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令和時代の幕開け 穏やかな日々を心から願って

By - 押阪 忍  公開:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

令和時代の幕開け

2019年5月1日、新天皇陛下がご即位され、国民の新しい象徴となられました。

4月30日の夕方、前天皇陛下は「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」という、約2分の最後のお言葉を、ひと言ひと言 かみしめるように述べられ、ご退位なさいました。私は 静かな感動と感謝をもって、そのお言葉を拝聴いたしました。

そして翌日5月1日、凛として若々しい新天皇陛下がご即位され、皇太子妃雅子さまは新皇后に、前の陛下は上皇に、前の皇后美智子さまは上皇后となられ、平成は幕を閉じ、新元号『令和』の時代の幕開けとなりました。

『平成』を送り『令和』を迎えるこの日、全国各地では祝賀のカウントダウンが行われたようです。

青森のむつ市では 大花火大会が、東京渋谷のスクランブル交差点では 雨の中、傘を差した約5千人が、ヤクルトの応援とは違う祝いの傘の舞い、大阪の道頓堀では 数人がドボンドボンと落下の舞い、岐阜県の名物郡上ぐじょう踊りは、令和を寿ことほぎ朝まで踊り、日本列島は祝賀一色になりました。

そして5月4日、新天皇陛下は、新皇后さまと皇室の方々と、宮中での国民一般参賀に、なんと午前3回、午後3回とお出ましになり、「…国民に感謝し、世界の平和を願う…」とのお言葉を述べられました。

午前10時の参賀では、約5万人の国民が日の丸の小旗を打ち振り、新しく国民の象徴となられた新天皇を祝賀し、新皇后陛下も、にこやかに美しい笑顔で応えられました。この日は約14万人が 全国各地から参賀されたそうです。

日本中が湧いた平成から令和への日々でしたが、新天皇・新皇后陛下の、皇室でのこれからのご日程は 非常にタイトと聞いています。5月27日には、アメリカのトランプ大統領夫妻が、国賓第1号としての来日が決定。両陛下のご緊張の日々が続きます。

令和時代の幕開きが、生新さの中にも 皇室も我々市民生活も、穏やかな日々のスタートとなることを 心から願っております。

<2019年5月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2019年現在、アナウンサー生活61年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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