舘ひろし率いる石原軍団、熊本で炊き出し1万2000食 なぜこの時期に?
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- 出典
- 産経スポーツ
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俳優の舘ひろしさんが2016年6月11日、石原プロモーション所属の宮下裕治さん・金児憲史さん、他新人を引き連れて熊本県益城町へ。復興支援のための炊き出しを行いました。
石原プロによる炊き出しは、阪神淡路大震災、東日本大震災の被災地でも行われてきました。石原プロ恒例の炊き出しは、渡哲也さんが隊長。ですが渡さんは急性心筋梗塞による手術後のリハビリ中のため、今回は舘さんが隊長に任命されました。
渡さんが名付けた『熊本 元気食堂』は、手作りの看板とともに舘さんに託されたのです。
炊き出しでは石原プロ名物のカレー、豚汁、しょうが焼き、サラダなどなど…そして舘さん担当のお汁粉など1200食が振る舞われました。
「5年ぶりで体力が落ちた、疲れた」と語る舘さんですが、被災者の気持ちに寄り添いたいとの思いから、ホテルではなく車中泊するとのこと。その心意気に感服してしまいます。
炊き出しは15日まで熊本県内の各所で行われ、合計1万2000食が振る舞われる予定。この日は仕事で遅れた神田正輝さんもあとから合流、12日から本格的に参加します。
なぜこの時期に? と思われるかもしれません。発案者の渡さんは、震災が発生した直後、4月16日には炊き出しの計画を開始。準備を重ね、慎重に時期を見てこの日の訪問となったそうです。
地震の発生から約2ヶ月。復興は進んでいますが、現地ではまだ不自由な暮らしをしている人が多くいます。避難中の人々には、いまだにコンビニ弁当しか食べられないという人も。温かい食事にどんなにか心が励まされたことでしょう。
時間が経つにつれて、被害を受けていない地域の人々のなかでは、熊本のことがどうしても頭から離れていってしまいます。そんな時期、石原軍団が訪れて現地に元気を分けてくれたことは、被災地の人々の力になったのはもちろんのこと、それ以外の人々にとっても気づきを得られる出来事となりました。人々の関心が薄れてきたこの時期の訪問は、過去の震災での支援の経験をもつ石原軍団だからこそ、だったのではないでしょうか。
舘ひろしさん、石原プロの皆さん、ありがとうございます!!