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吉田羊「写真をSNSに上げないでいて下さった」 被災地で泥を掻き出す姿を投稿

By - grape編集部  公開:  更新:

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被災後の復興は、決して容易ではありません。『平成30年7月豪雨』の爪あとは広島、岡山、愛媛などを中心に、まだ各地に残っています。

そんな中、女優の吉田羊さんがInstagramに1枚の写真を投稿。

土砂崩れの被害を受けた広島市安佐北区で、ボランティアをしてきたことを明かしました。

1日も早く、穏やかな日常を取り戻せるように

2018年8月6日に投稿された、こちらの写真をご覧ください。足元が泥に浸かった吉田さんの姿が写っています。

今日は広島平和記念日。 先日、広島へボランティアへ行って来ました。 私が行ったのは、広島市安佐北区という地域。 土砂崩れの爪痕が今もなお残る地域です。 伺ったお宅の床下には、約5センチの高さで 大量の泥が流れ込んでいました。 この日、このお宅担当のボランティアは約20人。 掻き出し、撤去、廃棄を繰り返しますが、 掻き出しても掻き出しても奥に流れ込んだ泥が 次々と出てきてキリがありません。 おまけに猛暑の中の作業のため 15分おきに休みを取り水分補給。 20人がかりで、 朝10時から始まって午後2時を過ぎても、 一部の床下の泥さえ、 完全に掻き出し切ることは出来ませんでした。 この地区は、ニュースで流れているような 自衛隊の方々が活動されている地域に比べると、 「まだ被害が軽度」だとボランティアセンターの方が 仰っていました。それでも、一軒につき これだけの人員が必要とされます。 そして、未だ手付かずのお宅が沢山ありました。 床上浸水し、畳を全部上に上げて新聞で吸水して 扇風機で乾かしているお宅、 流れてきた水に首まで浸かり九死に一生を得た お寿司屋さんのおかあさん。 自らが被災しながらボランティアに参加している 地元の方々。 週末のボランティア参加は約400人。 平日はそれが100人まで落ち込み、 もっと少ない時は10分の1まで減るそうです。 いまだ断水している地域、 道路が寸断されている地域、 普段40分で行ける場所に6時間かかる地域、 お年寄りばかりで人手が足らず、 片付けを簡易で済ませて家の寿命を縮めている地域、 まだまだ復興には遠い。 とにかく、人手が足りないとのこと。 被災地のために私たちが出来ること、 それぞれで引き続き考えて参りましょう。 因みに、 ボランティアは自己責任で参加が大前提。 装備、飲み物、体調管理、 全てを整えて参加しなければ迷惑をかけます。 必要なものの情報は事前に手に入れ、 現地では被災された方々の気持ちを大切に。 そして、この時期はとにかく熱中症に注意。 成果が見えないとつい、まだやれると頑張ってしまい 体調を崩して本末転倒になってしまいます。 水分補給と塩分チャージを忘れずに。 「まだやれる その一言が 命取り」 現場に掲げてあった標語です。 本当にこの通りなので、決して無理はしないよう。 被災地の皆様が一日も早く穏やかな日常を 取り戻せるように祈りつつ。 最後に。 写真をSNSに上げないでいて下さったみなさま、 どうもありがとうございました。 #広島の人はみなあったかくて義理堅い #この日以来「ほうじゃろ」が口ぐせ

吉田羊( ♀)さん(@yoshidayoh_official)がシェアした投稿 –

この日、吉田さんは20名ほどのボランティアと共に、床下に大量の泥が流れ込んでしまったお宅を訪問。

みんなで約5㎝の高さがある泥を外に掻き出しては、撤去と廃棄を繰り返したそうです。ですが、いくら掻き出しても奥から次々と泥が出てキリがないことに、吉田さんはショックを受けました。

無念な想いをにじませながら、吉田さんはその時のことを次のように語っています。

20人がかりで、

朝10時から始まって午後2時を過ぎても、

一部の床下の泥さえ、

完全に掻き出し切ることは出来ませんでした。

yoshidayoh_official ーより引用

これだけの人数がいながら、家の1つも満足に掃除できない事実。

吉田さんは、体験を通して被災地の人手不足を痛感します。

この地区は、ニュースで流れているような

自衛隊の方々が活動されている地域に比べると、

「まだ被害が軽度」だとボランティアセンターの方が

仰っていました。それでも、一軒につき

これだけの人員が必要とされます。

そして、未だ手付かずのお宅が沢山ありました。

yoshidayoh_official ーより引用

続けて、いまだに断水している地域や、道路が寸断されている地域がある現状を多くの人に知らせた吉田さん。少しでも人々の助けになるように、ボランティアを行う上での注意点もあげています。

そして最後に、吉田さんはあることに関して心からの感謝を述べました。

写真をSNSに上げないでいて下さったみなさま、

どうもありがとうございました。

yoshidayoh_official ーより引用

『女優・吉田羊』ではなく、「作業を行うボランティアの一員」として現地に行った吉田さんの心を、多くの人たちが理解してくれたのでした。

投稿を読んだ人からの感想

投稿には、称賛の声がたくさん寄せられています。

【ネットの反応】

・もう、感謝しかありません。

・吉田さんの言葉が、胸に響きました。

・1人でも多くの人が、復興のために一歩踏み出してくれることを祈っています。

・酷暑の中での作業は重労働だったことでしょう。本当にありがとうございました!

被災地では、人手はもちろん物資や義援金なども必要としています。

ボランティアに行くことができない人たちも、「何かできることはないか」と改めて自分に問いかけたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
yoshidayoh_official

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