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バックは北極圏のオーロラ なんて美しいプロポーズ

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

感動的なシチュエーションでプロポーズしたい、そして、忘れられないその瞬間を写真に収めたい…というのは多くの人が考えることです。その想いを、なんと北極圏で実現したカップルがいます。

2017年3月6日、写真家のデイル・シャープさんは7年越しの恋人で、仕事のパートナーでもある写真家のカーリー・ラッセルさんに、ノルウェーの秘境、ロフォーテン諸島の幻想的なオーロラをバックにプロポーズしました。

ロフォーテン諸島は自然の豊かなノルウェーの中でも、とりわけ美しい場所で、「ノルウェーで最も美しい村」に選ばれたライネ(Reine)が有名です。北極圏に位置し、5月末~6月半ばは太陽が沈まない白夜、12月はじめから1月はじめは太陽が昇らないポーラーナイト(極夜)となり、オーロラも見られるそうです。

親友から、恋人へ、そしてビジネスパートナーへ

オーストラリア東部の観光保養地として有名なクイーンズランド州の都市、ゴールドコーストをベースに活躍するカメラマンのカップル、デール・シャープさんとカーリー・ラッセルさんは、ネットを通じて知り合いました。

当時、2人はオーストラリアの端と端に住んでいました。共通の趣味や、写真に対する情熱などをメールの交換を通じて確認しあい、サンセットのもとで初対面を果たします。そして、その1か月後、カーリーさんがデールさんのもとへ引っ越しました。

その後、2人の関係は親友から、恋人へ変わり、ウェディング写真や風景写真を主に撮る写真ビジネス『DK Photography』をスタートしました。

また、旅が好きな2人は趣味と実益を兼ねて、様々な場所へ旅行し、写真を撮りました。そんな2人にとって、とりわけお気に入りの場所、思い出深い風景は北極圏で見た幻想的な光でした。

僕たちはアイスランド、ノルウェー、ニュージーランド、フィンランドなど30か国をまわり、写真を撮った。

過酷な経験もあったけれど、僕たちは挑戦が好きなんだ。この世界には、「絶対に見なくてはいけない風景」がある。たぶん、誰もが心の中にここに行きたい、あそこへ行きたいとリストを作っていると思うけれど、誰もがそれらをすべて実現できるわけではない。

だから、その素晴らしさを人々に伝えたい…。それが僕たちが写真を撮り続ける理由の1つなんだと思う。

TODAY ーより引用(和訳)

4000ドルの婚約指輪を紛失するハプニングも!

デールさんは、カーリーさんへプロポーズするなら、2人で見た北極圏の幻想的なオーロラの光のもとでと、4年以上も考えていたそうです。前年、2人でアイスランドへ旅行すると決めた時、デールさんはプロポーズしようと思い立ち、4000ドルの婚約指輪を購入。絶対に気がつかれない場所と信じて、ローションボトルの中に指輪を入れてスーツケースに忍ばせました。

しかし、事件は起こりました。

アイスランドのフェロー諸島への乗り継ぎのためにストップした空港で、スーツケースが重量オーバーとなり、カーリーさんがそのローションボトルをいらないものとして捨ててしまったのです。

中に4000ドルもする婚約指輪が入っているとは夢にも思わず!そして、デールさんはその事実をアイスランドへ到着するまで知りませんでした。

デールさんは、一生懸命働いて貯めたお金で買った指輪が捨てられたと知って、怒りもしました。ですが、「彼女は知らなかったのだから仕方がない」と笑顔で諦め、旅行後、改めて貯金に励みます。

そして1年もたたないうちにほぼ同額の指輪を手に入れ、北極圏でのプロポーズに挑むことにしたのです。

今回は、薬を入れるバッグにこっそり入れることにしたんだ。そして、僕は、彼女がその中に何が入っているかすでにチェックしたことも知っていた(笑)

TODAY ーより引用(和訳)

感動の瞬間が北極圏にあった!

デールさんの努力は実りました。高価な指輪をなくしてしまったことは残念でしたが、きっとそれは運命だったのでしょう。彼らが婚約する場所として、北極圏が一番ふさわしいという…感動の瞬間はまさにそこにありました。

僕たち婚約しました!

北極圏のオーロラのもとでプロポーズ!これ以上、素敵な場所があるだろうか!

この計画を実現させるには数年を要したけれど、僕はいつもこの瞬間を心の中に描いていた。僕たちは2人とも、風景写真家として、オーロラの写真を撮影することに情熱をもっているから、2人にとって最もふさわしい婚約ができたと思う。

もともと僕はアイスランドでプロポーズをしようと思っていたけれど、カーリーが僕が隠し持っていた指輪を捨ててしまったんだ(ホント、これは実話なんだ。フェロー諸島で乗り継ぎをする時に、重量オーバーになって、僕が知らないうちに捨てられてた)。

でも、幸運なことに僕の計画は成功し、今夜、僕たちが見たオーロラの色は、今まで見た中で一番の美しさを放っていた。信じられないくらいにね。僕は、オーロラをバックに、セルフィーを撮ろうとだまして、カメラをセットした。バックにはトーチを焚いて…。そして、彼女にとってのショックはそれがただのセルフィーじゃなかったこと。

そして、僕にとってのショックはその答えがYESだったこと!この1枚の写真はプロポーズの瞬間を収めたもの。

今、うちの壁には何も写真がないけれど、この写真を例外として飾ろうかと考えている。

デール&カーリー

dkphotographyau ーより引用

彼らのプロポーズ写真は瞬く間に拡散され、40か国以上のニュースで紹介されたのだそうです。2人にとって、この写真を撮った思い出は生涯忘れられないものとなりました。

カーリーのための瞬間を作りたかったんだ。彼女がうっとりとしびれるような瞬間をね。そして、今はPhotoshopを使えば、どのようにも写真を加工できるけれど、この写真は100%リアル。壁に飾っておこうと思っているよ。

TODAY ーより引用(和訳)

こんなにも素敵な場所で、運命を誓い合った2人。これから些細なことで行き違いがあっても、この瞬間を思い出して仲直りできるのでしょうね。これからも2人で素晴らしい写真を撮り続けてくれることを願います。


[文・構成/grape編集部]

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出典
dkphotographyauTODAY

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