ニューバランスの番号の意味を知って 「そんな違いが!」
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1906年にアメリカ・ボストンで創業し、すでに100年以上の歴史を持っている人気ブランド『New Balance(ニューバランス)』。数多くの種類のスニーカーを世に出しています。
ニューバランスのスニーカーはさまざまなコーデに合わせやすく、履き心地もいいため多くの人に愛されてきました。
そんなニューバランスのモデル名は、基本的にアルファベットと数字の組み合わせ(CM996やM574など)で表現されています。
この品番には意味のあるものも多く、知っておくことで自分好みのモデルを探す手助けとなることも。
番号にはどのような意味があるのかや代表的なモデルなど、ニューバランスのシューズがより分かる品番について見ていきましょう。
ニューバランスの番号の意味って? 500番台や900番台、1000番台ってどんな靴?
ニューバランスの靴には、先述したようにM996やM1300など、アルファベットと数字を組み合わせたモデル名が付いています。
この数字は靴の傾向を表しており、オフロード用やフラッグシップモデルなどが分かるようになっているのです。
M574などが分類されている500番台はオフロード用の靴で、ニューバランスで定番のM996といった900番台は、ブランドを代表する顔的存在が多く誕生している靴。また、M1300などの1000番台は、メーカーが誇るフラッグシップモデルといえます。
それぞれどのような靴があるのかを、代表的なモデルとともに見ていきましょう。
ニューバランスの番号の意味:500番台
ニューバランスの500番台とは、ひと言でいってしまえばオフロード用に開発されたシリーズのことです。シルエットはボリューム感があり、安定感のある履き心地。
アウトソールも悪路を走れるように、ハッキリとした凹凸を備えています。
574のアウトソール
500番台はM555というモデルから始まり、M574やM576などの人気シリーズが誕生しました。
その歴史を見てみると、以下のような流れです。
555→565→575→576→550→574→577→580→585
ほかにも515や520などがありますが、ここでは割愛しています。
500番台の代表的なモデルは、M574やM576といえるでしょう。
オフロードのイメージを定着させたM576
「500番台はオフロード用」というイメージを定着させたのがM576。1988年に登場し、当時としては画期的なオフロードシューズでした。
個性的な溝の深いアウトソールが特徴で、安定性とクッション性を持つ『ENCAP(エンキャップ)』を採用するなど、悪路での走行に適した装備が多く搭載されています。
また、基本的にはM575のデザインを継承しており、ボリューム感のあるつま先部分などは人気の高いものでした。
さらに当時のニューバランスでは主流だった、メッシュとスエードのアッパーデザインを一新。スムースレザーやヌバックを使用したバージョンも登場し、ストリートシーンでも評価されるようになり、永久定番の代表的な品番になりました。
基本的にはUK製で高級感があり、上質さが特徴ともいえるでしょう。
ニューバランスの定番アイテムM574
M576と並ぶ500番台の顔的存在であるM574は、1990年代に登場。M576の廉価版として作られました。そのため、見た目はとてもよく似ています。
特にアジア生産のML574は、オフロードでの履きやすさを追求しつつも、低価格帯で購入できる手軽さ、カラーバリエーションの豊富さから人気を博しており、「ニューバランスといえば」で思い浮かべる品番といえるでしょう。
履いている人も多くM996と並んで、ニューバランスで人気のシューズとなっています。
スマートなM996と比べて、足の横幅に余裕がある作りなので、日本人の足にはピッタリとフィットしやすいでしょう。
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ニューバランスの番号の意味:900番台
ニューバランスの900番台とは、ブランドを代表するような顔的存在のシューズが多数そろっているモデル。モデルチェンジが頻繁に行われるため、最新のテクノロジーを取り入れているモデルでもあります。
1982年に990番台の初代が誕生してから2023年までに、さまざまなモデルが販売されており、多くの人に愛されてきたシリーズです。
代表的な900番台の歴史を見てみると、以下のような順番で販売がされてきました。
990→995→996→997→998→999→990v2→991→992→993→990v3→990v4
→990v5→990v6
ちなみに、既存の品番の特徴を2つ組み合わせた『991.5』や『991.9』など、小数点の付くシリーズもありますが、珍しいためここでは割愛しています。
それぞれどのようなシリーズなのかを、細かく見ていきましょう。
ニューバランス900番台の初代はM990から
「1000点満点中990点」という有名なうたい文句とともに、1982年に登場したのがM990。当時のランニングシューズなら4足も買えてしまう、100ドルという驚きの高価格で発売していました。
