経済産業省がついに、国会答弁の資料をAIを使って下書き作成する実験を近く開始 By - 土屋 夏彦 公開:2016-12-19 更新:2018-05-24 人工知能(AI) Share Post LINE はてな コメント Sean Pavone / Shutterstock.com ついに政府が国会答弁の下書きなどの行政事務に、人工知能(AI)を活用するための具体的な検討に入ったそうです。そのために近く、経済産業省で実証実験を始めるそうです。 その実証実験では、過去5年間の国会審議の議事録をAI:人工知能に学習させ、職員が国会で質問された政策課題を入力すると、過去の関連質疑や政策課題などから、的確な回答が導き出せるかを検証していき、最終的には、このAIを活用して、国会答弁資料を作成することで、効率化を図るということです。 もうすでに、様々な企業で、製品やサービスに関する問合せをAIに対応させることで効率化の実現が始まっていますが、今後、こういった問いに対する回答を求める場面では、さらにAIが大いに活用されるようになるでしょう。 例えば、すでに国内外では、法廷での弁護資料の作成などをAIを活用する「AI弁護士事務所」が次々と立ち上がり始めています。製造メーカーやサービス会社の問合せ電話の対応なども、続々とAIを活用して効率化を図っています。さらには株主総会の想定問答などもAIを使って作成する日も近いでしょう。 そのために重要なことは何でしょうか? それはAIを使いこなすことが出来るプログラマーの養成なんです。経産省の試算によれば、このままIT産業(AIも含む)が進化し続けていくと、人材不足がすすみ、2020年には約37万人、2030年には約80万人のIT技術者(プログラマー)が足りなくなると予想しているそうです。 それは日本に限らず、全世界でも同様の現象が起きていると予想され、今後はAIが使いこなせる国が、その後の世界経済を支えていくとも言われています。どんどん身近になるAI技術に我々も目を向けていく必要がありそうです。 [文/grape土屋夏彦] 土屋夏彦 上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 「嬉しい報告があります!」長友佑都が妻・愛梨の妊娠を発表2017年9月2日、長友佑都さんがブログを更新。妻・愛梨さんが第一子を妊娠したことを発表しました。 Share Post LINE はてな コメント
ついに政府が国会答弁の下書きなどの行政事務に、人工知能(AI)を活用するための具体的な検討に入ったそうです。そのために近く、経済産業省で実証実験を始めるそうです。
その実証実験では、過去5年間の国会審議の議事録をAI:人工知能に学習させ、職員が国会で質問された政策課題を入力すると、過去の関連質疑や政策課題などから、的確な回答が導き出せるかを検証していき、最終的には、このAIを活用して、国会答弁資料を作成することで、効率化を図るということです。
もうすでに、様々な企業で、製品やサービスに関する問合せをAIに対応させることで効率化の実現が始まっていますが、今後、こういった問いに対する回答を求める場面では、さらにAIが大いに活用されるようになるでしょう。
例えば、すでに国内外では、法廷での弁護資料の作成などをAIを活用する「AI弁護士事務所」が次々と立ち上がり始めています。製造メーカーやサービス会社の問合せ電話の対応なども、続々とAIを活用して効率化を図っています。さらには株主総会の想定問答などもAIを使って作成する日も近いでしょう。
そのために重要なことは何でしょうか?
それはAIを使いこなすことが出来るプログラマーの養成なんです。経産省の試算によれば、このままIT産業(AIも含む)が進化し続けていくと、人材不足がすすみ、2020年には約37万人、2030年には約80万人のIT技術者(プログラマー)が足りなくなると予想しているそうです。
それは日本に限らず、全世界でも同様の現象が起きていると予想され、今後はAIが使いこなせる国が、その後の世界経済を支えていくとも言われています。どんどん身近になるAI技術に我々も目を向けていく必要がありそうです。
[文/grape土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。