「キャバクラゲームショウ、やめませんか?」過激な衣装にゲーム関係者が苦言 By - grape編集部 公開:2016-09-22 更新:2018-04-26 女性 Share Post LINE はてな コメント 毎年、千葉県の幕張メッセで開催される『東京ゲームショウ』。 数々のゲーム会社や携帯電話メーカー、専門学校などが集まり、新作のゲームやCG技術を発表するイベントです。 2016年もビジネス関係者限定の『ビジネスデー』が2日間、チケットを購入すれば誰でも入場できる『一般公開日』が2日間の、計4日間行われました。 近年注目されているバーチャル・リアリティ(VR)の出展も増え、過去最高となる27万人以上の入場者数となりました。 「キャバクラゲームショウ、やめませんか?」 2016年9月19日、ゲーム会社である株式会社サイバーコネクトツーの代表取締役・松山洋さんは、自身のブログでこのように語りました。 4日間仕事で参加し、東京ゲームショウの賑わいに喜びを見せる松山さん。しかし、ひとつ気になる点があったと言います。 ここ数年の東京ゲームショウを振り返ってみても、年々エスカレートしてきているように感じるので。 どうしてもここでひとつ、ゲーム業界の皆々様にお伝えしたいことがありまして。 あのー、そろそろ。 “キャバクラゲームショウ”やめませんか? ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ ーより引用 松山さんは「各メーカーのコンパニオンの衣装、さすがに露出度が高すぎませんか?」と、年々露出が上がっているコンパニオンの衣装に苦言します。 コンパニオンとは、各ブースでチラシを配布したり、案内役を務めたりする女性のこと。ステージ上にあがることもあります。 それぞれの団体ごとに衣装が用意され、服にはゲームメーカーのロゴが入っているほか、新作ゲームの世界観に合った衣装を着ているものがほとんどです。 元々『ゲームショウのコンパニオン』というものは、メーカーや作品の世界観を表現したコスプレ衣装で、ブースの盛り上げや雰囲気作りのためだったはず…。 しかし、近年のコンパニオンの衣装は『ブースの彩り』という枠を超え、「ゲームより目立ってしまっているのでは?」と思ったのです。 言わせて下さいよ。ゲーム業界のひとりの人間として。 “いつからゲームショウは、露出の高いコンパニオンさんで人を集めるようになったんですか?“ “我々が作っているのはゲームソフトで、その発売前の最新作を入場料を払ってまで来場してくれる、お客さまにお披露目する場所だったんじゃないんですか?” “我々が作るゲームソフトはそんなにも頼りないですか? ゲーム以外の目的を作らないと、人に注目してもらうことができないんですか?“ ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ ーより引用 「ゲームのイベントなら、ゲームで盛り上がってほしくないですか?」と、いちゲームクリエイターとしての思いを語る松山さん。ゲームショウの後日、ネット上でコンパニオンに焦点を当てたウェブサイトが多く見られることに引っかかっていたと言います。 また、コンパニオンは本人に許可を得れば撮影可能なため、多くの人がコンパニオンの周辺に集まります。その結果人混みができ、通路を塞いでしまう光景もよく見られるのです。 東京ゲームショウ2016そのものは過去最大の盛り上がりでしたし、非常に良かったので。 極力、水を差すようなことは言いたくないし、業界全体がもっと発展できるように努めていきたいと私自身、心からそう思っています。 だから、こそ。東京ゲームショウ2016が終わったこのタイミングで”悪役”をやらせていただきます。 “キャバクラゲームショウやめようぜー。” “露出の高い美女でお客様を釣るのはやめようぜー。” “だから子供たちの来場が減るんだよー。” “だから会場がおっさんばっかになるんだよー。” ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ ーより引用 もちろん、松山さんはコンパニオンの方や、キャバクラで働く人を非難しているわけではありません。