スマホが熱いのは『故障』の前兆? 暑い日にやりがちなNG行動と正しい冷やし方
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9月に入っても真夏日が多く、厳しい残暑が続く2025年。
気温が高いと、人間だけでなく、多くの人が持っているスマホも『熱中症』になる恐れがあるといいます。
本記事では、株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)の協力のもと、『夏に起こるスマホの発熱』の原因や影響を紹介します。
事故や不具合の原因に…
もともとスマホは、長時間のカメラ起動や動画視聴など、本体に負荷のかかる動作を行うと部品が発熱しますが、夏は外気温の高さによって、さらに熱くなる可能性があります。
では、スマホが高温になってしまうとどのような影響があるのでしょうか。
NTTドコモは、ウェブサイトで以下のように説明していました。
温度が上がりすぎないように部品の処理速度を落として、負荷を小さくするため、動作が重くなります。
また、さらにスマホ内部の温度が高くなると、画面上に警告メッセージが出たり、電池の劣化が進行したりする場合があります。
スマホが高温になると、さまざまなデメリットがあることが分かります。
操作中に、急に動作が重くなったと感じたら、それは電波ではなく暑さが原因なのかもしれません。
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それでは、夏場の使用で、スマホの温度はどれだけ上がるのでしょうか。
NTTドコモは『スマホを屋内の日に当たる場所で利用した際にどれくらい熱くなるのか』という実験をおこなっています。
実験では『直射日光のみ』と『直射日光+動画撮影』という2つの環境でスマホの温度上昇値を検証。
その結果、『直射日光+動画撮影』のケースは、短時間でスマホの温度が約14℃も上昇し、安全機能が働いて早々に動作が停止しました。
一方、『直射日光のみ』では『直射日光+動画撮影』ほど、温度は急上昇しなかったものの、最終的に46℃と、低温やけどの恐れがある温度までアップ。
屋内であっても日の当たる場所に放置するのは非常に危険ということが分かります。
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ちなみに、NTTドコモは熱くなったスマホを冷やす実験もおこなっており、『木製机の上で扇風機を当てる』という方法が、もっとも効果的だったとのこと。
早く冷やしたいからといって、冷蔵庫に入れたり、保冷剤を当てたりすると、内部に結露が発生して故障や不具合の原因になるので避けましょう。
まだまだ気温が高い日が続く中、人の身体を労わることはもちろん、身近なパートナーであるスマホも『熱中症対策』が必要です。
屋外だけでなく、屋内で使用する際も注意したいですね。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]