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絶えない迷惑電話と詐欺のメールに疲れたら 自分の心と向き合ってみる『欲の棚卸し』

By - 吉元由美  公開:  更新:

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スマホを持つ人の写真

吉元由美

作詞家、作家。作詞家として1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛けた。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。 grapeでコラム『ひと・もの・こと』を連載。 …続きを読む

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

欲の産物

家の電話をほとんど使わなくなって、もう何年も経ちます。

もう滅多に重要な電話はかかってこないのですが、着信の多いこと、多いこと。

迷惑電話対策をしているので、大抵の場合は切れてしまいます。

たまに出てみると、高価買い取りや投資マンションなどのセールス、または音声メッセージが流れます。

見たことのない電話番号からも頻繁にかかってきます。

固定電話の写真

AIで発信元を検索すると、それはもう地球上のありとあらゆる地域からの電話です。

ベトナム、カンボジア、タイ、南アフリカ、昨日はベルギーから。目的は、特殊詐欺、ワン切り、個人情報の収集などでしょうか。

SNSではロマンス詐欺も。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。すっかり詐欺のカオスです。

これだけかかってくるということは、少数でも騙される人がいる、ということなのでしょう。

しかし、このような電話は日本だけでなく、他国にもかけているのでしょうか。

パソコンの前で困っている人の写真

同じようにフィッシング詐欺のメールも大量に来ます。個人情報というのは、脆いものです。

クレジット会社や銀行、証券会社、ECサイト、税務署などの名を使い、返金やら賞金をちらつかせてみたり、手続きをしないと罰金であるとか、人間の欲をくすぐり、または不安を煽る。

そして時には脅しめいた文言で迫ってきます。

朝にメールを開くと、20件以上のフィッシングメール。昼間もどんどん入ってきます。

もちろん、サーバーで迷惑メールの振り分けはしていますが、怪しげなメールは手動で削除します。イタチごっことはこのこと。

一度流出した個人情報を回収することは不可能なのです。

スマホを持つ人の写真

これらは人間の欲の産物です。それも詐欺をする側、引っかかる側、お互いの。

そして互いに無駄な時間を使っている。詐欺を仕掛ける時間、それを削除する時間、不安、面倒さ。

自分でも気づかないうちに、小さな欲に支配されているのではないか。

欲は決して悪いものばかりでなく、自分を成長させる欲もあります。

望むこと、望むもの。それを求めたときに心が澱まないか。

自分を客観的に眺める視点も大切だと思います。

一度、自分の『欲』の棚卸しをしてみるのもいいかもしれません。

深追いは禁物。足るを知る…。心の隙間に甘い誘いが入り込まないように。

※記事中の写真はすべてイメージ


[文/吉元由美 構成/grape編集部]

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