「原因は女子大生の飲酒運転だった…」 夫とお腹の赤ちゃんを奪われた母の決意に涙
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アメリカのテキサス州に住むクリスチャンさんとファビアン・ゲレロさん。
高校時代から互いに魅かれ合っていたという2人。長い交際を経て、2015年11月に結婚をします。
そして、2016年の春、クリスチャンさんのお腹に命が宿っていることが分かります。
2人の間に待望の赤ちゃんができたのです。
幸せの絶頂にいた2人。しかし、その幸せは残念ながら長くは続きませんでした…
ファビアンさんの市民権取得を祝うランチの直後に…
ファビアンさんはアメリカの市民権を持っていませんでした。
そこで、2人は結婚証明書と、結婚生活の実態を証明するための写真を持って、サンアントニオにある入国管理局に車で向かいます。
その日のうちに市民権を取得することができたファビアンさんを祝うため、クリスチャンさんの母親も合流してお祝いのランチへ。
その後、2人はクリスチャンさんの母親と別れて、車で自宅へ向かいます。
時間は夕方の6時ころ。ファビアンさんの運転する車は高速道路を下り、一般道へ入ります。
そして、そこで逆走して来た車と衝突…
出典:Instagram
車は大破しました。
この時の心境をクリスチャンさんは後にこう語っています。
「私はどうして右目を大きく開けているのか不思議に感じました。
そして、なぜ道路の端にいるのかも分かりませんでした」
「次に頭から血が流れていることに気付きました。
それでも、自分に何が起こっているのか分かりませんでした」
「それから夫のファビアンを見ました。
彼は眠っているように見えました。
体が冷たいのは『エアコンのせいかな』と思っていたんです」
夫のファビアンさんは助かりませんでした。
救急病院でもう1つの命も…
救急車に乗せられて救急病院に運ばれたクリスチャンさんは「お腹に赤ちゃんがいるの」と言い続けました。
出典:Instagram
医師によると、運び込まれた時点で、既にクリスチャンさんのお腹の赤ちゃんは心拍は弱くなっていたそうです。
そして、看護師から残酷な事実が告げられます。
「お気の毒です」
クリスチャンさんは愛する夫と、念願だった赤ちゃんを同時に失ってしまったのです。
道路を逆走し、ファビアンさんの車と衝突したのは女子大生が運転する車でした。
海で遊び、ビールを飲んだ後に運転中に、事故を起こしたそうです。女子大生は傷害と殺人の罪で起訴されていますが、驚くべき事実はまだありました。
女子大生は事故を起こす前の2016年3月にヘロインなどの規制薬物不法所持で逮捕。さらには2ヶ月後の5月にも同じ理由で逮捕されていました。
しかし、2回とも女子大生は刑務所からすぐに出所していたのです。
生き残ったクリスチャンさんの決意
事故から奇跡的に助かったクリスチャンさんは、飲酒運転を撲滅するための運動に参加することを決意します。
クリスチャンさんの姓であるゲレロは「戦士」という意味を持っていることから、このように語っています。
「私は戦士になります」
「夫と子どものために、飲酒運転と闘う戦士になるのです」
飲酒運転撲滅運動のポスターにも登場しています。
出典:Facebook
今後は、学校などで飲酒運転の恐ろしさや残酷さ、被害者の経験などを語る予定だそうです。
一瞬にして人の人生を狂わせてしまう飲酒運転による交通事故。女子大生がいくら後悔しても、いくら謝罪してもファビアンさんやクリスチャンさんのお腹の赤ちゃんは戻って来ません。
「少しぐらいなら大丈夫だろう」という油断が自分の人生だけでなく、人の人生を狂わせてしまうことを、よく覚えておかなければならないのでしょう。