江戸川区の『水害対策マップ』が正直すぎると話題に 「破壊力がすごい」「これは英断」
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地震や津波、台風などの災害を前にすると、人間は自然の強大さに恐れおののき、己の小ささを実感します。
自然災害はいつ襲い来るか分からないため、私たちは常に対策を練らなくてはなりません。
各自治体は住民に対し、地域ごとに避難場所を指定したり、防災を呼び掛けたりしています。
江戸川区の『ハザードマップ』があまりにも正直すぎると話題に
2019年5月20日、東京都江戸川区は大規模な水害に備える『江戸川区水害ハザードマップ』を公開しました。
地元住民にも冊子を配布し、「江戸川区で水害が起こるとどうなるか」について事細かく説明。災害への備えを説きました。
そんな中、『江戸川区水害ハザードマップ』に対してネット上で「表紙があまりにも正直すぎる」と話題になっています。
江戸川区水害ハザードマップ スクリーンショット
江戸川区 ここにいてはダメです
なんと、正直に「江戸川区全域にいてはいけない」と、ほかの地域への避難を推奨!
江戸川区は荒川や江戸川などの最下流に位置しているため、関東地方に振った雨の大半がこれらの川に流れ込みます。
『江戸川区水害ハザードマップ』によると、江戸川区で水害が起こると区のほとんどが水没してしまうというのです。
表紙から強いメッセージ性を感じる『江戸川区水害ハザードマップ』は拡散され、ネット上でいろいろな意見が上がっています。
・これ我が家にも来たけど、率直すぎてもはや笑った。
・公式でこういい切るのは勇気が必要だったろうな。でもこれほどハッキリいわないとね。
・全然笑いごとじゃないのは分かってるけど、「ここにいてはダメです」の破壊力がすごい。
・地価よりも住民の命を優先する江戸川区、すごいぞ!
こうして正直に「ここにいてはダメです」と書いたのは、住民たちの命を守るためでしょう。
住み慣れた町にいると、つい危機感が薄れていってしまうもの。江戸川区のメッセージは、多くの住民をハッとさせてくれたかもしれません。
[文・構成/grape編集部]