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「樹木さんは強面の人よりも怖い」 共演者のエピソードに納得の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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2018年9月15日に、75歳で亡くなった女優の樹木希林さん。飾らない言葉や真っ直ぐな性格が、多くの人に愛されていました。

そんな樹木さんと共演したことのある俳優の坂上忍さんが、2018年9月17日に放送されたバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)で印象を語りました。

坂上忍「全部バレる」

番組では、樹木さんの役者人生や死生観など、その生きざまを特集。街頭インタビューでは、樹木さんの訃報に「すごくショックです」といった声が上がっていました。

さまざまなエピソードが語られる中、坂上さんは樹木さんの印象をこのように語ります。

強面の俳優さんとかいるじゃないですか。

小さいころから(芸能活動を)やりすぎちゃっているせいか、あんまり怖いと思ったことがなくて。

ただ、希林さんとかだと、もう正直に生きてらっしゃるかたなんで、『全部バレる』っていうね。

もう、その怖さが一番怖いですよ。

とりつくろったり、なんかちょっとウソついたり、なんか体のいいことでちょっと済まそうとすると「あぁー、あなたこういう時はそうするんだ」みたいな圧を感じちゃって。

でもそういう先輩って本当に大事だと思うんです。

バイキング ーより引用

自分にも他人にも正直な樹木さん。

「とりつくろったり、ウソをついたりするとすぐにバレてしまう」と、坂上さんは圧力と同時にありがたさを感じていたようです。

また、ドラマで樹木さんと共演した時のエピソードも明かします。

リハーサルなど、自分の出番ではない時は、喫煙ルームで台本とにらめっこしているという坂上さん。樹木さんのリハーサルの時は、「どのような演技をするのか」と気になり見に行ったのだそうです。

希林さんのシーンの時は見たくて、ちょっとリハーサル室に行って、ジーッと見てたのね。

そしたら、1回リハーサルしてみるじゃないですか。そうすると希林さんがボソボソッてね、「このセリフは、こうやっていえばいいの?」とか「このセリフの時は、あっちに動くの?」とか(監督に)いうわけ。

なんてことない言葉だけど、希林さんがいう言葉だし、お芝居なんて、なんてことのないことの積み重ねなので、その時にその監督さんがどういう受け止めかたをして、どういう返しかたをするかで、その監督さんの力量も図られちゃうみたいな(感じがする)。

緊張があって、俺らはそれをジーッと見ていて。

で、それが希林さんと同じシーンが回ってくると、(そういった対応が)こっちに回ってくるわけよ。

「いまのセリフって、その間合いでいうの?」っていわれて、「あぁぁ…はい!」って。

それが〇なのか、×なのかが分からないから、「もうちょっと詰めたほうがいいですか?」(って聞くと)「うんん、全然お好きにどうぞ」とかいわれて、もう放置プレイみたいになってくるわけ。

ただね、あの緊張感を与えてくれる先輩は、そうそういないと思います。

バイキング ーより引用

名女優といわれた樹木さんを表すようなエピソードに「希林さんらしいですね」「自分に正直だからこそ、見抜いてしまいそう」といった声が上がっていました。

自分に正直に生き続けた樹木さんの生きざまに、多くの人が恐れにも似た憧れを抱いていたのかもしれません。

坂上さんのエピソードに、樹木さんの存在の大きさを改めて感じさせられます。


[文・構成/grape編集部]

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出典
バイキング

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