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ゲイの世界をイラストで表現 伝えたかったある『思い』とは

By - grape編集部  公開:  更新:

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SNSの普及に伴い、誰もが自由に自分の思いを表現し発信できるようになりました。

また、表現方法は文章、写真、映像、イラストなどさまざま。SNSで発信した誰かの思いは、時に社会的ムーブメントを起こすパワーを秘めています。

イラストレーターとして活躍している、彰山ダンさんも、自身の思いをSNS上で発信する1人。雑誌の挿絵などを手がける彼の作風は、暖かみがありどこか懐かしさも感じさせてくれます。

彰山ダンさんが自身のInstagramで公開している作品は、主に男女を描いたものが中心です。その中には、男性カップルを描いたものも。

仕事としての作品ではないオリジナル…彼がゲイをテーマにした作品をSNSで公開する理由を聞きました。

「あなたの隣にもゲイはいる」

彰山ダンさんが、イラストレーターとして活動を始めたのは2014年のこと。これまでに、雑誌『anan』や通信会社『NTT docomo』のカタログなどに作品を提供してきました。

また、2018年には、日本イラストレーター協会主催の『JIA Illustration Award 2018』に入選し、より幅広い活躍が期待されます。

――SNSで作品を公開しようと思ったきっかけは。

単純に誰かに見てほしかったからです。

1人で描いていると、自分の思いだけがあふれかえってしまいそうになります。そんな中で、反応がもらえるととても嬉しいですし、励みになります。

――ゲイをテーマにした作品を公開しようと思ったきっかけは。

極度の妄想癖があるので、仕事以外で描くオリジナルの作品は自分が「したい、されたい、なりたい」という思いを詰め込んでいます。

その中で、ゲイをテーマにしたものは、素直に自分の妄想が落とし込める気がして描き始めました。

「妄想を重視している」と語る彰山ダンさん。しかし、作品を通して伝えたい思いもしっかりあるといいます。

――作品を通して伝えたいテーマとは。

昔、どこかで聞いた「あなたの隣にもゲイはいる」という言葉がいまだに心に残っています。

自身の性的指向を公言するなどオープンなマインドも必要だと思う反面、社会や人々がLGBTの存在を身近に感じることや知ることが必要なのではないかと考えるようになりました。

プライベートではゲイであることを家族や周囲にも公言しているという彰山ダンさん。

また、自身もオープンなマインドの持ち主であり、ゲイであることについて「聞かれたら答える」というスタンスだと語ります。

しかし、「真面目にゲイの世界を伝える知識は持ち合わせてはいない」ともいい、そこで選んだのがイラストという方法でした。

ゲイとして感じたことや行動を、できる限り異性愛者の人たちと同じテンションで伝えようと思っています。その1つの手法としてイラストを用いている感じです。

最後に、彰山ダンさんは今後の展望としてこうも語ってくれました。

「ささやかな幸せの瞬間」を描きたいと思っています。僕のイラストを見て、当たり前で気付けないような幸せの日々を見つけられる手伝いができたら幸せです。

自身の作品について、彰山ダンさんは当初「自分の妄想を投影した作品」と語っていました。しかし、作品の根本にあるのは純粋な愛の形です。

誰かを愛し、共に過ごす時間を大切にしたいという思いは、性的指向に関係なくすべての人に共通するもの。そこに、差別や偏見はありません。

「異性愛者の人たちと同じテンションで…」という彰山ダンさんの考えは、同性愛者も異性愛者も『愛』という共通の思いで、人はつながることができるのだと思わせてくれます。

彰山ダンさんのほかの作品はコチラから

今後の展望として、ほかにも「ファッション雑誌『VOGUE』にイラストが掲載されること」や「歌手の槇原敬之さんの、アルバムジャケットイラストを手がけたい!」、そして「個展の開催」をあげていた彰山ダンさん。

未来への期待にみちあふれている彰山ダンさんの作品は、Instagramなどからも楽しめますので、ぜひご覧ください!


[文・構成/grape編集部]

出典
yamasakitomoaki

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