笑いごとでは済まされない? オーストラリアの新紙幣にありえない『ミス』
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2019年4月上旬、日本の紙幣が20年ぶりに刷新されることが発表され、大きな話題になりました。
オーストラリアでも2018年から新たな50ドル札が発行され始めたのですが、笑いごとでは済まされない致命的な『印刷ミス』が発覚し、波紋が広がっています。
紙幣に印刷された単語にスペルミス
新しい50ドル札には、女性政治家の故エディス・コーワン氏が描かれており、2018年の秋ごろからオーストラリア国内に流通していました。
新札には、肉眼で確認するのもやっとな小ささで、エディス氏の過去のスピーチが印字されています。
しかし2019年5月9日、流通している新札にスペルミスがあったことが発覚。
「It is a great responsibility to be the only woman here, (訳:この場にいるただ1人の女性としての責任は重大で、)」の『responsibility』の部分が『responsibilty』となったまま、印刷されてしまっていたのです。
一部報道によると、すでにオーストラリア国内で4600万枚の新50ドル札が流通しており、日本円に換算すると約1770億円(2019年5月11日時点)にもなるといいます。
紙幣を発行するオーストラリア準備銀行は、今回のスペルミスを認め、今後の発行分から修正することを発表。
なお、スペルミスが発覚した経緯は、ラジオ番組のリスナーから匿名で番組宛に情報が寄せられたことでした。
サイズが小さく肉眼では判別しにくそうなこともあり、今回のスペルミスの発覚後「よく気付いたな」と驚く声も上がっています。
日本では、5年後の2024年上期をめどに新紙幣が発行される予定。オーストラリアのようなミスはまれだとは思うものの、もしも日本で同様のミスがあったとしたら…想像するだけでもゾッとします。
[文・構成/grape編集部]