マフィン型の代用品10選! クッキングシートで手作りする方法も紹介
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「マフィン型の代用品を知りたい」「電子レンジで使えるものなら代用になるのかな」とお悩みの人はいるのではないでしょうか。
マフィン型の代用品として使えるものは、電子レンジやオーブンなどで加熱しても問題ないものだけ。耐熱性があるかどうかだけでは判断できないため注意が必要です。
本記事では、マフィン型の代用品にできる調理器具や容器を選ぶ際の注意点と、クッキングシートのみで焼く方法について解説します。
安全に楽しくお菓子作りをしたい人は、ぜひ最後までお読みください。
マフィン型の代用品は電子レンジやオーブンに対応しているかどうかが重要
マフィンの調理には電子レンジやオーブンでの加熱が必要な場合が多いため、マフィン型の代用品として使用できるのは、電子レンジやオーブンに対応しているものだけです。
なお、マフィンとカップケーキは混同されがちですが、マフィンはパン、カップケーキはケーキに分類されます。具体的な違いは、主材料である小麦とほかの材料との配合比です。
マフィンは小麦が多いなのに対し、カップケーキはバター、卵、砂糖などの材料と小麦粉が、同じ位の比率になっています。
甘い物がカップケーキというイメージはありますが、チョコチップやフルーツが入っていて甘いマフィンがあるのも事実です。
また、イングリッシュマフィンはパンと同じように生地をイースト菌で発酵させて作るもの。イングリッシュマフィンには基本的に甘さはありません。
マフィン型の代用品10選
マフィン型の代わりになるのは、電子レンジ、またはオーブンで使用可能なものだけです。一般的に、アルミ製は電子レンジ不可、陶器製は多くのものがオーブン不可になっています。
ほとんどの商品では、メーカー側で電子レンジやオーブンの使用可否について記載しているため、自己判断は避けるようにしましょう。
1.マフィンカップ
マフィンカップは使い捨てのものが売られているため、洗い物を減らしたい人におすすめです。
マフィン型は、マフィンカップが一つひとつ個別になっていて、複数個のマフィンをまとめて作れます。
材質はシリコンや紙などですが、マフィンやカップケーキを作ることを前提としているため、電子レンジやオーブンでの使用が可能となっているものが多いです。
2.シリコンカップ
シリコンカップを代用に使うと、マフィンやカップケーキに似た形に焼き上がるため、見た目にこだわりたい場合におすすめです。
また、シリコンは生地がくっつきにくいという特徴もあります。シリコン製のものは耐熱性があり、基本的に電子レンジで使用可能です。
しかし、耐熱性があってもオーブンで使用できるとは限らないので、確認は怠らないようにしましょう。
また、シリコンカップは熱の伝わり方が均一ではなく、焼き上がりにムラが出ることがあるため注意が必要です。
3.アルミカップ
アルミカップは熱が伝わりやすいため、ムラなく仕上げたい場合におすすめです。形状はマフィンカップと似ているため、マフィンやカップケーキらしい仕上がりになるでしょう。
材質がアルミ製のため電子レンジでの使用は不可ですが、オーブンで作るなら問題ありません。注意点は、横に広がりやすいものだと、思った通りの形にならない可能性があることです。
4.おかずカップ
おかずカップは、お弁当を作る習慣のある家庭の人におすすめです。普段からお弁当を作るのであれば、ほとんどの人が持っているでしょう。
少し横に広がりやすいですが、マフィン型として代用可能です。
材質はシリコンや紙などですが、お弁当用なので電子レンジやオーブンで使用可能な場合が多いです。しかし、耐久温度も含めて確認するようにしましょう。
5.ココット
ココットは、マフィンを違和感のない形に仕上げたい場合に適しています。ココットとは、プリンやスフレを作る際に使われている小型の耐熱容器です。
材質は陶器製、ガラス製、鉄製などで、オーブンで使用可能となっているものが多いです。しかし、盛り付け用の場合は、耐熱性が低いこともあるため注意しましょう。
また、ココットは横に広がらないため、直接生地を流し込むと焼き上がった後に取り出しにくくなります。
6.マグカップ
完成したマフィンやカップケーキを作ってそのまま食べるなら、マグカップがおすすめです。
使い捨てのカップとは異なり、繰り返し使えるためゴミを減らせます。マグカップマフィンやマグカップケーキというレシピもあるため、分量も簡単に調べられるでしょう。
基本的には電子レンジで使用できます。ただし、マグカップの材質やデザインの都合上、一部商品は電子レンジ不可のため、あらかじめ確認が必要です。
オーブンについてもマグカップごとに異なるため、確認しておきましょう。マグカップと同じく、スープカップも耐熱性のものがあるため、マフィン作りに使用できます。
7.茶碗蒸し椀
茶碗蒸し椀は、普段と変わった雰囲気を楽しみたい人におすすめです。耐熱性であることが多いですが、電子レンジやオーブンが必ず使えるというわけではないので、確認は必須になります。
