地震のごみ集積場にブラウン管テレビ 熊本市長「便乗ゴミはダメ」
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出典:@K_Onishi

「たかが30cm」「津波しょぼい」に憤りの声 「絶対に侮っちゃいけない」日本各地で津波警報が発表された2025年7月30日。実際に到達した津波に対し「30cmの津波なんてしょぼい」などという声が上がって…?

津波のスピードは『ジェット機並みの速さ』になることも 警報が発表された時の行動は?2025年7月30日8時25分頃、ロシアのカムチャツカ半島付近で、マグニチュード8.7の地震が発生。その影響で、同日11時現在、北海道から本州、九州まで、太平洋側を中心に広い範囲で『津波注意報』および『津波警報』が発表されています。津波警報が発表されたら、すぐに避難を始めることが大切です。
「便乗ゴミはダメ」
地震の被害の状況などを伝えている熊本市長のTwitterに、こんな投稿がありました。災害ゴミに便乗したゴミの投棄があるのだそうです。
地震による災害ゴミは、申し込みをすれば粗大ゴミであっても無料で処理することができます。ですが、地震災害ゴミであっても、家電リサイクル法対象品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)やパソコンなどは市で処理を行っていません。
熊本市のホームページにゴミの取り扱いについての記載がありますが、周知されていないのかもしれません。
熊本市長のツイートに対しては、「チューナーをつけてブラウン管テレビを使い続けている人がいるのもわかって」という反応が見られました。
ですが、「知らずに出してしまった」という人だけでなく、処理にお金がかかることがわかっていて、災害に「便乗」して投棄している人も少なからずいるようです。
そのせいで処理に時間がかかったり、車が通れなかったりと、困っている市民の声も聞かれました。
復興が進むにつれて、災害ゴミの処理が新たな問題になってきているようです。地震で壊れてしまうまでは、誰かの大切な持ち物であったのに、ゴミとなってしまうのはとても悲しいこと。ですが、一日も早く穏やかな暮らしを取り戻せるように、ルールを守りながら処理が進められることが望まれます。