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ニューバランスの990番台ってどんな靴? 最新モデルは何番?

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

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1906年にアメリカ・ボストンで誕生した、人気ブランド『New Balance(ニューバランス)』。

100年以上の歴史を持つニューバランスは、さまざまな品番のシューズを発売してきました。

その中でも定番といわれ、絶大な人気を誇っている靴の1つが『996』のシリーズです。そんな996シリーズが含まれる990番台とはどのようなモデルなのでしょうか。深掘りしていきましょう。

ニューバランスの990番台ってどんな靴? 最新モデルは?

ニューバランスの990番台とは、ブランドを代表するような顔的存在のシューズが多数そろっているモデル。モデルチェンジが頻繁に行われるため、最新のテクノロジーを取り入れているモデルでもあります。

1982年に初代が誕生してから2023年までに、さまざまなモデルが販売されており、多くの人に愛されてきたシリーズです。

代表的な990番台の歴史を見てみると、以下のような順番で販売がされてきました。

990→995→996→997→998→999→990v2→991→992→993→990v3→990v4
→990v5→990v6

ちなみに、既存の品番の特徴を2つ組み合わせた『991.5』や『991.9』など、小数点の付くシリーズもありますが、珍しいためここでは割愛しています。

それぞれどのようなシリーズなのかを、細かく見ていきましょう。

ニューバランス990番台の初代はM990から

「1000点満点中990点」という有名なうたい文句とともに、1982年に登場したのがM990。当時のランニングシューズなら何足か買えてしまう、100ドルという驚きの高価格で発売していました。

その履き心地は抜群で、クッション性や安定性、高い耐久性を実現。高機能ランニングシューズとして、多くのランナーの足元を支えてきた1足です。

ランニング業界においてニューバランスの認知度を高め、確固たる地位を築いた1足ともいえるでしょう。

ビブラムソールを使用した2代目モデルM995

初代が誕生してから4年後の1986年に発売したのが、2代目のM995です。

M990の衝撃吸収性と安定性を向上させるために、ポリウレタンとEAVを組み合わせた2層のミッドソールを採用。さらにアウトソールには、ビブラムソールを使用しています。

また、安全性向上のためニューバランスの顔である『Nマーク』がリフレクターになったモデルです。

M990のデザインを残しつつ、次代のM996につながるシャープなフォルムも活かした、いいとこ取りのモデルとなっています。

ニューバランスの定番アイテムといえばM996

1988年に3代目として誕生したM996。オンロードのランニングシューズとして開発され、『ENCAP(エンキャップ)』と『C-CAP(シーキャップ)』が組み合わさったことでクッション性が向上しています。

今なおその人気は高く、ニューバランスの定番といえばこのモデルを思い浮かべる人も多いでしょう。

現在でも生産されており、大人向けはアメリカ製の『M996』とアジア製の『CM996』や女性用の『WL996』といった3つの種類を展開しています。品質に定評のあるアメリカ製のM996は2万7千円前後からと値段は高め。

対して、CM996は美しいフォルムながら大量生産のアジア製ということもあって、1万5千円前後で購入することが可能です。そのため、CM996はコストパフォーマンスの高さから多くのユーザーに愛されている逸品といえます。

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990番台で初めて小Nを使用したM997

1991年に発売されたM997は、990番台で初めて小さいNマーク(通称、小N)が採用されたモデル。ファッション性が向上しており、レトロ感とハイテク感のバランスがよいスニーカーとして愛されています。

また、一体成型のポリウレタン製ミッドソールのエンキャップを採用した初の990番台で、衝撃吸収性が大幅にアップしており、高い歩行性能を誇っていました。

最先端テクノロジー・アブゾーブが初めて使われたM998

引き続きNマークの小さいM998は、1993年に発売。ニューバランスで初めて『ABZORB(アブゾーブ)』をミッドソールに搭載したモデルです。

アブゾーブは当時の最先端技術で、列車の衝撃を吸収するハイテク素材から着想を得ているといわれています。

歩行時の安定性が高く、衝撃吸収性や反発弾性にも定評がありました。

M999は最後のモデルではない

990番台の6代目となるM999は、1996年に発売されました。

アブゾーブとヒール部分が一体成型され、ボリューム感のあるソールが印象的なモデルです。

また、つま先のメッシュ部分を広くとっているため、屈曲性が高くなり、より快適に走れるようになっています。

コストを抑え、低価格帯で生産できるように、アジア工場で作られたML999というモデルもありました。

1周して990番に戻ってきたM990v2

M999まで続いてきた990番台シリーズ。番号が1000番台に移行するのかと思いきや、原点回帰で1周回ってM990を冠したv2(バージョン2)として数字が戻ります。

ヒール部分のアブゾーブが可視化され、よりハイテク感の強くなったM990v2。1998年に発売されました。

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スティーブ・ジョブズが愛用したM991

2001年に発売されたのがM991です。

衝撃吸収性の高いアブゾーブをヒール部分だけ可視化していたM990v2とは異なり、M991ではフォアフットも可視化。より近未来的なデザインとなりました。

また、前足部にもアブゾーブを使用したことで、より高い衝撃吸収性を発揮しています。

M991は、Appleの創業者スティーブ・ジョブズに愛用されていた靴としても有名です。

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ニューバランスの100周年に作られたM992

2006年に、ニューバランスの100周年を記念して作られたのがM992。M991のスペックを基調にしつつ、機能面をアップデートさせ、よりスマートなフォルムになっています。

