昼の12時は『正午』、夜中の12時はなんて呼ぶ? ヒントは十二支に由来する言葉で…「知らなかった」
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『12時』という時間は、1日の流れの中で区切りとなる特別な時間です。
昼の12時は『正午』と呼ばれますが、夜中の12時はなんと呼ぶのでしょうか。
実は『正午』のような漢字2文字で表す言葉があり、意外と知られていません。
昼の12時は『正午』、夜の12時は『正〇』!?
『正午』の由来は、かつて使われていた十二支で時刻を表していた頃、『牛(うし)の刻』である11~13時のちょうど真ん中の時間にあたることから、そのように呼ばれるようになりました。
では、新しい1日の始まりを示す夜中の12時はどのような言葉になるのでしょうか。
もちろん、『午前0時』や『真夜中』といった日常的に使われる表現もありますが、『正午』と同じく十二支に由来する言葉が存在します。
少し考えてみてください。『正午』のように『正〇』という言葉になりますよ。
いかがですか。「もうギブアップ!」という人は、以下で答えを見てみましょう!
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正解は、『正子(しょうし)』です!
これは夜中の12時が「子(ね)の刻」の真ん中にあたることに由来しています。
十二時辰
『正午』と『正子』は、太陽の動きと伝統的な時刻の数え方によって、昼夜それぞれの時間の区切りを厳密に示す言葉となっています。
昔の人たちが時間を正確に把握するために生まれた知恵から由来する、このような言葉を知ると、1日の時間の流れをより深く感じることができますよね。
もちろん、会話の流れで「正子」といっても伝わらないことのほうが多いと思うので、知っていれば自慢ができる豆知識として覚えておくといいでしょう!
[文・構成/grape編集部]