一般的に、陶器製だとオーブン不可、陶磁器製ならどちらも使用可能になっていることが多いようです。また、形は異なりますが、茶碗を使っても普段と異なる雰囲気を楽しめるでしょう。
もし茶碗を使う場合も、電子レンジやオーブンで使えるかどうかは、必ず確認してください。
8.ケーキ型・パウンド型
ケーキ型やパウンド型は、大きなサイズで作りたい場合におすすめです。片手で持って食べられるサイズではないですが、多人数で取り分けるなら問題ありません。
家庭でケーキなどを焼く人は、ケーキ型やパウンド型を持っていることが多いでしょう。大きい円形でも長方形でも、問題なくマフィンやカップケーキは作成可能です。
しかし、生地を大量に入れると中心まで火が通るのに時間がかかるため、焼き加減をしっかりと確認しましょう。
9.セルクル
セルクルは、変わった形に焼き上げたいならおすすめです。セルクルはケーキ型と形が似ていますが底がなく、型抜きをするために使われる調理器具です。
基本的な円形以外にも、以下のような形があります。
中にクッキングシートやグラシン紙を敷けば、ケーキ型と同じようにマフィン型の代用になります。しかし、金属製で電子レンジ使用不可であることが多いため気を付けましょう。
10.プリン型・カヌレ型
プリン型やカヌレ型は、マフィン型と同じくらいのサイズで作りたい場合におすすめです。どちらも形状がマフィン型に近く、耐熱素材であることが多いため、違和感なく代用できるでしょう。
カヌレ型で作れば、通常とは違った形で作れます。似たような形状にゼリー型もありますが、プリン型として使えるものでなければ耐熱性がないことが多いため、気を付けましょう。
マフィン型の代用品を選ぶ際の注意点
マフィン型の代用品を使う場合の注意点は、以下の2つです。
耐熱素材であっても、電子レンジやオーブンの使用可否について確認を怠らないようにしましょう。
なぜなら、耐久温度がオーブンの温度より低かったり、素材にアルミが含まれていて電子レンジで使用できなかったりするケースがあるためです。
また、くっつかないようグラシン紙などを使ったカップを使用することも大切。ほかの型を代用する時にも、サイズが合うグラシン紙を使うようにしましょう。
もしグラシンカップがない場合は、クッキングシートやアルミホイルでも代用できます。
型にバターを刷毛で塗ったり、オイルスプレーを使う方法もありますが、仕上がりに影響するため事前に確認しましょう。具体的には、ニオイや味に影響することがあります。
マフィン型の代用品として不適切なもの2つ
SNSやブログで紹介されていることがある『紙コップ』と『牛乳パック』は、マフィン型の代用には向いていません。
どちらもポリエチレンでコーティングされており、高温にさらされると溶け出してしまう場合があるからです。
ポリエチレンに毒性はありませんが、体内に蓄積すると、あらゆる健康問題を引き起こす可能性があるといわれています。
また、溶け出したポリエチレンが発火する可能性もあるため、高温で調理する際には使わないようにしましょう。
対策として、内側にクッキングシートやアルミホイルを敷くことで生地に触れないようにするという方法があります。
しかし、根本的な問題が解消されるわけではないため、高温になる電子レンジやオーブンに入れないようにすべきです。
マフィンの型をクッキングシートで作成する方法
マフィンやカップケーキを焼くカップ型を作成する方法は、以下の通りです。
クッキングシートの大きさは目安となっているため、縦横長さが同じなら好みのサイズで作れます。基本的に、横に広がりにくくなっていれば、ほかの折り方でも問題ありません。
また、アルミホイルの場合、自立できる形にできればマフィンの型の代用になります。
マフィンの型をクッキングシートなどで作る際の注意点
ケーキなどのスポンジ生地を焼く際に、クッキングシートの端をホチキスで留めて型を作る方法があります。
しかし、ホチキスの針にアルミが含まれている場合は、電子レンジにかけると火花が出る可能性があるため注意が必要です。
アルミホイルで型を作る場合も電子レンジにかけると同じく火花が出るため、代用に使いたい場合はオーブンを使用する場合のみにしましょう。
また、ワックスペーパーはクッキングシートと見た目が似ていますが、耐熱性がないため代用しないようにしてください。
マフィン型はほかのカップでも代用できる!電子レンジ・オーブンに対応しているか必ず確認しよう
マフィン型がなくても、シリコンカップやアルミカップなどの代用品でもマフィンやカップケーキを焼くことができます。
大切なのは、電子レンジ・オーブンに対応しているかどうか確認することです。
SNSやブログなどで紹介されている牛乳パックや紙コップは、基本的に使わないようにしましょう。
一部電子電子レンジ対応の紙コップはありますが、一般的に100℃を超える高温調理に使われることは想定されていません。
また、クッキングシートなどを折り紙のように折ってカップや箱を作っても代用品として利用できます。
マフィンやカップケーキは、マフィン型やマフィンカップがなくても作れるため、ぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]