世の中では『よい』とされているけど? オードリー・タンが、しないこと
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快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。
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- 出典
- クイズ 天才の答えが答え
grape [グレイプ] entertainment
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『ITの神』『台湾の天才』といわれ、2016年に台湾史上最年少の35歳で閣僚就任を果たした、オードリー・タン氏。
台湾がいちはやく新型コロナウイルス感染症の封じ込めに成功したといわれている背景には、同氏の働きが大きいといわれ、世界中で脚光を浴びました。
そんなオードリー氏が、2021年3月23日放送のバラエティ番組『クイズ 天才の答えが答え』(NHK)に出演。
世の中で『よい』とされているが、実はそうでもないものは?
この問いに対するオードリー氏の回答が、日本中で反響を呼んでいます。
オードリー・タン「私なら残業する代わりに…」
ゲストの『天才』に対して日常生活をはじめさまざまな質問を投げかけ、なんと答えたかを出演者が当てていくという同番組。
先の質問に対して、オードリー氏があげた答えは以下のものでした。
ひと昔前までは、寝る間も惜しんで勉強し、働くことが美徳とされていた日本。現代において、その風潮は薄れつつある一方で、いまだ当時の価値観を根強く感じる場面は多々あります。
しかし、美徳とされていた『寝る間も惜しんで働く』という考えに「NO」と答えたオードリー氏。
子供たちの宿題を例にあげ、「子供は寝る時間を削ってでも宿題を終わらせるようにいわれますが、寝不足になってしまったら宿題の内容は記憶に残らない」と効率の悪さを理由にあげました。
その上で、大人である自分の立場に置き換え、こうも続けます。
寝る間も惜しんで努力しようとする姿勢は素晴らしいことかもしれません。
しかし、睡眠時間を削るということは、一歩間違えれば、ただ時間を浪費していることにつながりかねないようにも思えます。
現代にも根強く残る『寝る間も惜しんで』の風潮に対して否定的な意見を述べたオードリー氏。同氏の持論はネット上で反響を呼び、さまざまなコメントが寄せられています。
・睡眠時間を削って働くと、健康や寿命にも影響してくるのは今の団塊世代を見るとよく分かる。
・睡眠は大事!若い時の無理は、歳をとるにつれ確実に身体をむしばんでいく。
・睡眠不足による日本の経済損失は、年間15兆円にもなるといわれています。タンさんのいう通りですね。
『経済協力開発機構』の調査で、平均睡眠時間がもっとも短いという結果も出ている日本。
宿題にせよ仕事にせよ、期日までに終わらせなければいけないことはあります。スケジュールは自身で管理し、決められた期日は守るべきです。
しかし、「寝る間も惜しんで頑張れ」などといって他者が無理難題を課すなど、相手のスケジュールをコントロールするべきではないのではないでしょうか…。
[文・構成/grape編集部]