１週間しかなかった『昭和64年』に、あの金メダリストが誕生！改元前に、1989年を振り返ると？

体操ニッポンのエースは昭和６４年生まれ！

各府省などが公表している統計データをまとめたウェブサイト『政府統計の総合窓口（e-stat）』によると、１９８９年の出生数は約１２４万人。

日によって出生数は異なるため、正確な数字を把握することはできませんが、１月１日から７日までの出生数は２万４千人弱と推測できます。

１週間しかなかった昭和６４年に生まれた、約２万４０００人の子ども。その中には、のちにオリンピックで金メダルを獲得し、日本中を熱狂させる人物がいました。

それは…。

体操の内村航平（うちむら・こうへい）選手です。

昭和６４年１月３日生まれの内村選手は、１９歳の時に初出場した北京オリンピックで、個人総合銀メダルを獲得。団体での銀メダル獲得にも貢献しました。

その後、２０１２年ロンドンオリンピックの個人総合で自身初となる金メダルを獲得。２０１６年リオデジャネイロオリンピックでは個人総合を連覇しただけでなく、団体でも金メダルを獲得しました。

内村航平の名前の由来は？

『航平』という名前の理由は諸説ありますが、「誕生の４日後に公表された平成という元号にあやかり、時代を真っ直ぐ渡れるように名付けられた」ともいわれています。

昭和最後の年に生まれ、平成で前人未到の記録を次々と打ち立ててきた内村選手。新元号になってから行われる東京オリンピックでの活躍も期待されています。

ボクシングの世界チャンピオンや人気アイドルも昭和６４年生まれ

昭和６４年生まれの有名人は、内村選手だけではありません。ボクシングの元世界チャンピオン・亀田大毅（かめだ・だいき）さんも昭和６４年１月６日生まれです。

亀田３兄弟の次男として、TVなどのメディアで注目された元ボクサー。挑発的な発言やファイトスタイルから批判的な意見が少なくありませんでしたが、本業のボクシングでは２階級制覇を成し遂げています。

２０１５年に現役を引退し、現在はバラエティ番組などにも出演。現役時代は強面なイメージが強かったものの、２０１８年１２月３１日に放送された人気バラエティ『笑ってはいけないとレジャーハンター２４時』（日本テレビ系）に出演し、シュールな姿を見せてくれるなど、印象も少しずつ変わってきています。

AKB48やNMB48の元メンバー、梅田彩佳（うめだ・あやか）さんも昭和６４年生まれ。内村選手と同じ１月３日生まれです。

AKB48では、数少ない昭和生まれとして「イジられることもあった」といいますが、一方では『昭和６４年生まれ』をネタにさまざまなメディアで注目されることも。

現在はバラエティ番組で活躍するほか、女優としてドラマに出演するなど活動の幅を広げています。

国民的人気バンドも昭和６４年に…

人物ではありませんが、人気ロックバンド『Mr.Children』も昭和６４年に転機を迎えています。

元々は『THE WALLS』という名前で活動をしていましたが、昭和６３年の年末にメンバーが改名について相談。昭和６４年１月１日からバンド名を『Mr.Children』に変更しました。

その後、ヒットを次々に飛ばし、国民的ロックバンドともいうべき存在に。その第一歩は、１週間しかなかった昭和６４年にあったのです。

新元号で活躍するのは平成生まれ！

２０１９年２月２４日には、ご即位３０年を記念した式典にご出席された天皇陛下。

天皇陛下のスピーチの途中、アクシデントにお気づきになられた皇后陛下がフォローされる姿も話題になりました。

また、それに先立ち、２１日には記念硬貨の引き換えも開始。

そして、４月１日に公表された令和という新たな元号。

令和に対し、多くの人がさまざまな感情を持っていることでしょう。

しかし、昭和６４年生まれの内村選手が平成の世をわかせたように、令和の時代を盛り上げるのは平成生まれの人たちです。

あのスーパースターは平成３１年生まれだったのか…あとから思い出した時に「驚くような人物が平成の最後に生まれていた」ということがあるのかもしれませんね！

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[文・構成／grape編集部]