「キャバクラゲームショウ、やめませんか?」過激な衣装にゲーム関係者が苦言
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毎年、千葉県の幕張メッセで開催される『東京ゲームショウ』。
数々のゲーム会社や携帯電話メーカー、専門学校などが集まり、新作のゲームやCG技術を発表するイベントです。
2016年もビジネス関係者限定の『ビジネスデー』が2日間、チケットを購入すれば誰でも入場できる『一般公開日』が2日間の、計4日間行われました。
近年注目されているバーチャル・リアリティ(VR)の出展も増え、過去最高となる27万人以上の入場者数となりました。
「キャバクラゲームショウ、やめませんか?」
2016年9月19日、ゲーム会社である株式会社サイバーコネクトツーの代表取締役・松山洋さんは、自身のブログでこのように語りました。
4日間仕事で参加し、東京ゲームショウの賑わいに喜びを見せる松山さん。しかし、ひとつ気になる点があったと言います。
松山さんは「各メーカーのコンパニオンの衣装、さすがに露出度が高すぎませんか?」と、年々露出が上がっているコンパニオンの衣装に苦言します。
コンパニオンとは、各ブースでチラシを配布したり、案内役を務めたりする女性のこと。ステージ上にあがることもあります。
それぞれの団体ごとに衣装が用意され、服にはゲームメーカーのロゴが入っているほか、新作ゲームの世界観に合った衣装を着ているものがほとんどです。
元々『ゲームショウのコンパニオン』というものは、メーカーや作品の世界観を表現したコスプレ衣装で、ブースの盛り上げや雰囲気作りのためだったはず…。
しかし、近年のコンパニオンの衣装は『ブースの彩り』という枠を超え、「ゲームより目立ってしまっているのでは?」と思ったのです。
「ゲームのイベントなら、ゲームで盛り上がってほしくないですか?」と、いちゲームクリエイターとしての思いを語る松山さん。ゲームショウの後日、ネット上でコンパニオンに焦点を当てたウェブサイトが多く見られることに引っかかっていたと言います。
また、コンパニオンは本人に許可を得れば撮影可能なため、多くの人がコンパニオンの周辺に集まります。その結果人混みができ、通路を塞いでしまう光景もよく見られるのです。
もちろん、松山さんはコンパニオンの方や、キャバクラで働く人を非難しているわけではありません。露出の高い衣装を考案した、各ブースの運営に対して、この思いを伝えたいのです。
松山さんの意見に対し、ネットでは多くの反響が
松山さんの投稿が広まると、ネット上では多くの意見が飛び交いました。
「確かに度が過ぎている」という同意の意見のほか、「商売だから仕方がない」といった否定の意見など、さまざまのようです。
昔は「ゲームは男性向けのコンテンツ」という印象があったせいか、昨年まで東京ゲームショウのコンパニオンは女性のみ。しかし、今や女性ゲーマーは当たり前の世界です。
女性や子どもも多く参加するイベントだからこそ、あまりにも露出が高すぎる衣装は好ましくないかもしれませんね。