歩道にポツンと置かれたマンションのチラシ 書かれた内容に「爆笑した」
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親日家がとても多い国である台湾。
日本のことが大好きな台湾人ですが、『好き』が斜め上の方向へいってしまったのか、建物にまで日本由来の名前がついていることがあるのです。
本記事では日本人からすると、「なんでこんな名前にしたのだろう…」と思ってしまう建物をいくつか紹介します!
日本の都市名を建物に…?
台湾の玄関口といえる『桃園空港』のある桃園市。都市開発が進み、たくさんの高層マンションが建ち並んでいる中の一軒に筆者の友人が住んでいます。
そのマンションの名前は『豊田』。これだけ見ると、「日本の地名と同じだな」くらいにしか思わないかもしれませんが、すぐ近くには『代官山』という建物が存在します。
竹城建設が手掛けるマンション『竹城代官山』
しばらく道なりに行くと、なんと今度は『竹城千葉園』と『竹城京都』という名前のマンションを隣同士で発見!
実はこれらのマンションは台湾で展開している『竹城建設』という建築会社のマンションシリーズ。
『竹城建設』はどうやら日本の都市名を建物に付けるのが好きらしく、ほかにも『六本木』『北海道』『箱根』といった都市の名前がついたマンションがあるのだそうです。
都市の名前だけでは飽き足らなかったのか、中には『甲子園』『企業家』『横綱』など面白いラインナップも!
こんな名前のマンションを見つけたら、思わずクスっと笑ってしまいますよね!
大層な名前がついた庶民向けのマンション
台湾の首都・台北市から電車で1時間ほどで行ける台中市は、台湾人が住みたい都市ナンバー1ともいわれている都市です。
人気都市の台中市にも変わった名前の建物があります。その名はなんと『首相官邸』。
「首相官邸ってことは首相が住んでいるの?」と思うかもしれませんが…違います。一般市民が住んでいる普通のマンションです。
都心から離れた住宅街にあるので、写真撮影は叶わなかったのが残念ですが、興味がある人はGoogleマップの検索バーに『首相官邸』と入れてみてください。
1つは日本の永田町がヒットしますが、もう1つは台湾の台中市にあることが確認できます。
考えれば考えるほど、なぜマンションの名前を『首相官邸』にしたのか謎が深まります…。台湾人のセンスは測り知れませんね。
ジブリ映画で有名な音楽家の名前も?
台湾といえば、宮崎駿監督のジブリ映画『千と千尋の神隠し』の舞台になったことでも有名。
幻想的な世界観をより一層音楽で盛り上げている久石譲さんは、台湾でも押しも押されもせぬ人気の作曲家のようです。
その証拠に『久石譲』という名前のついたマンションが存在!それも1棟ではなく何棟もです。
地名だけではなく、人物名までマンションに名付けてしまうとは…台湾人はなんともユーモアあふれる感性を持っているようですね!
あの有名プロデューサーの名前が!?
1990年代の音楽業界にブームを巻き起こした作曲家である小室哲哉さんも、久石譲さんと同じくマンションの名前になっています。
筆者がなぜ、その存在を知っているかというと…以前、このマンションの一室が売りに出されている時に広告を見つけたからです。
街を歩いていた時、写真の『小室哲哉美宅』と書いてあるチラシが歩道にポツンと置いてあり、思わず大爆笑してしまいました。
『小室哲哉マンション』売り出し中のチラシ
『小室哲哉マンション』は中山区という台北の真ん中に位置する、日本人がたくさん住んでいる地域にあり、実際日本人が数人住んでいるそう。
台湾で引っ越した先の住所が『小室哲哉』だったなんて、日本人にとっては笑いのネタにもなりそうです。
日本にちなんだ名前を、どんどん建物に付けてしまう親日家な台湾人。日本への愛であふれかえっていますね!
[文/キジカク・構成/grape編集部]