源氏パイの写真に「本物にしか見えない」「間違えて食べてしまいそう」 実は正体が…?
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木彫り作家
キボリノコンノ
1988年生まれの木彫り作家。『木彫りであっと驚くもの』をコンセプトに作品を生み出ている。
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世の中には「これ、どうやって作ったの!?」と驚くような、職人による作品がたくさんありますよね。
アーティストのキボリノコンノ(@kibori_no_konno)さんは、人々を驚かせるような『リアルさ』を追求した、木彫りの作品を発信しています。
また、木彫りの魅力を広めるために、教室やワークショップも行っているそうです。
2025年11月30日、キボリノコンノさんは、教室に参加した生徒の作品をXで公開。すると、6万件以上の『いいね』が寄せられるほど、大きな反響を呼びました。
木彫り教室3日目の生徒 完成させたのが…
キボリノコンノさんが公開したのは、木彫り教室3日目の生徒が完成させた作品。
木彫りを始めたばかりの人が作ったとは思えないほどの、クオリティの高さに、驚きを隠せなかったようです。
キボリノコンノさんをはじめ、多くの人を驚かせた作品がこちら!
写っているのは、お菓子の『源氏パイ』。…本物に見えますが、木彫りの作品です!
『源氏パイ』のサクサクとした質感や、表面のツヤが見事に再現されており、写真を見ているだけで、味が思い出されますね。
キボリノコンノさんは、思わず「リアルすぎて、もうただの『源氏パイ』」と絶賛していました。
ちなみに、作者である生徒は、これまで木彫りの経験はなく、普段も絵を描くなどはしたことがなかったとか。ここまでリアルに『源氏パイ』を再現できるとは、センスを感じますね。
投稿には、このようなコメントが寄せられていました。
・これは、間違えて食べてしまいそう。おいしそうです!
・木彫りですか!?本物にしか見えない。
・才能の塊すぎるでしょ。3日でこのクオリティはすごい。
・『源氏パイ』を食べたくなった。画像だけなのに、匂いまで感じる…。
プロ視点の感想は?
木彫り歴3日で、こんなにもリアルな『源氏パイ』を作れることに、驚いた人は多いでしょう。
筆者は、キボリノコンノさんに取材。プロの視点で「今作のどんなところがすごいのか」を聞いたところ、このような回答がありました。
この『源氏パイ』のすごいところは、おいしそうであることです!
本物そっくりに似せるということは、技術を高めればできることですが、おいしそうに作ることは、食への愛がなければできません。
『源氏パイ』が好きで「そのおいしさを表現したい」という気持ちが表れた、素晴らしい作品だと感じました。
作者の生徒は、きっと『源氏パイ』が好きなのでしょう。味や食感、香り、そして食べた日の思い出を振り返りながら、制作したことが伝わってきます。
『源氏パイ』に似ているだけでなく、その想いが伝わってくるところに、キボリノコンノさんはグッときたのかもしれませんね。
木彫りは「上手に作るだけが正解じゃない」
また、投稿を通じて「自分も作ってみたい」と思った人も多いのではないでしょうか。
キボリノコンノさんは、そんな人たちに向けて、このような想いを伝えています。
日常生活で木彫りをやる機会はなかなかないので、難しいイメージがあるかもしれませんが、決して上手に作ることだけが正解ではありません。
デフォルメしてみたり、色を塗るのは苦手だからと彫るだけにしたりしても、それぞれの魅力が出るので、ぜひ気軽に始めてみてください!
「上手に作ることだけが正解ではない」と言う、キボリノコンノさん。木彫り教室やワークショップをする際には、作り方の『正解』を極力示さないようにしていると言います。
「自分で作り方を研究して、発見する喜びを感じてもらいたい」と、心がけていることを教えてくれました。
興味がある人は、木彫りの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。自分でも想像しなかったような、素敵な作品ができ上がるかもしれませんよ!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]