「ガチャピンの南極上陸はいつ？」フジテレビ取材班が第64次南極地域観測隊に同行！

２０２２年１１月１１日、第64次南極地域観測隊を乗せた観測船『しらせ』が、東京・青海の東京国際ターミナルから出航しました。

この観測隊には、国立極地研究所の取材企画として、フジテレビ取材班の３名が同行。オーストラリアのフリーマントルでの寄港を経て、１２月２０日現在「間もなく南極到着」という状況です。

南極観測は「まだこれからが本番」という状況ではあるものの、４０日を超える船旅では、様々な出来事がありました。

grapeでは、そんな第64次南極地域観測隊のアレコレを、フジテレビ取材班を通してご紹介していきます！

出航～フリーマントル@オーストラリア

まずは寄港地となるオーストラリアのフリーマントルを目指す『しらせ』。

赤道付近まで約１週間、赤道～フリーマントルが同じく１週間程度かかる想定で進んでいきます。

毎週金曜日はカレーの日！

長い船旅では、曜日の感覚がなくなってしまうことも…「毎日船の上」という状況を考えれば、仕方のないことでしょう。

そのため『しらせ』では、金曜日は海上自衛隊カレーと決まっているそう。これにより、隊員は曜日感覚を失わずに済むのです。

ちなみに、『しらせ』が出発した２０２２年１１月１１日は金曜日。そのため、初日から食卓にはカレーが登場しました。

ボリューム満点でコク深いカレーは隊員からも人気で、「帰るまであと１カレー」「南極に到着するまでにあと２カレーだ」といった表現がされるほど。写真を見ているだけで、カレーが食べたくなってしまいますね！

船酔い対策３箇条？

個人差はあるものの、船旅で「一番苦しい」といわれることもある船酔い。

隊員の皆さんは、どのように対処しているのでしょうか…その一旦が垣間見える写真がこちら！

慣れる！！！

一見すると、ワイルドすぎる対処に思えますが、実はこれが一番効くのかもしれませんね…。

美味しそうなグルメはほかにも！

『しらせ』は、医療隊員による応急処置講習のほか、赤道通過時に行う赤道祭などさまざまなことを行いながら、フリーマントルを目指します。

南極到着後、安全かつ速やかに観測を行うために必要な事前準備に抜かりがない隊員たち。一方で、日々のご飯が楽しみになるのは当然のことなのでしょう。

例えば、ある日の食事はオムライス。

また、ソフトクリームが提供されることも。

赤道に近い位置での提供スタートだったこともあり、長蛇の列ができるほど盛況だったようです。

こんな貼り紙からも「いかに人気があるか」が伝わってきますね！

出航から１６日目にフリーマントルに到着！

１１月２６日、出航から１６日目となるこの日、『しらせ』はフリーマントルに接岸しました。

約１週間後の１２月１日に、いよいよ南極へ向けて出港することになります。

フリーマントル～南極へ

２０２２年１２月１日、南極へ向けてフリーマントルを出航した観測船『しらせ』。

ここからは暴風圏を抜けるなど、これまで以上に過酷な海域を超えていくことになります。

暴風域に向けての対策も万全

暴風域では、全長約１３８mの『しらせ』が大きく揺れます。

そのため、床と椅子を金具で固定するなどの対策を行うのです。

オーロラを撮影！

１２月４日、南緯５０度を超え、横揺れがひどく、多くの隊員を悩ませているといいます。

そんな中、完全な形ではないものの、オーロラを撮影することに成功。ぜひ動画でご覧ください。

初氷山から氷山の多いエリアへ

１２月６日、南緯５５～６０度の海域で、初氷山を確認。

以降、毎日のように氷山を目撃できるエリアへと入っていきます。

「南極が近づいてきたこと」が実感できますね！

餅つき大会！

南極到着まで約１週間となった１２月１４日、『しらせ』では餅つき大会が行われました。

船内で行われているとは思えないほど、本格的な餅つき！

ご覧の通り、味のバリエーションも豊富。

つきたてのお餅のモッチリ感が伝わってきますね。

南極到着は間もなく！

２０２２年１２月２０日現在、観測船『しらせ』はまだ南極に到着していません。氷の状況や気象状況によって、スケジュールを変更しつつ安全に南極に到着できる日を待っているとのことです。

また、報道番組『Live News イット！』でお天気キャスターを務めるガチャピンも取材陣の一員として南極に初めて上陸とのこと。

今後grapeでは、ガチャピンの南極上陸の様子や、フジテレビ取材班の南極での活動、観測隊の年越しなど、第64次南極地域観測隊の情報をお伝えしていきます。

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[文・構成／grape編集部]