台風とハリケーン、サイクロン、タイフーンの違いは?分かりやすく解説
公開: 更新:

※写真はイメージ

森昌子の現在に、黒柳徹子がドン引き!? 引退を惜しむ声 森昌子(もりまさこ)さんは、日本を代表する女性歌手の一人で、女優としても活躍しています。60歳となった森昌子さんは2019年3月に、2019年末で芸能生活から引退することを発表。そんな森昌子さんのこれまでの活躍や、ネット上で話題となった黒柳徹子さんとの共演について詳しく見ていきましょう。

セリアのすのこが有能でびっくり 「こんなに便利に使えるなんて」押し入れやシューズボックスに設置して湿気対策を図る『すのこ』。このままでも万能なアイテムですが、本棚や机などを手軽に作れる材料でもあります。セリアのすのこは素材やサイズの選択肢があるので、イメージしている完成図に近い材料を集めやすいですよ。今回は、セリアのすのこの種類やサイズをお伝えしたうえで、簡単なDIYアイディアをご紹介します。
「台風とハリケーン、サイクロン、タイフーンは、何が違うのか気になる」
「もっとも強いものはどれなのだろう」
このような疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。
台風とハリケーン、サイクロン、タイフーンはすべて熱帯の海上で発生する現象とされています。しかし、発生場所や風速の基準、回転方向などに違いがあるようです。
本記事では、台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーンの違いを分かりやすく解説します。気象に関する知識を深めたい人や、言葉の使い分けを正しく理解したい人は、ぜひ最後までご覧ください。
台風とハリケーン、サイクロン、タイフーンの3つの違い
※写真はイメージ
台風とハリケーン、サイクロン、タイフーンの違いについて、表にまとめました。
以下で、発生場所、風速基準、回転方法のそれぞれの項目を詳しく解説するので、参考にしてください。
1.発生場所
台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーンは、どれも熱帯低気圧の構造を持つ自然現象ですが、発生地域によって呼ばれ方が異なります。
表のとおり、北東太平洋、北大西洋、カリブ海、メキシコ湾で発生したものはハリケーンのようです。一方、インド洋、南太平洋で発生したものは、サイクロンとされています。
また、日本を含めた北西太平洋、南シナ海で発生したものは台風もしくはタイフーンと呼ばれるようです。
2.風速基準
台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーンで、最大風速の基準が異なるとされています。
ハリケーン、タイフーンの風速基準は秒速約33m以上が基準なのに対し、サイクロンと台風は秒速約17m以上のようです。
サイクロンと台風は最大風速の基準が小さいため、ハリケーンやタイフーンよりも発生件数が多くなると考えられるでしょう。
3.回転方向
台風やハリケーンなどの熱帯低気圧は、北半球で発生すれば反時計回りに、南半球で発生すれば時計回りになるとされています。
したがって、北半球のみで発生する台風、タイフーンは反時計回り、北半球と南半球で発生するハリケーン、サイクロンは時計回りと反時計回りの両方があるようです。
ハリケーンは日本に来る可能性がある
※写真はイメージ
北東太平洋で発生したハリケーンは、日本に向かって来る可能性があるとされています。アメリカ付近で発生したハリケーンが西に進み、東経180°より西側の北西太平洋や南シナ海を超えると、気象庁の領域となるようです。
このような現象は『越境台風』と呼ばれます。
なお、越境台風が日本に影響を与えるケースはあったようですが、移動するにつれて勢力が弱まるため、日本に上陸することは多くないでしょう。
台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーンで最強はどれ?
※写真はイメージ
過去に発生した台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーンでもっとも強力だったものは、1979年に発生した台風/タイフーン『Tip』と考えられています。
台風は中心気圧が低いほど強力とされていますが、『Tip』の中心気圧870hPaが観測史上最低のようです。
『Tip』は、沖ノ鳥島から沖縄県、九州、本州をとおり、北海道まで到達。北海道では漁船の遭難が頻発し、67名の死者や行方不明者が出たといわれています。
なお、二番目に低い中心気圧は、2015年に発生したハリケーン『パトリシア』の872hPaのようです。
『パトリシア』はメキシコ上陸後に勢力を急速に弱めたものの、浸水や土砂崩れなどの被害をもたらしたとされています。
どれも同じ自然現象だが発生エリアによって名称が異なる
台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーンはいずれも熱帯低気圧で、発生場所、最大風速の基準、回転方向に違いがあるようです。
このうちハリケーンはまれに日本に近付くことがあり、この現象は『越境台風』と呼ばれています。
また、過去に発生した台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーンでもっとも強力だったものは、中心気圧870hPaを記録した、1979年の台風/タイフーン『Tip』のようです。
近年でもハリケーン『パトリシア』が中心気圧872hPaと、『Tip』に迫る数字を残しており、今後さらに強力なものが発生する可能性もあるでしょう。
[文・構成/grape編集部]