露出の高い衣装を考案した、各ブースの運営に対して、この思いを伝えたいのです。 松山さんの意見に対し、ネットでは多くの反響が 松山さんの投稿が広まると、ネット上では多くの意見が飛び交いました。 「確かに度が過ぎている」という同意の意見のほか、「商売だから仕方がない」といった否定の意見など、さまざまのようです。 コンパニオンが悪いとは思わないけど、そっちがメインになるのは確かにおかしい気がする ゾンビがズラっと並んでたり、甲冑着た男性がいたり、そういうコンパニオンがいたら面白い 言いたいことはよくわかるけど、知名度がないメーカーがコンパニオンでメディア露出を狙うのも、定番のプロモーションだしなぁ 子どもだって入場できるから、あまりにも露出が高いのはちょっと むしろゲーム業界の人には、コンパニオン目当ての客を「おっ!」と振り向かせるすごいゲームを作ってほしい 昔は「ゲームは男性向けのコンテンツ」という印象があったせいか、昨年まで東京ゲームショウのコンパニオンは女性のみ。しかし、今や女性ゲーマーは当たり前の世界です。 女性や子どもも多く参加するイベントだからこそ、あまりにも露出が高すぎる衣装は好ましくないかもしれませんね。 出典 ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ Share Post LINE はてな コメント
毎年、千葉県の幕張メッセで開催される『東京ゲームショウ』。
数々のゲーム会社や携帯電話メーカー、専門学校などが集まり、新作のゲームやCG技術を発表するイベントです。
2016年もビジネス関係者限定の『ビジネスデー』が2日間、チケットを購入すれば誰でも入場できる『一般公開日』が2日間の、計4日間行われました。
近年注目されているバーチャル・リアリティ(VR)の出展も増え、過去最高となる27万人以上の入場者数となりました。
「キャバクラゲームショウ、やめませんか?」
2016年9月19日、ゲーム会社である株式会社サイバーコネクトツーの代表取締役・松山洋さんは、自身のブログでこのように語りました。
4日間仕事で参加し、東京ゲームショウの賑わいに喜びを見せる松山さん。しかし、ひとつ気になる点があったと言います。
松山さんは「各メーカーのコンパニオンの衣装、さすがに露出度が高すぎませんか?」と、年々露出が上がっているコンパニオンの衣装に苦言します。
コンパニオンとは、各ブースでチラシを配布したり、案内役を務めたりする女性のこと。ステージ上にあがることもあります。
それぞれの団体ごとに衣装が用意され、服にはゲームメーカーのロゴが入っているほか、新作ゲームの世界観に合った衣装を着ているものがほとんどです。
元々『ゲームショウのコンパニオン』というものは、メーカーや作品の世界観を表現したコスプレ衣装で、ブースの盛り上げや雰囲気作りのためだったはず…。
しかし、近年のコンパニオンの衣装は『ブースの彩り』という枠を超え、「ゲームより目立ってしまっているのでは?」と思ったのです。
「ゲームのイベントなら、ゲームで盛り上がってほしくないですか?」と、いちゲームクリエイターとしての思いを語る松山さん。ゲームショウの後日、ネット上でコンパニオンに焦点を当てたウェブサイトが多く見られることに引っかかっていたと言います。
また、コンパニオンは本人に許可を得れば撮影可能なため、多くの人がコンパニオンの周辺に集まります。その結果人混みができ、通路を塞いでしまう光景もよく見られるのです。
もちろん、松山さんはコンパニオンの方や、キャバクラで働く人を非難しているわけではありません。露出の高い衣装を考案した、各ブースの運営に対して、この思いを伝えたいのです。
松山さんの意見に対し、ネットでは多くの反響が
松山さんの投稿が広まると、ネット上では多くの意見が飛び交いました。
「確かに度が過ぎている」という同意の意見のほか、「商売だから仕方がない」といった否定の意見など、さまざまのようです。
昔は「ゲームは男性向けのコンテンツ」という印象があったせいか、昨年まで東京ゲームショウのコンパニオンは女性のみ。しかし、今や女性ゲーマーは当たり前の世界です。
女性や子どもも多く参加するイベントだからこそ、あまりにも露出が高すぎる衣装は好ましくないかもしれませんね。