女性トイレに男児を連れて入る母親 「やめてほしい」との声が上がるワケ
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小さな子供と外出する際に「ママ、トイレ!」といわれて困った経験がある母親は多いでしょう。
男性の保護者が伴わない外出時、男児を連れた母親は子供のトイレに付き添うべきかどうかを悩むもの。
「まだ1人で上手く用を足せない」「防犯上1人で行かせるのは不安」といった理由から、一緒に女性トイレを利用させることも少なくありません。
しかし、そうした場面に不快感を覚える人も一定数いる模様。
2024年5月現在、SNS上では母親が女性トイレに男児を連れて入ることに対し「やめてほしい」と訴える声が相次ぎ、議論が巻き起こっています。
男児の女性トイレ利用に賛否の声
商業施設などの一部の女性トイレには、幼い男児向けの小便器が設置されており、実際に利用している場面を目にしたことがある人もいるかもしれません。
こうした設備があることから、一般的に広く許容されてきたように思える、男児の女性トイレ利用。
では、否定的な意見はどのようなものなのでしょうか。
・女性専用スペースに男性が入ることは、男児が何歳であったとしても不快です。過去に性被害経験のある女性は、たとえ子供であっても男性が怖い。ましてやトイレなど論外です。
・女性用トイレにある男児用のトイレは、なぜ壁で隔てられていないんだろう。やっぱり見えてしまうかもしれない状況は、少し嫌悪感を感じてしまいますね。
・その男児が何歳までかによる。就学したらアウトかな。だって、同級生と女性トイレで会ったら学校でどういわれるか心配になるし、女性トイレで同級生に会った女児もかわいそう。
否定的な意見の背景には、性被害による恐怖心などが関係している模様。
一部の人からは、男児から『覗き』などの行為をされたという報告も上がっており「れっきとした痴漢行為、性加害だよ」という厳しい意見も上がっていました。
男性トイレや女性トイレは関係なく、親には正しいトイレの使い方やマナーを子供にしっかりと教育する責任があるでしょう。
※写真はイメージ
一方、こうした意見に対し、SNS上では「別に気にしない」といった声も。
特に子供を持つ親からは「1人で行かせるのは怖い」などの切実な声が上がっていました。
・社会人の女ですが、男児が女性トイレにいてもまじで気にしません。男の子でも性犯罪や誘拐に巻き込まれた事件が山ほどあるから、母親が面倒を見ているとこっちも安心する。
・来年から小学生の男児がいますが、正直、1人で男性トイレに行かせるのはとても怖いんですよね…。小さな男の子を狙っている小児性愛者が、トイレの個室に隠れていたりするから…。
・夫が一緒なら夫と行きますが、私だけしかいない時は多目的トイレや女性トイレに入ります。中にはいい気がしない人もいるので「ここは女の人用のトイレだから早く出るよ」と子供に話しているし、手早く済ませて出て行くようにしています。
肯定的な意見を持つ理由として多かったのは防犯上の不安。
残念なことに、小さな子供を狙った性犯罪や誘拐事件が後を絶ちません。
商業施設のフードコートなどでは子供のリュックを持って『親のふり』をしながら、子供を狙っている性犯罪者もいるといいます。
そうした危険から我が子を守るためにも、『子供から目を離さない』という意識は大切といえるでしょう。
誰もが安心してトイレを利用するためには
両者の意見から分かるように、『男児の女性トイレ利用問題』の根底にあるのは、さまざまな犯罪行為。
『性犯罪』によるトラウマや、子供の安全を脅かす数々の事件によって、公衆トイレが『危険な場所』になりうるという現実が浮き彫りになりました。
また議論の中には「父親は何をしてるの?」という声も。男性トイレに同行できる父親がいれば、このような問題は起こらないはずです。さまざまな事情を除き、母親に子育ての負担がかかりすぎているということも根底にある問題でしょう。
そんな中、子供の安全と周囲への配慮を両立するために、1人でトイレに入る男児へ母親が外から声かけをしたり、商業施設のキッズトイレや親子トイレを利用したりする人もいる模様。
「トイレから出てきた男性が『お子さん、今手を洗っています』と教えてくれてありがたかった」などの声もあり、社会全体で子供を見守ろうという意識が広がっていることも事実です。
男性も女性も、親もそうでない人も気持ちよく子供を見守るためには、こうした意識が広がり、安心して暮らせる社会が理想といえるでしょう。
[文・構成/grape編集部]