その履き心地は抜群で、クッション性や安定性、高い耐久性を実現。高機能ランニングシューズとして、多くのランナーの足元を支えてきた1足です。
ランニング業界においてニューバランスの認知度を高め、確固たる地位を築いた1足ともいえるでしょう。
また、M990を冠したv2やv4など、バージョンの上がったモデルも登場。2023年2月より一般販売が始まったM990v6が現在の最新作です。
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ニューバランスの定番アイテムといえばM996
1988年に900番台の3代目として誕生したM996。オンロードのランニングシューズとして開発され、エンキャップと『C-CAP(シーキャップ)』が組み合わさったことでクッション性が向上しています。
今なおその人気は高く、ニューバランスの定番といえばこのモデルを思い浮かべる人も多いでしょう。
現在でも生産されており、大人向けはアメリカ製の『M996』とアジア製の『CM996』や女性用の『WL996』といった3つの種類を展開しています。品質に定評のあるアメリカ製のM996は2万7千円前後からと値段は高め。
対して、CM996は美しいフォルムながら大量生産のアジア製ということもあって、1万5千円前後で購入することが可能です。そのため、CM996はコストパフォーマンスの高さから多くのユーザーに愛されている逸品といえます。
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ニューバランスの番号の意味:1000番台と2000番台
ニューバランスの1000番台は、発売当時のメーカーが誇るテクノロジーを惜しみなく使用しているフラッグシップモデル。最高の機能を搭載しており、ラグジュアリーな履き心地を実現しています。
その系譜は今も続いており、2000年以降は2000番台シリーズとして販売。機能性を重視したスニーカーとなっています。
代表的な1000番台、2000番台の発売された順番を見ていくと、このような並びです。
1300→1500→1400→1600→1700→2000→2001→2002→2040
主にこのようなモデルが登場しています。
ニューバランス1000番台の始まりはM1300から
1985年に130ドルという驚愕の価格で登場したのが、初の1000番台シリーズM1300です。
当時の価格で考えると、何足かランニングシューズが買えてしまう値段だったといわれるほど高額なシューズ。
機能的には、初めてエンキャップというミッドソールが使用されたモデルで、高い安定性とクッション性を備えていました。
先述したようにエンキャップは、ニューバランスを代表する技術の1つで、USA製のM996や定番アイテムであるML574などに搭載されているテクノロジーです。
その履き心地はラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ」と絶賛したといわれているほど。
M1300は、5年ごと(1995年、2000年、2005年、2010年、2015年、2020年)に『1300JP』といった復刻モデルが発売されるほど、大人気のシリーズとなっています。
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人気が高く高級感のあるMR2002
2010年、人工皮革を使うことが続いていた1000番台シリーズで、久しぶりに天然のヌバックを使用したMR2002が登場。
2000年に入ったことで、今までの1000番台シリーズが終わり、品番は2000番台へと移行しました。
とはいえ、ニューバランスのフラッグシップモデルであることは変わらず、当時のハイテク機能が搭載されたシューズとなっています。
MR2002は靴を作る時の木型(ラスト)を、定番のM996などで使われていた『SL-1』を改良した『PL-1』に変更。大規模な刷新が行われた、人気の高いシューズとなっています。
2023年5月現在、M2002Rというアジア製のモデルが販売されています。
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ニューバランスの番号の意味 まとめ
ニューバランスの代表的な番号の意味は、500番台ならオフロード用、900番台はメーカーを代表するモデル、1000番台はフラッグシップモデルという、靴の特性を表すものでした。
ニューバランスの番号の意味
・500番台はオフロード用。
・900番台はメーカーを代表するモデル。
・1000番台、2000番台は技術の粋を集めたフラッグシップモデル。
それぞれのモデルの特徴が分かる、ニューバランスの番号。品番をよく知ることで、欲しいジャンルの靴がひと目で分かるようになるでしょう。
ジャンルごとに人気のスニーカーなどもあるので、ぜひお気に入りの靴を見つけてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]