそうになるほど混雑しており、他人との距離感が近くなるため、乗客はストレスを感じています。 そんな状況下で、もう1つ社会で問題視されているのが、合意なく他者の身体に触れる痴漢行為。 身動きがとりづらいことに加え、人ごみで死角が生じることから、混雑した電車で痴漢被害を受けた経験のある人は多く存在しているといいます。 痴漢行為に対するJRのアナウンスがネットで物議 2022年8月30日にTwitterへ投稿された、1本の動画が議論を呼んでいます。 撮影者は、東京都新宿区にある埼京線新宿駅にいた男性。駅のホームにいたところ、駅員のアナウンスに耳を疑い、動画を撮影したのだとか。 動画では、駅員が拡声器を使用し、電車の利用者に向かってこのように呼びかける姿が映っていました。 防犯カメラは多く設置しておりますが、痴漢は多くいらっしゃいます。痴漢をされたくないお客様は後ろの車両をぜひご利用ください。 ※写真はイメージ アナウンスの内容は、痴漢の注意喚起を目的としたもの。埼京線は、痴漢被害が多く報告されている路線の1つです。 しかし、「痴漢がいらっしゃいます」という尊敬語や、「痴漢をされたくないお客様」といった被害を受ける側を指す言葉に対し、撮影者を含む多くの人が疑問を抱いたのです。 大空幸星、『痴漢注意アナウンス』に持論を展開 情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)は、同年9月8日の報道で動画を紹介。 JR側はアナウンスについて、「空いている車両への案内を目的としたアナウンスだったが、適切ではない部分があった」とコメントしています。 キャスターとして出演している実業家の大空幸星(おおぞら・こうき)さんは、実際の動画を見た上で、このように意見を述べました。 ちょっと擁護するとね、鉄道会社って防犯カメラを各車両に設置してたりするし、女性専用車両も設けていたりするので、一生懸命やってるのも事実なんです。 ただ、これやっぱり諦めているように聞こえるわけですよね。 やっぱり痴漢っていう犯罪行為の対策は諦めてはいけないということを、しっかりいっていかなきゃいけないと思います。 めざまし8 ーより引用 大空さんは「痴漢対策を諦めているように聞こえるのが、大きな問題」と指摘。 もちろん、大空さんがいうように各鉄道会社はさまざまな対策をとっています。しかし、被害を受ける側にこうして避難を呼びかけては、対応を怠っている印象を与えてしまうでしょう。 番組放送後、アナウンスの件はテレビを通してさらに多くの人に広まり、いろいろな意見が上がっています。 ・大空さんに同意。いい方のせいでどこか投げやりに聞こえて、そりゃ批判の声も上がるよ。 ・確かに自衛を呼び掛けるのは大事だけど、この伝え方はダメだと思う。 ・本当にそれよ。親切心からの行動なのは分かるんだけどさ…。 動画で「痴漢は多く…いらっしゃいます」と間があったことから、ネットでは「駅員が言葉選びを誤ってしまったのではないか」という声も。 混雑中のアナウンスだったため、駅員はマニュアルを読み上げたのではなく、自身で臨機応変に行動しようとした結果だったのかもしれません。 大空さんがいうように、鉄道会社をはじめ、世間が痴漢行為に対して「それは犯罪行為だ」と主張することが重要であり、被害を減らすカギなのでしょう。 [文・構成/grape編集部] 出典 めざまし8 Share Post LINE はてな コメント
日本で長年問題視されている、満員電車。通勤時間になると、都市部の路線の混雑率が100%をゆうに超えるのは珍しくありません。
満員電車は押しつぶされそうになるほど混雑しており、他人との距離感が近くなるため、乗客はストレスを感じています。
そんな状況下で、もう1つ社会で問題視されているのが、合意なく他者の身体に触れる痴漢行為。
身動きがとりづらいことに加え、人ごみで死角が生じることから、混雑した電車で痴漢被害を受けた経験のある人は多く存在しているといいます。
痴漢行為に対するJRのアナウンスがネットで物議
2022年8月30日にTwitterへ投稿された、1本の動画が議論を呼んでいます。
撮影者は、東京都新宿区にある埼京線新宿駅にいた男性。駅のホームにいたところ、駅員のアナウンスに耳を疑い、動画を撮影したのだとか。
動画では、駅員が拡声器を使用し、電車の利用者に向かってこのように呼びかける姿が映っていました。
防犯カメラは多く設置しておりますが、痴漢は多くいらっしゃいます。痴漢をされたくないお客様は後ろの車両をぜひご利用ください。
※写真はイメージ
アナウンスの内容は、痴漢の注意喚起を目的としたもの。埼京線は、痴漢被害が多く報告されている路線の1つです。
しかし、「痴漢がいらっしゃいます」という尊敬語や、「痴漢をされたくないお客様」といった被害を受ける側を指す言葉に対し、撮影者を含む多くの人が疑問を抱いたのです。
大空幸星、『痴漢注意アナウンス』に持論を展開
情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)は、同年9月8日の報道で動画を紹介。
JR側はアナウンスについて、「空いている車両への案内を目的としたアナウンスだったが、適切ではない部分があった」とコメントしています。
キャスターとして出演している実業家の大空幸星(おおぞら・こうき)さんは、実際の動画を見た上で、このように意見を述べました。
大空さんは「痴漢対策を諦めているように聞こえるのが、大きな問題」と指摘。
もちろん、大空さんがいうように各鉄道会社はさまざまな対策をとっています。しかし、被害を受ける側にこうして避難を呼びかけては、対応を怠っている印象を与えてしまうでしょう。
番組放送後、アナウンスの件はテレビを通してさらに多くの人に広まり、いろいろな意見が上がっています。
・大空さんに同意。いい方のせいでどこか投げやりに聞こえて、そりゃ批判の声も上がるよ。
・確かに自衛を呼び掛けるのは大事だけど、この伝え方はダメだと思う。
・本当にそれよ。親切心からの行動なのは分かるんだけどさ…。
動画で「痴漢は多く…いらっしゃいます」と間があったことから、ネットでは「駅員が言葉選びを誤ってしまったのではないか」という声も。
混雑中のアナウンスだったため、駅員はマニュアルを読み上げたのではなく、自身で臨機応変に行動しようとした結果だったのかもしれません。
大空さんがいうように、鉄道会社をはじめ、世間が痴漢行為に対して「それは犯罪行為だ」と主張することが重要であり、被害を減らすカギなのでしょう。
[文・構成/grape編集部]