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人工知能が『直感』を学習 囲碁に続き『ポーカー』でもプロに圧勝!

By - 土屋 夏彦  公開:  更新:

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昨年3月にディープマインド社のAIマシン「AlphaGo」が囲碁で、韓国のイ・セドル9段を破ったことで、AI(人工知能)が一躍有名になったわけですが、今回は、囲碁よりも複雑で予測が難しい『ポーカー』でまたまたプロを破ったという話題です。

ポーカーは、配られるカードによって展開が変わってしまうため、運がゲームの勝敗を左右すると言われていて人工知能と言えども、必勝法を見出すのは至難の技とされてきました。それをカナダのアルバータ大などが中心となった研究チームが開発した「ディープスタック」では1千万回を越えるゲームを学習してついに人間でいうところの『直感』を習得し、高い確率で勝利に導けるようになったそうなんです。

今回はプロと一対一で対戦し、17カ国のプロ33人と約4万5千回の勝負をこなした結果、予想の10倍ものチップを獲得して勝利を収めたそうです。

こうした直感を要する場面は、ゲーム以外の場でも多数あるそうで、例えば、自動運転でも車間距離や道路の幅、カーブの角度などのデータにしやすいもの以外でも、天候や路面の状態、歩行者の予測不可能な動きなどの『直感』に頼らざるをえないことが多いそうなんですが、『直感』を養えるAIを開発したことで、さらなる可能性を広げてくれそうです。


[文/構成 土屋夏彦/grape編集部]

土屋夏彦

上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。

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出典
University of Alberta

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