『41℃以下で10分まで』 入浴中の思わぬ事故を防ぐポイント
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※写真はイメージ
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- 出典
- 国土交通省
冬に注意しなければならないのが、入浴中の思わぬ事故です。身体への負担を和らげるためにも、安心安全な入浴を心掛けましょう。
具体的にどのような点に注意すれば、事故リスクを低減できるのでしょうか。
国土交通省がウェブサイト上で紹介している『健康に暮らすためのあたたか住まいガイド』より、冬の入浴ポイントを紹介します。
安全に入浴するためのポイントとは?
※写真はイメージ
冬の浴室や脱衣所は、気温が低くなりがちです。お湯の温度と気温の間に差が生じ、身体に負担がかかってしまうでしょう。
血圧が急激に上下すれば、心臓や血管に悪影響を及ぼす恐れも。高齢者は特に注意が必要です。
『健康に暮らすためのあたたか住まいガイド』では、冬の入浴の注意点を2つ紹介しています。
寒い冬は、夏よりも熱いお湯に浸かりたいと思う人が多いかもしれません。
しかし42℃以上の熱すぎるお湯は、身体を驚かせてしまいます。血圧が急上昇し危険なので避けてください。
また入浴時間についても、注意が必要です。湯船に長く浸かると、のぼせる恐れがあります。心臓への負担も大きくなるため、長湯しすぎないよう注意しましょう。
このほかにも『お湯に浸かる前にかけ湯をする』、『肩までお湯に浸からず半身浴にする』などの工夫も有効です。
家族とも協力しながら、安心安全な入浴を心がけてください。
浴室全体を暖めると快適かつ安全
気温が下がる冬の時期、「41℃以下10分までの入浴では、身体が温まった気がしない…」と感じる人もいるのではないでしょうか。
湯温を上げたり、入浴時間を長くしたりするよりも、浴室全体を暖めるのが効果的です。
浴室全体が暖かければ、ぬるめのお湯でも快適に過ごせます。10分程度の入浴でも、十分に身体をリラックスさせられるでしょう。
衣類を脱いで浴室に入る時や、湯船に浸かる時など、温度差で身体が驚きやすいタイミングでも負担を和らげられるメリットもあります。
リフォームで浴室暖房を設置すれば、スイッチ1つで温度管理が可能です。窓に内窓を設置したり、床材をヒヤッとしない素材に換えたりするのも効果的でしょう。
冬の入浴は心地よい反面、健康リスクも高いもの。ほんの少し意識を変えるだけでも、浴室内での事故のリスクは低くなります。
「自分は大丈夫」と油断せず、できることからスタートするのがおすすめです。
[文・構成/grape編集部]