「樹木さんは強面の人よりも怖い」 共演者のエピソードに納得の声 By - grape編集部 公開:2018-09-18 更新:2019-02-11 坂上忍樹木希林 Share Post LINE はてな コメント 2018年9月15日に、75歳で亡くなった女優の樹木希林さん。飾らない言葉や真っ直ぐな性格が、多くの人に愛されていました。 そんな樹木さんと共演したことのある俳優の坂上忍さんが、2018年9月17日に放送されたバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)で印象を語りました。 坂上忍「全部バレる」 番組では、樹木さんの役者人生や死生観など、その生きざまを特集。街頭インタビューでは、樹木さんの訃報に「すごくショックです」といった声が上がっていました。 さまざまなエピソードが語られる中、坂上さんは樹木さんの印象をこのように語ります。 強面の俳優さんとかいるじゃないですか。 小さいころから(芸能活動を)やりすぎちゃっているせいか、あんまり怖いと思ったことがなくて。 ただ、希林さんとかだと、もう正直に生きてらっしゃるかたなんで、『全部バレる』っていうね。 もう、その怖さが一番怖いですよ。 とりつくろったり、なんかちょっとウソついたり、なんか体のいいことでちょっと済まそうとすると「あぁー、あなたこういう時はそうするんだ」みたいな圧を感じちゃって。 でもそういう先輩って本当に大事だと思うんです。 バイキング ーより引用 自分にも他人にも正直な樹木さん。 「とりつくろったり、ウソをついたりするとすぐにバレてしまう」と、坂上さんは圧力と同時にありがたさを感じていたようです。 また、ドラマで樹木さんと共演した時のエピソードも明かします。 リハーサルなど、自分の出番ではない時は、喫煙ルームで台本とにらめっこしているという坂上さん。樹木さんのリハーサルの時は、「どのような演技をするのか」と気になり見に行ったのだそうです。 希林さんのシーンの時は見たくて、ちょっとリハーサル室に行って、ジーッと見てたのね。 そしたら、1回リハーサルしてみるじゃないですか。そうすると希林さんがボソボソッてね、「このセリフは、こうやっていえばいいの?」とか「このセリフの時は、あっちに動くの?」とか(監督に)いうわけ。 なんてことない言葉だけど、希林さんがいう言葉だし、お芝居なんて、なんてことのないことの積み重ねなので、その時にその監督さんがどういう受け止めかたをして、どういう返しかたをするかで、その監督さんの力量も図られちゃうみたいな(感じがする)。 緊張があって、俺らはそれをジーッと見ていて。 で、それが希林さんと同じシーンが回ってくると、(そういった対応が)こっちに回ってくるわけよ。 「いまのセリフって、その間合いでいうの?」っていわれて、「あぁぁ…はい!」って。 それが〇なのか、×なのかが分からないから、「もうちょっと詰めたほうがいいですか?」(って聞くと)「うんん、全然お好きにどうぞ」とかいわれて、もう放置プレイみたいになってくるわけ。 ただね、あの緊張感を与えてくれる先輩は、そうそういないと思います。 バイキング ーより引用 名女優といわれた樹木さんを表すようなエピソードに「希林さんらしいですね」「自分に正直だからこそ、見抜いてしまいそう」といった声が上がっていました。 自分に正直に生き続けた樹木さんの生きざまに、多くの人が恐れにも似た憧れを抱いていたのかもしれません。 坂上さんのエピソードに、樹木さんの存在の大きさを改めて感じさせられます。 [文・構成/grape編集部] 出典 バイキング Share Post LINE はてな コメント
2018年9月15日に、75歳で亡くなった女優の樹木希林さん。飾らない言葉や真っ直ぐな性格が、多くの人に愛されていました。
そんな樹木さんと共演したことのある俳優の坂上忍さんが、2018年9月17日に放送されたバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)で印象を語りました。
坂上忍「全部バレる」
番組では、樹木さんの役者人生や死生観など、その生きざまを特集。街頭インタビューでは、樹木さんの訃報に「すごくショックです」といった声が上がっていました。
さまざまなエピソードが語られる中、坂上さんは樹木さんの印象をこのように語ります。
自分にも他人にも正直な樹木さん。
「とりつくろったり、ウソをついたりするとすぐにバレてしまう」と、坂上さんは圧力と同時にありがたさを感じていたようです。
また、ドラマで樹木さんと共演した時のエピソードも明かします。
リハーサルなど、自分の出番ではない時は、喫煙ルームで台本とにらめっこしているという坂上さん。樹木さんのリハーサルの時は、「どのような演技をするのか」と気になり見に行ったのだそうです。
名女優といわれた樹木さんを表すようなエピソードに「希林さんらしいですね」「自分に正直だからこそ、見抜いてしまいそう」といった声が上がっていました。
自分に正直に生き続けた樹木さんの生きざまに、多くの人が恐れにも似た憧れを抱いていたのかもしれません。
坂上さんのエピソードに、樹木さんの存在の大きさを改めて感じさせられます。
[文・構成/grape編集部]