小型犬が病院で出産 目にした光景に、医師「ありえない…」
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女性にとって出産は命がけで、それは動物も同じことです。
アメリカのケンタッキー州にある動物保護施設『ケンタッキー・ヒューメイン・ソサエティ』に、妊娠しているメス犬が連れて来られました。
『ママ・マローン』と名付けられたジャック・ラッセルテリアは、田舎にある過密状態のシェルターに保護されていました。
お腹が急速に大きくなったため、医療環境が整った病院で出産できるように、『ケンタッキー・ヒューメイン・ソサエティ』に助けを求めたそうです。
『ケンタッキー・ヒューメイン・ソサエティ』の獣医師であるエミリー・ビューリーさんは、すぐにママ・マローンを引き取りに行きました。
小さな母犬から生まれた子犬の数にびっくり
ママ・マローンは妊娠後期で、医師たちは母体のために自然分娩で産まれることを願っていたといいます。
しかし、ママ・マローンが陣痛を起こした時、明らかに苦しそうだったため、ビューリー医師は安全な選択肢として緊急帝王切開にしようと判断。
病院では産まれた子犬の呼吸を手助けするため、スタッフ総動員で手術が行われました。
手術は順調に進み、なんと9匹の元気な子犬が誕生したのです!
ウェブメディア『The Dodo』によると、通常、小型犬が産む子犬は2~5匹程度とのこと。
ママ・マローンが9匹の子犬たちを無事に出産したことに、病院のスタッフも驚きを隠せなかったようです。
『ケンタッキー・ヒューメイン・ソサエティ』のFacebookに投稿された出産の報告には、驚きと喜びの声が上がっています。
・こんな小さな体で9匹も産んだなんて。ママ、よく頑張ったね!
・信じられない。母犬も子犬も全員元気だったのは奇跡だよ。
・出産をサポートしてくれた医療チームのみなさんはヒーローだ。
出産後に、子犬たちに授乳をしている時のママ・マローンの穏やかな表情が印象的ですね。
子犬たちが里親を募集できるようになるまでは、ビューリー医師が自宅でママ・マローンと子犬たちの世話をするということです。
動物は通常、人の助けを借りなくても出産できますが、9匹もの子犬を身ごもっていたママ・マローンは自力での出産はリスクが伴ったと思われます。
献身的な医療チームのおかげで、ママ・マローンも子犬たちも全員が無事でよかったですね。
[文・構成/grape編集部]