「SNSってすごい…」「まさかのプロが来た」 お寺の住職の投稿に驚愕 By - grape編集部 公開:2019-06-14 更新:2019-06-14 住職 Share Post LINE はてな コメント 北九州市八幡東区にある浄土真宗本願寺派永明寺で住職をしている、松崎智海(@matsuzakichikai)さん。Twitterにユーモアあふれる投稿をしており、多くの人から人気があります。 2019年6月13日には、お寺で起こった一連の出来事を投稿。まさかの展開に、驚きの声が上がっています。 墓地に現れたハチに困った住職 ある日、永明寺のお墓にハチが住み着く事態が発生。 お墓の持ち主が不明になっていたため、松崎さん自身が駆除をしようとしました。 しかし、とても素人の手に負えるものではなく、頭を抱えた松崎さんはSNSに状況を投稿。すると、フォロワーのこんな指摘から思いがけない展開になりました。 「そのハチ、ニホンミツバチじゃね?」 すると、投稿を見たニホンミツバチの養蜂家である『JBee Farm』が、「ハチをウチで引き取る」と名乗りを上げたのです! ニホンミツバチとは、日本在来のおとなしいミツバチのこと。養蜂場では輸入したセイヨウミツバチを使用するところが多いのですが、一部ではニホンミツバチを養蜂しているところもあります。 実際に養蜂家の人が回収に来てくれた時の写真がこちら。 お墓の納骨室を開けると、そこにはニホンミツバチの巣が! 巣にはハチミツがたっぷりと詰まっていました。 お墓に蜂が発生🐝↓お墓の持ち主不明↓住職が駆除してね↓住職「嫌だなぁ」SNS発信↓フォロワーさん「それニホンミツバチじゃね?」↓養蜂家登場「蜂ごと移します。私に任せなさい。」←イマココ pic.twitter.com/1olwAa6nVW— 松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派♪永明寺住職 (@matsuzakichikai) 2019年6月13日 『JBee Farm』によると、まだ肝心の女王バチが見つかっていないとのこと。 当初は女王バチを巣箱に入れて、働きバチを呼び込む予定でした。しかし、納骨室の奥にニホンミツバチが入ってしまい手が届かなかったため、後日吸引器を使って捕獲する予定だそうです。 人々をつなげたSNSの功績 松崎さんは、今回の出来事を通して改めてSNSの力を感じたそうです。後日、彼は次のように投稿しました。 うまくいかず途方にくれていたところにSNSで助言をいただきました。それは殺さずに生かす知恵でした。そこで初めて駆除以外の方法を知りました。今回学んだのは、正しい知恵や知識があれば殺すという選択肢が生かすということに変わりうるということです。ここに人が学ぶ意味があると思います。続— 松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派♪永明寺住職 (@matsuzakichikai) 2019年6月13日 SNSは個人では限界のある知識をつなげてくれます。怨嗟を拡散することもできるが、素晴らしい知識を共有することもできる。SNSのたった一つのコメントが、殺したい対象を生かしたい対象に変えてくれたこと、そして他人事にも関わらず真剣に関わってくださる方々がおられることに心から感謝します。— 松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派♪永明寺住職 (@matsuzakichikai) 2019年6月13日 「SNSは、怨さを拡散することもできるが、素晴らしい知識を共有することもできる」 正しい知恵や知識があれば「殺す」という選択肢が「生かす」に変わりうるということを学び、多くの人に助けられたことを感謝した松崎さん。 投稿を見た人たちからは、「攻撃的ではないハチでも、お墓参りに行く人は嫌がりますからね。ハチを生かす道が見つかってよかったです!」「これぞ、SNSの正しい使いかただ」「養蜂家さん、頼もしい!まさかのプロの登場ですね」などのコメントが寄せられています。 助けを求めれば、手を差し伸べてくれる人々がいる…そんなことを教えてくれる出来事ですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 @matsuzakichikai/JBee Farm Share Post LINE はてな コメント
北九州市八幡東区にある浄土真宗本願寺派永明寺で住職をしている、松崎智海(@matsuzakichikai)さん。Twitterにユーモアあふれる投稿をしており、多くの人から人気があります。
2019年6月13日には、お寺で起こった一連の出来事を投稿。まさかの展開に、驚きの声が上がっています。
墓地に現れたハチに困った住職
ある日、永明寺のお墓にハチが住み着く事態が発生。
お墓の持ち主が不明になっていたため、松崎さん自身が駆除をしようとしました。
しかし、とても素人の手に負えるものではなく、頭を抱えた松崎さんはSNSに状況を投稿。すると、フォロワーのこんな指摘から思いがけない展開になりました。
「そのハチ、ニホンミツバチじゃね?」
すると、投稿を見たニホンミツバチの養蜂家である『JBee Farm』が、「ハチをウチで引き取る」と名乗りを上げたのです!
ニホンミツバチとは、日本在来のおとなしいミツバチのこと。養蜂場では輸入したセイヨウミツバチを使用するところが多いのですが、一部ではニホンミツバチを養蜂しているところもあります。
実際に養蜂家の人が回収に来てくれた時の写真がこちら。
お墓の納骨室を開けると、そこにはニホンミツバチの巣が!
巣にはハチミツがたっぷりと詰まっていました。
『JBee Farm』によると、まだ肝心の女王バチが見つかっていないとのこと。
当初は女王バチを巣箱に入れて、働きバチを呼び込む予定でした。しかし、納骨室の奥にニホンミツバチが入ってしまい手が届かなかったため、後日吸引器を使って捕獲する予定だそうです。
人々をつなげたSNSの功績
松崎さんは、今回の出来事を通して改めてSNSの力を感じたそうです。後日、彼は次のように投稿しました。
「SNSは、怨さを拡散することもできるが、素晴らしい知識を共有することもできる」
正しい知恵や知識があれば「殺す」という選択肢が「生かす」に変わりうるということを学び、多くの人に助けられたことを感謝した松崎さん。
投稿を見た人たちからは、「攻撃的ではないハチでも、お墓参りに行く人は嫌がりますからね。ハチを生かす道が見つかってよかったです!」「これぞ、SNSの正しい使いかただ」「養蜂家さん、頼もしい!まさかのプロの登場ですね」などのコメントが寄せられています。
助けを求めれば、手を差し伸べてくれる人々がいる…そんなことを教えてくれる出来事ですね。
[文・構成/grape編集部]