衝撃吸収性や反発弾性を向上させた『ABZORB SBS』をミッドソールに採用しているため、アブゾーブよりも履き心地が向上。

レザーが多く使われているため、しっかりと足を包んでくれる安定感も増しています。

さらに進化したMR993

その見た目からM992と比べられることが多いMR993は、2008年に発売されました。

MR993は、M992で使われていた『ABZORB SBS』が進化した『ABZORB DTS』というテクノロジーをミッドソールに使用。さらに『ACTEVA(アクティバ)』という技術も採用して、軽量化を計っています。

また、前足部のABZORB SBSを2分割したり、つま先のメッシュを広げたりすることで、屈曲性と耐久性を向上させることに成功。トータルバランスの優れた1足となり、人気のモデルとなりました。

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大幅な軽量化に成功したM990v3

M990の3バージョン目となるM990v3は、2012年に発売。

ミッドソールはエンキャップに加え、ニューバランスで随一の性能を誇る超軽量素材の『REVLITE(レブライト)』を採用し軽量化に成功しています。

ほかにもアウトソールに発泡ラバーを使用するなど、大幅な軽量化が施されたようです。

カジュアルな服装にも合わせやすいデザインで、ニューバランスの代表的な名作ともいわれています。

Nロゴが細くなったM990v4

2016年に登場したM990v4は、ミッドソールに軽量性やクッション性に優れた『ACTIVA LITE(アクティバライト)』をポリウレタン素材で包み込んだエンキャップ構造を採用することでさらに軽量化。

M990v3よりも軽量化されたシューズとなっています。

また、Nロゴが細くなっていたり、定番のグレー色が少し白みの強い色合いになっていたりとデザイン的にもさまざまな変更がされました。

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テクノロジーを多数搭載したM990v5

2019年に登場したM990v5は、ミッドソールにアクティバライト、アブゾーブ、エンキャップといったニューバランスのテクノロジーを多数搭載。

耐久性やクッション性、衝撃吸収性や反発弾性など、履き心地にかかわるさまざまな機能に長けるモデルです。

また、アンクル部分に『TPUストラップ』が採用されたことで、フィット感が向上。デザイン的にも大きく変化しました。

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990番台の最新作M990v6

2022年の11月と12月に数量限定で先行販売し、2023年2月より一般販売が始まった990番台の最新作M990v6。

ピッグスキンスエードとシンセティックレザーが、メッシュアッパーの上をヒールからつま先まで流れるようにデザインされています。

ミッドソールには反発弾性に優れる『FuelCell(フューエルセル)』を990番台で初めて採用。さらなる進化を遂げています。

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ニューバランスの990番台で購入しやすいのは? おすすめのコーデは?

ニューバランスの顔ともいえる990番台。スリムでスマートな見た目のモデルが多いので、さまざまなコーデに合わせられて便利なシリーズです。

とはいえ、すでに生産を終了しているものも多数あるので、入手が困難なものもあります。

そんな990番台で現在でも生産されており、たくさんのカラーを展開しているのが996シリーズです。

前述したように996はアメリカ製の『M996』、アジア製の『CM996』や女性用の『WL996』の3つの種類を販売しています。

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グレーやネイビー、ブラックなどの定番色がコーデに合わせやすく人気です。

それぞれどのような着こなしになるのかを見てみましょう。

ニューバランスの990番台:CM996のグレー

通常のグレーよりも少しホワイトよりのCM996。

さわやかな色味なので、春など色を取り入れるコーデに合わせやすく、軽やかな足元を演出することができます。

ニューバランスの990番台:CM996のネイビー

CM996のネイビーは、黒に近い濃くてシックな色合いです。

どのようなファッションにも合わせやすく、CM996でも定番の色となっています。

ニューバランスの990番台:CM996のブラック

CM996の定番色として、人気の高いカラーの1つ黒

軽めの色合いを選んでもビシッと足元を引き締めてくれるので、さまざまなコーデに合わせて履きこなすことができるでしょう。

ニューバランスの990番台:CM996のホワイト

ホワイトもコーデに合わせやすく、人気色の1つです。

多くの色合いを取り入れても足元に色味がないため、ごちゃごちゃとならずシンプルにまとめてくれます。

ニューバランスの990番台 まとめ

ニューバランスの990番台は、ブランドを代表する顔的モデルが多数存在する品番。

モデルチェンジも頻繁に行われるので、最新のテクノロジーが搭載されているものが多くあり、人気の高いシリーズです。

また、1988年に3代目として誕生したM996は、2023年現在でも大人向けは3つの種類が生産されており、ニューバランスの定番アイテムの1つとして人気の高いシューズとなっています。

ニューバランスの990番台とは

・ブランドを代表する顔的モデル。

・モデルチェンジも頻繁に行われる。

・996シリーズは定番アイテムの1つで人気。

コーデも合わせやすく、履きやすいと人気の990番台。

CM996は特に人気が高く、価格的にも入手しやすいので、1足でも持っていると便利ですよ。


[文・構成/grape編集部]

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